見出し画像

通常非公開!特別公開「聖光寺」元は元興寺塔頭【奈良まちシリーズ】

金剛力士像に変わりまして行儀のよい番犬の寺!?通常非公開で2024年のならまちのイベントで特別公開し。阿弥陀三尊の寺!!

2024年1月に行われた『奈良市街地をぶらりと巡る冬のキャンペーン「路地ぶら」』で公開!!


変更履歴
2024/12/19:初版


▼HP▼アクセス

奈良県奈良市鳴川町25

▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

  • 1197年、聖光上人の草庵がはじまり

  • 1569年、堂宇が建立されて「聖光寺」になる

  • 1653年、鐘楼、梵鐘ができる

  • 元は元興寺塔頭

  • 本尊は阿弥陀如来三尊

 本堂の本尊は阿弥陀如来立像で、脇侍には聖観音と勢至菩薩なので阿弥陀三尊となっている。

 本堂左の須弥壇には「三尺阿弥陀如来立像」です。

 両手ともに第一、二指を捻じ、左足を前に踏み出し、乗雲する蓮華座に立つ来迎阿弥陀です。
 均整のとれた姿態表現に特色があり、頭部を前方に傾け、体躯を前傾して背を丸め、袖と裾先を後方になびかせる側面の姿はみごとです。体躯の肉取りも的確で形式化に陥らず、渦文をまじえた衣文表現は線条的に襞数多く刻まれ、総じて鎌倉時代中期(13世紀)の特色が顕著です。一方、肉髻(にくけい)が低く、地髪部との境がゆるやかで、髪際線が下方に波打つ髪形は、中国宋代の仏画に流行した形式に倣うものであり、宋代美術からの影響が指摘されることも注目されます。
 また本像は足裏にほぞを設けてほぞ立ちする構造ではなく、裳裾裏に二個の孔をうがち、これに台座からの支持棒(二本)を挿して立つ構造であることが特記されます。これと同じ仕様の阿弥陀如来像として、福岡県万行寺像〈仁治3年(1242)快成作〉、茨城県万福寺像、東京国立博物館像などが知られますが、これらは足裏に仏足文を表した鎌倉時代の阿弥陀仏彫像としても注目されるものです。本像の足裏にはこの種の仏足文は見えないものの、前述した像の立て方に加えて、光背を後頭部に取り付ける仕様、宋代仏画に通じる形式的特徴などの類似点をあわせ考えると、本像はこの種の阿弥陀像の一群に類する特徴をもつものとしても注目されます。
 伝来の経緯は不詳であるものの、奈良町地域に伝来した鎌倉時代の優れた阿弥陀如来像の一例として貴重です。

奈良市公式HP

 阿弥陀如来立像の左右には、珍しい「地蔵菩薩半跏像」、「如来坐像」「祖師坐像」「如意輪観音」を安置する。

▼メディア情報

これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

▼旅行記

通常非公開!特別開扉「路地ぶら ならまち」レア仏像と中将姫!!2024年2月分◆奈良㉘◆|やんまあ@旅行記

通常非公開!特別公開開扉「路地ぶら ならまち」2024年1月分◆奈良㉗◆|やんまあ@旅行記

▼セットで行くところ



#通常非公開
#特別公開
#聖光寺
#元は元興寺塔頭
#奈良まちシリーズ
#金剛力士
#番犬の寺
#阿弥陀三尊
#奈良市街地をぶらりと巡る冬のキャンペーン
#路地ぶら
#奈良
#奈良市
#聖観音
#勢至菩薩
#阿弥陀三尊
#地蔵菩薩
#如意輪観音
#わたしの旅行記
#一度は行きたいあの場所
#神社仏閣
#やんまあ
#やんまあ旅行記
#旅行記
#やんまあ神社仏閣
#仏像
#人文学
#奈良
#奈良シリーズ
#奈良まちシリーズ
#中将姫伝承
#中将姫
#秘仏公開
#特別開扉
#旅行・おでかけ

いいなと思ったら応援しよう!