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想い出深いコーチングセッション
昨日あんなことを書いておきながら更新がギリギリになってしまった。
途中まで書いていたがなんかしっくりこないので急遽ボツに。
まあこんなこともあるだろう。
困ったなあと思いながら考えていたら、今日合わせて書いていたコーチングスクールの修了レポートをそのままここに載せようと思った笑
少し反則な気もするし、読んでくれている人からしたら何がなんだか分かりにくいことも多いしなあと思いながらも自分にとっては大切なセッションだったのでここに残しておこうと思う。
クライアントは実の妹だ。
コーチには原則として守秘義務がある。
コーチングのセッションの内容なのでしっかりアップ、公開の許可を取った。
快く許可してくれたことに感謝したい。
以下レポート内容。
(1) 「どのようなテーマだったか」
「日に日に元気が無くなっていく飼っている犬にどう関わればいいか?」
(クライアント:実の妹、ネット電話でのセッション、カメラなし音声のみ)
(2) 「どのような進め方をしたか」
テーマがテーマだったので、まずは相手の話をひたすら受容して聞いた。
犬の世話をしているのが、クライアントと母、そしてたまに父だったので、まずはクライアントからみて母がどう見えているか。
その次に、父。
最後にクライアントの気持ちや考えていることをインタラクティブリスニングを使いながら聞いていった。
また、犬に対してどう感じているかも聞いていった。
次に、
「悲しいかもしれないけれど、犬が亡くなった時犬にどう思ってもらえればよかったと思えるか?」
を深掘りしていった。
「どうしてそう思うのか?」
「大切にしたいことは何か?」
をきいていった。
そして、残りはGROWモデルで聞いていった。
「最高の状態が10点だったら今何点か?」
「できていることは何か?」
「10点にするためにはどんなことができそうか?」
「まずできることは何か?」
「それをするとどうなりそうか?」
最後に私からフィードバックをして終了した。
(3) 「その結果どのようなことが起こったのか」
最初、テーマがテーマだっただけにとても重い雰囲気から始まったが、
「悲しいかもしれないけれど、犬が亡くなった時犬にどう思ってもらえればよかったと思えるか?」
を聞いた。
その時、急に話すスピードが速くなり、話に力がこもってきた。
「うちにきてよかったと思ってくれていたら嬉しい。」
それを聞き、「素晴らしいね。」と言った瞬間、電話越しにクライアントの鼻をすする音が聞こえた。
クライアントは泣いていた。
自分も泣きそうだった。
その後、GROWモデルでのオプションを聞いた時、「あー!」っと、明るいトーンで犬に対してできそうなことを話してくれた。
それは、「犬をドライブに連れて行くこと」だった。
もう元気も無くなってきていたので外にもほとんど連れて行っていなかったらしい。
散歩がとても好きな犬で散歩の時間になるとよく玄関まで行って「ワンワン!」と吠え、散歩の催促をしていた。
しかし、もう歩いて散歩に連れていくことはできない。
でも、車に乗せて散歩することはできる。
窓から新鮮な空気は感じることはできる。
クライアントはそう言って、セッション終わってから早速ドライブに連れていくと言ってくれた。
当日の夜、早速どうだったらクライアントから報告がきた。
以下ライン文。
(公開許可あり。ハッピー→犬)
後日電話でも報告をくれ、久しぶりに犬の元気な姿が見られてよかったと言ってくれた。
(4) 「そのセッションを振り返って、ポイントだと思うところ」
1つ目、とにかく受容し、相手の感情に寄り添おうとしたこと。状況は以前にも聞いており、きっと自分がしっかりしなければと思っていると感じた。
ただ、直接クライアントの気持ちを先に聞いても遠慮してしまう可能性があったので、話しやすそうな母から聞いたところ。
結果、クライアント自身が話しやすくなったと思う。
2つ目、「悲しいかもしれないけれど、犬が亡くなった時犬にどう思ってもらえたらよかったと思えるか?」と勇気を持って未来を聞けたこと。
正直これは勇気がいった。
「死」という決して明るい未来ではない話をすることに少し抵抗があった。
しかし、それでも聞けたこと。
結果、GROWモデルに沿って具体的なアクションを出せたと思う。
(5) 「もう一度やるとしたらどのような工夫をしたいか」
このセッション自体まだスクールがスタートしたばっかりだったので、今の自分がやるとしたら、タイムラインとポジションチェンジを使っていきたい。
特に、犬とポジションチェンジをして、未来の犬からクライアントに感謝の言葉を伝えてあげられるといいなと思う。
(6) 「公開の可否」
許可取りましたので公開可能です。
このレポートを今日書いている時、そのセッションのことを思い出して少し泣きそうになった。
日に日に弱っている犬をみながら落ち込んでいる母を慰めながら妹がどれだけ大変だっただろう。
きっと自分も辛かったはずだ。
去年に行ったセッションでコロナが大変な時期だった。
私自身実家にもしばらく帰っていなかった。
連絡もあまり取っていなかった。
今思うと家族も心配かけまいと自分に気をつかってくれていたのかもしれない。
何もしていなかった自分が少し情けなくなったのを覚えている。
と同時に、コーチングを学んでいてよかったなと思う。
コーチングをやっていなかったらこんな風に少しでも力になるということはできなかった。
明日は亡くなった犬の月命日だ。
このレポートを今日かけてよかったと思う。
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