見出し画像

降り出した雨の中でも、教会をめぐる旅を続けよう

頭ヶ島集落を後にする頃、なんとか持ちこたえていた
天気も崩れ、雨足が強くなってきた。カバンからレイン
ウェアを取り出し次の目的地を目指す。雨に打たれて
の15kmの道程に途中挫けそうにもなるが、最後の長崎
の旅。この雨の道中もきっとよい思い出となるはずだ。

頭ヶ島集落を後にして。正面のロクロ島でとれた
砂岩も頭ヶ島天主堂の建設に使われているという
もと来た道を引き返し、また橋を渡り
山道を走り、トンネルを抜ける
雨に打たれつつも海の風景や
道沿いの風景を記録に留める
2013年に138年の歴史に幕を降ろした小学校
立派なアプローチと建物に当時の風景を思い描く
時間が止まったままの場所。その風景に引き込まれる
依然、雲は厚く、雨は振り続く中を
途中、休憩しつつもなんとか次の目的地へ
ここは旧鯛ノ浦教会。点在する教会をたどる旅は続く
教会によって異なる形のアーチの窓にも目を止める
1903年に建設された木造の教会に増築された鐘塔には
原爆で崩壊した旧浦上天主堂の煉瓦が用いられているという
長崎での悲しみの記憶は、場所を変えて受け継がれていく
地図の右上に位置する頭ヶ島天守堂からのここまでの道のり
奥に再現された聖地ルルドには
 微笑みをたたえる聖母マリア像 
隣には1979年に建てられた新しい教会。旧鯛ノ浦教会
は資料室や教会学校の教室として使われているという
そして雨の降り続く中、また次の目的地へ

上五島の点在する祈りの風景をめぐる旅


五島に点在する教会を巡る旅。その数は50にも上り、
一度の旅で訪れることができる場所は限られている。
無理ないルートを設定するつもりが、いざ自転車で島
を走り出すと雨が降っていても、ついあれもこれもと
訪れたくなる。今日の宿は、この中通島からフェリー
で移動した先の福江島。フェリーの時間を気にしつつ
も五島の海と教会の風景を楽しむを旅を続けよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?