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勉強を嫌いにさせない秘訣

勉強させようとすると、最初は言われた通りにする子が多いのですが、しばらくたつと、勉強しなくなる。
場合によっては、前より勉強が嫌になるということがあります。

今回は、「勉強を嫌いにさせない秘訣」について話していきたいと思います。

勉強させようとするほど失敗する法則


その人が挫折していたり上手くいっていない状態をハマっている状態といいます。
そして、多くの場合、「ハマっている人を引き上げようとすると失敗する」ということが起きます。

どういうことかというと、「自分が関わって助けよう、引き上げようとすると、相手がそれに抵抗してどんどん失敗するパターン」というものです。

勉強しない子もこれとまったく同じで、誰がが「勉強しよう!」と手伝おう、引き上げようとすればするほどお子さんが抵抗してしまって結果しなくなってしまいます。

自分で立ち上がる工夫をする

では、どうするか?
それは、お子さんが「自分で立ち上がる」ように工夫をするということです。
具体的には、自分自身で気づくようにこちらから質問することです。

例えば、今うちの生徒さんの中では、毎週面談をして1週間の振り返りをしています。そこでは、

「今週はどうだったか? できたことは何か?」
「今週に点数をつけるとしたら何点か?」
「改善したいことはあるか?」
「来週の目標は?」

などの質問を生徒さん自身でいつも考えて答えてもらいます。
生徒さんには質問を答えるた目に集中して欲しいので、私はそれの記録係と気になったところの質問役です。

生徒
「今週は勉強時間が目標までいかなかった」


「そうなんだ。自分の中で目標までいかなかった理由心当たりある?」

生徒
「全く勉強できなかった日が2日あるからそれかなあ」


「そうなんだ。他は勉強できていた?」

生徒
「できてた! 木曜日とかは4時間!」


「4時間はいい感じだね。 全く勉強できなかった日とのちがいはある?」

生徒
「んー、4時間できた日は朝から勉強できてた!」


「なるほど! 朝から少しでも勉強してると1日がいい感じなんだね。 じゃあどうしたらいいかな?」

生徒
「朝に30分でもいいから勉強してみる!」


「いいね! じゃあ今週それを実験のつもりでいいからやってみよう!!」

こんなふうに自分で分析してもらいながら、こちらはそれを引き出すような質問をしていきます。
そうすると、良くも悪くも自分でやったことは全て自分に返ってきます。これが大切なんですね。

だれかにやってもらった感覚があると、「自分からやったんじゃないし・・・・・・」と人任せになってしまい、やる気の熱もないまま行動することになります。
そうすると、最初に話した、相手の抵抗が起こってしまうのです。
でも、自分でやった感覚があると、「自分が決めたから!」と主体性を引き出すことができるんですね。

できてもできなくても自分。それでいい。


自分でやると上手くいかないことが多いです。
私もだいぶ大人になりましたが、それでも失敗することも多々あります。
でも、自分でやったものには愛着が生まれます。
その愛着が長い目で見るとやる気につながるんですね。

たしかに一時的なら怒鳴ったり、罰をあたえて無理矢理勉強させたりすれば、短期間で成績は上がります。
しかし、その方法も長く使えるわけでないですし、その反動で勉強が嫌いになる子を何人もみてきています。

そうではなくて、一見遠回りにみえても自分で乗り越える、また乗り越えるために一緒に考えることが勉強を続ける秘訣だと思います。


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