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山を越え、入江沿いのその先へ

めぐりめぐらすを後にして、もと来た山道を戻る。今日
に限っては電動アシスト自転車のGOTOCHARI。急な
山道をすいすいと上っていく。半泊で訪れたカフェ
に教会に蒸留所のどれも閉まっていて、時間に余裕が
できた。もう少し足をのばして五島の風景を楽しもう。

いつもなら急な山道は苦手だが
今日に限っては電動アシスト自転車ですいすいと
半泊湾を振り返る余裕もある
車ならあっという間のこの道も自転車では一苦労だ
木々に囲まれた山道では
重なる枝葉のシルエットも楽しみつつ
豊かな緑に包まれた道を進む
森を抜けて民家の横を通り過ぎ
次の目的地へと自転車を走らせる
天気は回復し、青空の下の気持ちのよい自転車旅
広がる草原や山並みを眺めながら
複雑な入江沿いを進んでいく
空と海と山並みが続く風景や
河原に流木。いいちこ的世界観

いいちこの焼酎もポスターも大好きなものの一つ

そしていつもように道沿いの倉庫。ラインも気になる
入江の先の川を渡って
今度は田園と山並みの風景の中
平坦な道を順調に進む。突き当りを右に進み
水面に映る風景を過ぎ
入江を越えてもうしばらく進んで
目的地の水ノ浦教会へ
ここは現存する木造教会として国内最大規模であるという
その美しい白亜の姿は貴婦人のような教会とも
出入り口のアーチの開口も優美なデザインで
小さな十字架の建てられた鐘塔を見上げつつ
教会のまわりをぐるりとめぐる
外壁の装飾と連なるアーチ窓のデザインも美しい
五島の椿はステンドグラスのモチーフにも
背面から眺める水ノ浦教会も美しい
アーチのデザインが連続するように、教会の奥に見えるのは
隣接して建てられている修道院
水ノ浦教会のルルド。五島は祈りの島
建物の周囲をめぐり、その美しさに見とれつつ
最後に建物を見上げ、水ノ浦教会を後にする
半泊湾から山道を越え、入江に沿って水ノ浦教会へ

山道を越え、入江沿いに進んだ先に建つ水ノ浦教会は
1938年、鉄川与助により建てられた。今回は鉄川与助
の教会建築を巡る旅でもある。ロマネスク、ゴシック、
和風建築が混合した木造教会は、長崎の大浦天主堂と
同型であるという。さて旅も終盤、福江の街へ戻ろう。

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