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78.「流浪の月」を見ての感想※ネタバレ含みます!!〜人は見たいようにしか見てくれない〜

いつも僕のnoteをご覧いただきありがとうございます!
つっしーです。

今回は不定期にやる映画の感想です。
先日、仲間たちと一緒に広瀬すずちゃん、松坂桃李さん主演の「流浪の月」を見てきたので、その感想を書きます。

あらすじ

帰れない事情を抱えた少女・更紗(さらさ)と、彼女を家に招き入れた孤独な大学生・文(ふみ)。
居場所を見つけた幸せを噛みしめたその夏の終わり、文は「誘拐犯」、更紗は「被害女児」となった。
15年後。偶然の再会を遂げたふたり。それぞれの隣には現在の恋人、亮と谷がいた。(映画「流浪の月」HPより抜粋)

俳優さんたちの演技がすごい

広瀬すずちゃん、松坂桃李さん、多部未華子さん、小さい頃の更紗ちゃんを演じた白鳥玉季さん、みんな凄いと思ったのですが、一番すごいと思ったのは横浜流星くんでした。

狂気の演技が怖すぎました。
特に、更紗とのやり取りの中で、ナイフを持ちながら会話をするシーンでは僕は怖くて見ていられませんでした。
見事なクズ、ダメンズの演技でした。

「人は見たいようにしか見てくれない」

劇中での更紗のセリフです。
事実と真実は違ったもので、「誘拐された女児」と「誘拐犯」であるというイメージは一度あったら抜けない・・・。

更紗が何を言おうとしても
「はいはい、辛かったね。」「可哀想な子」と言われてしまう。

所詮、真実なんて人が見たいように作り出したものなんだなと思いました。
ですが、世間一般的な立場に立ってみると僕もそちら側で物事を見てしまうよなあ・・・と思い、モヤモヤした気持ちが拭えない作品でした。

人は見たいようにしか見てくれません。
その中で自分たちの信念というか、生き方をこれからも貫いていく更紗と文の強さのようなものも感じました。

この2人の絆のようなものは作中では壊れることはなく、
2人関係を壊そうとするのは更紗が働いているバイト先の内部の人間や、文が開いたカフェの来客(亮)。
何事も当人たちがしっかりしていれば絆は壊れることはないということも教えてくれた作品だったとも思います。

「更紗は更紗だけのものだ、誰にも好きにさせちゃいけない」

作中の文のセリフです。
本当にそのとおりだと思います。

自分の人生、自分だけのものです。
邪魔をするのは常に自分で、他の誰でもありません。

更紗も、文も、自分の生き方を自分で選んでいます。

それは、作品を見ている僕たちも同じですよね。

僕も、今の生き方を選んだのであれば、信念を持って突き進むと決めました。

最後に

終始、画面も暗く(映画館の中というのもありますが笑)、暗い雰囲気の中で終わる作品です。
その中で更紗と文が自分たちで、自分たちの生き方(流れていくという生き方)を決めて終わるラストは印象に残りました。

自分も今の生き方を自分で望んで決めたなと初心を思わせてくれる作品でした。
今の僕ははるかに更紗と文よりは恵まれていると思います。

今の自分を生き方を自分で決めたのであれば、誰に何を思われてもとことんやりつくそうと思いました。

それでは今日はこのへんで。また明日もよろしくお願いしますヾ(*´∀`*)ノ

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