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聖徳太子建立!大威徳など宝物揃い「石馬寺」滋賀苔の名所「六所神社」【近江八幡シリーズ】【滋賀湖東シリーズ】

観音の里こと湖東は秘仏が多く、通常拝観できる仏像寺は少ない認識である。常時、見仏が出来る少ない仏像寺でオススメの寺の1つである。神社仏閣の石段と苔のコントラストは最高級である!聖徳太子直筆の「石馬寺」の木額と乗馬像を所蔵されており、聖徳太子所縁の神社仏閣。

2023年特別公開あり!
聖徳太子1400年御遠忌記念として、御本尊様と脇侍2体を70年ぶりに御開帳します。御本尊の十一面千手観世音菩薩立像(鎌倉時代)は快慶作(伝)で、聖徳太子作という江戸時代の記録も残っています。脇侍である毘沙門天立像、地蔵菩薩立像(ともに伝 運慶作)は鎌倉時代作です。その他、聖徳太子関連寺宝である太子自作の聖徳太子合掌像(3才)・馬上像(22才)、「石馬寺」扁額(太子直筆)、太子が馬を繋いだ「駒繋ぎの松」、石馬(石馬の池)など、見所満載です。

https://www.biwako-visitors.jp/event/detail/29035/
2023年6月。青森、東京、千葉など遠方から来ているのにビックリ・・。

変更履歴
2022/10/25 初版
2023/06/23 70年ぶり秘仏公開!更新!! 

▼HP

▼アクセス

滋賀県東近江市五個荘石馬寺町823番地

▼祭神・本尊と脇時

「▼見どころ」参照

▼見どころ

 駐車スペースにズラリと車が停めてあったので、邪魔にならないところに車を置いて、自然石の階段を5分ほど登る!!苔が生えているので滑らないように要注意です。

 2023年は秘仏公開で4、5名の方が車を誘導してくれました。

2023年6月
2023年6月
2023年6月
2017年
2017年

 乱れ石です。自然石の大きさがバラバラなものを置いています。雨宮龍神社まで続きます。

2023年6月
2023年6月
2017年

▽石馬寺

 2017年は月一の掃除の日らしく、檀家さんも集合して寺内の掃除をされていました。この地域は百済寺、次に行く長光寺など聖徳太子に所縁がある寺が多く、ここもそのひとつである。

2017年

 寺伝によると、聖徳太子が当地を訪れ、山麓の松の木に馬をつなぎ、霊地を探して山上に登り、もどるとその馬は石になって池に沈んでいたことから、これに霊異を感じた太子が開基したと言われている。

→宝物館

2017年

・十一面観音菩薩立像@重文×2
・四天王立像@重文
・大威徳明王牛上像@重文
・阿弥陀如来坐像@重文
・役行者大菩薩腰掛像及び脇立二鬼像@重文

2017年
2023年6月

 ここの仏像は平安時代から鎌倉時代のものが多く安置され重文だらけで見ごたえありだ!!まずは「阿弥陀如来坐像@重文」がお出迎え!!当時は浄瑠璃寺と同じく九体阿弥陀だったと住職が教えてくれた。

 まずは、閻魔三尊様がお出迎えです。閻魔坐像は小野篁作としている。。次に「阿弥陀如来坐像@重文」がお出迎え!!当時は浄瑠璃寺と同じく九体阿弥陀だったと住職が教えてくれた。

 左右に「十一面観音立像@重文」が安置されている。十一面観音が多い湖東と湖北だが、滋賀の甲賀から、奈良・室生寺&長谷寺あたりの十一面の雰囲気を感じる。四天王の中で持国天・多聞天・増長天は重文!!

 鎌倉時代の仏像としては「役行者三尊@重文」と「大威徳明王@重文」が安置されている!!大威徳は三面六臂で足も6本あり牛に乗っている天で、なかなかお目にかからない仏像!!大威徳明王と言えば京都・東寺が有名だが、ここの大威徳は東寺に負けていない!役行者三尊も吉野に負けない大きさと、リアルさである。

随筆家・白洲正子
 「中で私の興味をひいたのは、水牛に乗った大威徳明王であった。…ことに水牛がすばらしい。…恭順を示しながら、一朝事あれば飛び出しそうな気配である。」

 ちなみに役行者はロンドンの大英博物館に海外出張!?して好評だったようです。
 最後に仏像の写真を多く載せている「滋賀ガイド」をどうぞ!

 2023年は住職の説明が聞けた。ここは比叡山や大山などと同じく霊山で、塔頭なども多かったのだが、僧兵もいたので織田信長により攻撃されたそうな。寺はほぼ無くなったのだが、伊賀・甲賀あたりと同じく、檀家などが仏像を土に埋めたようで、その生き残りがこの寺に集中しているとのこと。

→庭園

 宝物館と受付の間にはちょっとした庭があります。

2017年
2023年6月

→本堂

 通常非公開の三尊が公開された。住職1代に限り開扉されるのだが、前住職は公開しなかったので70年ぶりなんだそうな。

 本尊は伝快慶作「十一面観音立像」で脇侍に伝運慶作「地蔵菩薩立像/毘沙門天立像」となっている。結論的には違うと思います。小さいのでどこかの仏像のモックアップの可能性があるが、快慶、運慶には感じなかった。
 快慶作とされる十一面観音は言われてみればと思うのだが、慶派のだれかが作成したと思う。運慶作とされる毘沙門天立像は運慶真作の毘沙門天と似ている。こちらの方が可能性を感じたhが、肥後定慶など運慶の弟子、運慶工房のものが作成したのではないかと感じた。

2023年6月

 本堂左には聖徳太子3才像と、馬に乗ったレアな「聖徳太子馬上像(22才像)」が安置されていた。通常、聖徳太子は2才像が多いが、ここは3才像だったので聞き直しそうになったが、法華寺か元興寺にもあったことを思い出した。

→不動堂

2023年6月
2023年6月
2023年6月
2023年6月
2023年6月

▽六所神社

 石馬寺の苔むした階段を登り右に折れると石馬寺になる。左には六所神社があり、まっすぐ行くと雨宮龍神社に行けます。今回は50年に一度の秘仏公開される「長光寺」に行かないといけないので本殿下より参拝。

2017年
2023年6月

祭神は、アマテラス、ホンダワケ(応神天皇)、イザナギ、イナザミ、アマノコヤネ、オオヤマグイです。

2017年
2017年

 ↑2017年と↓2023年比較。

2023年6月

▽雨宮龍神社(東近江市五個荘石馬寺町857)

 雨宮龍神社は磐座があるようで、祭神は「オオヤマツミ」、風の神様「シナツヒコ&シナトベ」、水の神「弥都波能賣神(みづはのめのかみ)」など記紀に出てくる海神が揃っている。
 石段は上にいくほど急になり、20分では登れないようです。

 2023年、この神社に向かって行く女性二人に男性がペットボトル2つは持った?蚊取り線香いるよ!とか話していた。たまに迷う人が居るので気を付けて!!!ここの住職なのだが、大変らしい・・。行きたいけど行けないな・・。

2017年

雨宮龍神社祭神
・大山津見神・・・山・海の神様
・級長津彦命・・・風の神様
・級長戸辺命・・・級長津彦命の別名
・弥都波能賣神・・・水の神様
・大綿津見神・・・・海の神様
・底津綿津見神、中津綿津見神、上津綿津見神

▽帰り

 滑ります!寺跡などがありますね。

2023年6月
2023年6月
2023年6月
2023年6月
2023年6月
2023年6月

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展


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