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マルチタスクは幻想

車の運転をしながら携帯の画面を見ることを法律で禁止されています。
携帯を手に持ち電話することも禁止されています。
スピーカーにしてハンズフリーの状態であれば許されています。
ゆくゆくはその状態であっても禁止される日が来るかもしれません。
携帯電話の手持ちの使用では事故率が4,8倍に上がります。
ではハンズフリーの状態では?
それでも事故率が事故率が3,8倍になると豪州の研究で明らかにされました。
私は作業中でも話を聞くことができるという方がいらっしゃると思います。人間二つ以上のことは同時にできないことが明らかにされています。
一つのことしかできないのです。
それでもやれているという方はタスクを交互に行なっているに過ぎません。作業をしているときは話を聞くことはできていません。
話を聞いているときはもちろん作業の手は止まっています。
結局どっちつかずで作業は進まない、
話に集中していないので何度も繰り返し聞いてしまうとなります。
それならば手を止めて話を聞いてあげるほうが
結果的には時間の短縮になります。
また人はタスクの切り替えが多ければ多いほど疲れます。
マルチタスクをすることにより
交互に短時間で切り替えを行うことになります。
一気に脳みそを消耗してしまい生産性にも影響が出てしまいます。

 私自身振り返ってみると無意識のうちによくやってしまっていました。
意識するまではマルチタスクをしているという自覚さえありませんでした。部下から話しかけられてもPCから目線を外さず
話を聞いている気になっていました。
作業が進んでいるかというとクリックを繰り返し
画面を切り替えているだけで作業は何も進んでいませんでした。
今思えば当時の部下も非常に申し訳なさそうに報告をしてきて
さっと終わらせて私の席からそそくさと離れていきました。
もちろんそのような上司に何か相談しようとは思いません。
今となっては当時の部下とも良好な関係ですが当時を振り返ってみると
気難しい人だなと思っていたそうです。

職場の人間関係の違いでチームも個人も生産性は全然違ってきます。
頼りがいのある上司が後ろで見守ってくれていると考えるだけで
部下は思い切って行動できます。
こまめに報告、相談をもらえる環境づくりをすることにより
上司も安心して自分の業務に集中できます。
私は部下に対して「いつでも相談してきてください」と毎日伝えています。部下が話しかけてくれた時は必ず手をとめ
体ごと部下の方に向き直し膝を付き合わせて部下の目を見て話を聞きます。文章で書くと大袈裟に感じますが
実際行動に移すと部下の反応は驚くほど違ってきます。
逆の立場でもそのように上司が対応してくれると
自分のことを大切に思ってくれているんだなと思いませんか?
そこまでしてくれる人はなかなかいません。
基本的なことだと思いますが
それを徹底するだけで頼りにされるようになります。

マルチタスクはあきらめましょう。
余計に時間がかかります。
よっぽど急いでいる時以外は部下の言葉に全神経を集中しましょう。
そうすることであなたが助けてほしい時に部下が助けてくれます。
どうしても話を聞くことができない時は謝りを入れて
必ず作業が終わり次第時間を取るようにしましょう。
話をじっくり聞いてくれる上司はいそうで中々いません。
その誠意は必ず部下に伝わり尊敬される上司になるでしょう。

人の話を聞くということは本来集中力が欠かせません。
机の上に携帯電話を置いているだけで相手の話がつまらなくなるそうです。
私自身本業は営業職です。
今ではタブレット端末で提案でもお客様情報でもなんでも見れます。
タブレットがお客様との間にあるだけで
目線はチラチラタブレットに移ります。
ですのでなるべく機械をおかずにお客様の話に集中し、
また自分の話に集中してもらうように努めています。
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