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伊勢神宮セット「多度大社(北伊勢大神宮)」「多度観音」アマテラス御子【三重北シリーズ】

「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」と謡われ、北伊勢地方の総氏神様として鎮座する。多度山の麓に住む村人の願いを神様に伝える使者として、「多度大社」に1500年前から白馬が棲んでいると言われている。

変更履歴
2023/02/25 初版

▼HP

▼アクセス

三重県桑名市多度町多度1681番地

▼祭神・本尊と脇時

多度大社(北伊勢大神宮):天津彦根命と天目一箇命
多度観音:千手観音立像と十一面観音立像

▼見どころ

▽多度観音

 多度大社右にあり、多度大社駐車場でもある。伊勢西国三十三観音霊場第三十三番で由緒ある寺と言えようか。本堂へのアプローチもよい。この時期は多度の観音巡りスタンプラリーが催されていた。

 扉をあけて見仏可能。千手観音立像と十一面観音立像が安置されている。どちらも1.1メートル強で輝くばかりの姿。千手観音立像は表現や技法から製作年代は平安時代前期と考えらており、多度神宮寺にかかわりのある仏像の確率が高い。十一面観音立像は像高111.6cmの寄木造で玉眼を嵌入している。衣文は複雑で、それ自体が模様のようになっている。

▽多度大社

 出雲大社、大神神社、松尾大社などと同じく、一般道に一の鳥居が現れる大社です!マークですね。

 社殿裏手の多度山を神体山とし、雄略天皇の御代に創建されたと伝えられている。山が御神体=古社と思ってよいかと。
 神社前には200円/回の有料駐車場があるが、神社右側には神社の無料駐車場がある。無料駐車場に車を停め、表参道から参拝。左には有名な奇祭・上げ馬神事用の回覧席があった。

→多度祭「上げ馬神事」、上げ坂

 16、17歳の青年騎手が、頭に花笠など華麗な武者姿で馬に乗り、約2.5mの崖を一気に駆け上がるという祭り「上げ馬神事」がある。人馬一体となった迫力や緊張感は見る人の心を奪う。テレビのニュースとかで見たことがあるかと。もしかしたら、「猪名部神社(いなべじんじゃ)」の上げ馬神事かもしれませんが・・。

 では「中日新聞デジタル編集部」の動画で紹介!

→鉾立社、新宮社、神馬舎、藤波社、雨宮八幡社、授受所・神楽殿など

 |→鉾立社、新宮社、藤波社

 階段を上がると摂社・新宮社がある。祭神は本宮と別宮の神様の「幸魂」となっている。具体的には「天津彦根命幸魂 (あまつひこね)」と「天目一箇命幸魂 (あめのまひとつ)」となっている。いきなり幸魂から入るのは初めてかと。

 階段を上がると摂社・新宮社があり、左手に「藤原社」がある。祭神は「スサノオ」とオオクニヌシの別名「大穴牟遅命(おおあなむち)」、「スクナヒコ」となっている。んっ?尾張地域で、津島神社の祭神だな、そして、出雲系の神様達である。

 |→神馬舎

 多度山の麓に住む村人の願いを神様に伝える使者として、1500年前から白馬が棲んでいると言われていることから、三重・内宮、京都・上賀茂神社や奈良・丹生神社と同様に実際の馬がいた!!

 馬は奉納されたようで、100円で人参のエサやりが出来る。よく教育されており、周れと言われれば、馬舎内をぐるっと周った。そして、ニンジンをあげなかったら、怒った・・・。この神社から家に帰るとき雨が降りだした・・。。祟りか??

 |→そのほか

 雨宮八幡神社は摂社で、祭神が「天之水分神(アメノミクマリ)」「國之水分神(クニノミクマリ)」が”雨宮”で、応神天皇こと「品陀別命(ホンダワケ)」が“八幡“ですね。

→皇子社、招魂社

 末社「皇子社」の御祭神は多度大社の兄弟姉妹神で、「正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(あめのおしほみみ)」「天之菩卑能命(あめのほひ)」「活津彦根命(いくつひこね)」「熊野久須毘命(くまのくすび)」「多紀理毘賣命(たきりびめ)」「多岐津比賣命(たぎつひめ)」である。ただ、市杵島媛命など宗像三女神がいないのはなぜか??後ほど!

