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五島の旅を始めよう

博多から九州での旅を続けて、ようやく長崎へと
たどりついた。島原、平戸、西海、長崎、雲仙と
広がる海の風景に、キリシタンの歴史にふれる旅
を続けてきた。そして長崎の最後の旅は五島列島。
ここはキリシタンの歴史を語る教会が建つ島だ。


早朝の青方港。雲行きはあやしいがひとまず出発 
広がる港の風景と
水面にうつる景色を眺めながら
港をこえて海沿いの道を進む
しばらく進むと高台の上に見えてくる教会は
大曽教会。五島列島には50ケ所程の教会が建つ
教会の前で両手を広げるキリスト像や
さまざまな装飾が施されたレンガの外壁を見上げつつ
建物のまわりをめぐってみる
花模様のスランドグラスの窓は
アーチ状となり外観のデザインを構成する
正面の鐘塔の下の入口もア―チ状に
レンガの納まりや窓のデザインや
教会に広がる風景を楽しんだ
正面の教会の鐘塔を見上げ
水たまりに映る影
両手を広げるキリストの像の他に
祈りを捧げるマリア像も。今回の旅も祈りの風景をめぐる旅
そしてまだ早朝の大曽教会を後にする


大曽集落の中にそびえる大曽教会

教会をめぐる旅は、鉄川与助によって手掛けられた

田平天主堂、今村天主堂、そして大曽教会へ

教会建築の父、鉄川与助の手掛けた教会も巡る旅

大曽教会に到着したのは、まだ早朝で、教会もまだ
閉まっている時間。鉄川与助によって手掛けられた
教会建築を外観だけでも楽しもうと思いやってきた。

1913年に完成した双塔形式の今村天主堂から3年後、
1916年に完成した大曽教会は、中央に方形の一つの
鐘塔を置き頂部にハ角ドームを据える形式へ向かう
挑戦の第一歩であったという。そして1918年、同じ
形式の田平天主堂が平戸に建てられた。鉄川与助の
手掛けた教会をめぐるのも旅の楽しみのひとつだ。









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