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平戸島のそのまた向うの島へ

長崎県のまわりに広がる海。そしてそこに浮かぶ島々。
長崎県は日本でもっとも島の多い県で、その数は1479
に上るという。2番目は僅差で北海道。ちなみに私の
故郷の三重県は540で10位につけている。いつの日か
三重の海と島々の風景の中も自転車で走ってみたい。


今回の旅の舞台は長崎県の平戸。これまでにも3つの
教会をめぐってきた。カトリック紐差教会を後にして、
折り返し次の目的地へ。平戸島の先に位置する生月島。
ここにも鉄川与助によって手がけられた教会がある。

紐差カトリック教会を後にして
また田園風景の中を
山並みを眺めながら進む
道沿いには犬と思いきやヤギ
今度は海沿いを順調に自転車を走らせる
空いっぱいの雲の下
広がる海と棚田の風景
遠くにうっすらと見えるのは五島列島
山間の農村の景色と
棚田の向こうに広がる海
水のある風景を楽しみつつ
緑鮮やかな棚田の風景を中を走る
快調に進み、生月大橋を渡り生月島までやってきた
目指す教会は高台の上にある
ようやくカトリック山田教会に到着
今は石とレンガの外観に
ここにもルルドの聖母の像
1634年に殉教した聖トマス西の列聖記念碑
時を同じくして殉教した15聖人の1人の京都の聖ラザロ
聖トマス西は生月で殉教したガスパル西の息子でもある
現在の教会は石張のファサード。とても珍しい外観だ
圧巻の内部空間も味わって
カトリック山田教会を後にする
海沿いを走り橋を渡り生月島へ

感動的な内部空間の様子が動画に

カトリック山田教会は、1912年、鉄川与助が33歳の
時に手がけた教会。煉瓦造で当初の建物は全体的に白
の漆喰であったようで、現在の姿の正面が石張り、側面
がレンガ貼とされたのは、比較的最近のことのようだ。

教会の内部空間は圧巻であった。リヴ・ヴォールトの
天井は曲面にあわせた板張りの仕上げ。周囲ぐるりに
はさまざまなデザインのレリーフが設置されている。
そのひとつひとつの図柄に惹かれ、しばらく見とれる。
他の教会とはまた違った濃密な空間がそこにあった。


生月島にはほかにも魅力的な風景がある

生月サンセットウェイはCMロケ地にも

また生月島には生月サンセットウェイという海に沈む
夕日を眺めながら走ることができる道がある。そして
島の先には大バエ灯台。時間があれば生月島をぐるり
と回りたいと思いつつも、今回の旅は教会をめぐる旅。
次の本日最後となる教会は、平戸の町にそびえている。





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