 津島神社ではスサノオとアマテラスの誓約で生まれた神は1社で祀られていたのですが。


→美御前社

 末社「皇子社」はアマテラスとスサノオの誓約で生まれた御子たちで、この神社の主祭神の兄弟たちなのだが、宗像三女神がいない。。と思っていたら、ここに祀られていた。
 その社は「美御前社(うつくしごぜん)」で、これ京都・八坂神社にもあります。美人の水で有名で舞妓さんがこの水で顔を洗ったりすると紹介される社ですが、ここに水はない。ここは女性の病に御利益があるようだ。最後に、多度大社内で唯一、神明造りではなく「流れ造り」という社殿形式で建てられている。
 では八坂神社は次を参照で(2023年正月ぐらい公開)。

→於葺門(おぶきもん)、神明社

 この門を境にして本殿神域となる。この神社は伊勢神宮内宮・外宮と同じく主祭神が2柱となっている。祭神は「天津彦根命」「天目一箇命」で、アマテラスの御子と息子で製鉄・鍛冶の神様。この親子は共に天候を司る神としても崇められ、古来より伝えられる雨乞祈祷を行っている。

 「神明社」です。祭神はアマテラスで、この神社の親子関係を結ぶ。やはり、この地域は由緒ある場所なんですね。アマテラスとの繋がり、スサノオとの繋がりがあり、尾張氏との繋がりと、神様達だけ見ても面白い神社だ。

→本宮

 参道は気持ちが良く、本殿まで少々歩くが、アプローチもよい!!さすが、三重県桑名市にある伊勢国二の宮とされる古社だけあるなという感じだ。社殿は檜皮葺ではなく、鉄板になっているが、美しい神明造りだとすぐわかる。本殿裏には滝が見える。

 祭神はアマテラスの第3皇子「天津彦根命(アマツヒコネ)」で相殿に「面足命(オモダルノミコト) 」「惶根命(カシコネノミコト)」を祀る。共にアマテラスとスサノオの誓約の際に、アマテラスがスサノオに授けられた物から生まれた五柱の男神の内の一柱であり、皇大御神の御子神である。
 相殿の神様はイザナギ・イザナミの1代前の男女神のようだ。これは非常に謎な気がする。

→別宮「一目連神社」

 祭神「天目一箇命(アメノマヒトツ)」は別名「天之麻比止都禰命」「天久斯麻比止都命」で、主祭神・天津彦根命の御子神で、筑紫国・伊勢国の忌部氏の祖であり、岩戸隠れの際に刀斧・鉄鐸を造られたと記されている。

→帰り道

 伊勢神宮・内宮、伊勢神宮別宮・瀧原宮、三重・大馬神社と同様に自然の「御手洗所(みたらしじょ)」がある。11月なので水は冷たかった。因みにこの水は本宮・別宮の横から水が来ている。

▽上げ馬神事以外

→流鏑馬祭

→節分祭 追儺祭


▽参道通りのお店

 多度大社前の有料駐車場にある。昼時は食堂もやっていて食事もできるお土産処。店頭のお菓子類が美味しそうに見える。多度峡の水しぶきをかたどったお菓子「八壷豆(やつぼまめ)」と梅の形をしたおせんべい「紅梅焼(こうばいやき」が人気のようだ。

 多度大社(北伊勢大神宮)の参道にある「車久米穀店 多度大社前店」がある。店内奥に米、御煎餅などの販売コーナーがあり、入口近くにカウンターとテーブルがある。メニューの玄米揚げウマ餅は4つの味があり、食べ比べセットもある。

▼旅行記

▼セットで行くところ

↑の抜粋↓

▼仏像展


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