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応挙の襖絵「大乗寺(応挙寺)」解説と宝物じっくり「帝釈寺(上寺)/法庭神社/八幡神社」【但馬シリーズ】


円山応挙一門による165面の「障壁画@重文」や、木造「十一面観音立像@重文」などがあるマイナーだが見ごたえたっぷりの神社仏閣である。

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2023/12/27 初版


▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽大乗寺(応挙寺):兵庫県美方郡香美町香住区森860

 円山応挙一門による165面の「障壁画@重文」や、木造「十一面観音立像@重文」などがある。京都府亀岡市の農家の次男坊・円山応挙はこの寺の住職・密蔵上人と繋がりが強いことから応挙寺と呼ばれている。上人はまだ無名であった応挙の才能を見抜き、学費を援助したそうな。改築時に大乗寺伽監の話しを聞きつけ大乗寺を訪れ、多数のふすま絵や軸物を描いたと伝えられすべて国の重要文化財に指定されている。

 国宝や国重文の襖絵・掛軸だらけで、寺の人から20,30分の説明を受けながら拝観することになる。円山応挙はテレビなどでも作品が出てきて、素晴らしい芸術家なのだろうと思っていたが、この寺の説明・作品を見て、凄い人だということがわかった。

 堂内は写真撮影禁止です!ということで他力本願!

境内には御神木相当の雰囲気のある巨木が多い。苔も良い感じ!

▽帝釈寺(上寺):香美町香住区下浜

 香住温泉の近くにある寺。寺の隣に法庭神社もある。702年に法相宗開祖・道照上人により創建された古寺。本堂には、木造「帝釈天倚像」が安置されている。この仏像は676年に香住の下浜に漂着したものなのだそう。。。

 立派な本堂。しかし、面白いお堂だなと思った。本堂には、12年に一度の御開帳される「帝釈天@重文」が安置されている。2014年に御開帳されたようです。
 そのほか収納庫には「聖観音立像@重文」も安置されているようです。仏像の姿は町の公式HP参照で。

左のお堂は神社となっているが、薬師如来坐像が安置されていた。

この寺の、本尊帝釈天は聖徳太子が自らお刻みになった尊像ですが、仏教排斥派により難波の海(大阪湾)に投げ込まれたものが白鳳4年(676)年に下浜枕ノ崎に漂着しました。地元の漁夫が救いあげ一堂を建立して安置して信仰をしました。午歳(うまのとし)のみに(12年目)開扉される秘仏として伝えられています。その後、大宝2年(702)に法相宗の開祖道照上人がこの地に来られ、自ら一刀三礼の厄除聖観音菩薩像(国指定重要文化財)をお刻みになり帝釈天の脇仏としてお祀りになり一大道場を建立されたのがこの寺の創建とされています。

寺の由緒

寺の横には「法庭神社」「八幡神社」となっている。法庭神社は式内社で、祭神は鹿島神宮の祭神・タケミカヅチ、あるいはニギハヤヒ、あるいは菅原氏に繋がり相撲の神様・ノミノスクネである。


▼旅行記


▼セットで行くところ


→丹後王国

公開日以降は以下を参照。


▼仏像展


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