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熱田神宮摂社「高座結御子神社」信長と秀吉ゆかり!尾張始祖!唯一無二の裏礼拝【名古屋シリーズ】【尾張シリーズ】

熱田七社。織田信長と幼き豊臣秀吉ゆかりの神社!本殿裏に謎の祝詞が!?「高座さん起きて!!」「願い聞いてちょ!!」と新しい神社アトラクション見つけた!!そうです!これ尾張氏の祖「高倉下命」がアマテラスの指示で大ピンチの神武天皇を助けたシーンです!!

 熱田神宮より北に1kmぐらいに鎮座する神社で、巨木や塚もある古社で、「尾張造」が残っています。熱田神宮も1893年までは「尾張造」の社殿だったが、三種の神器の一つ草薙神剣を祀る事から伊勢神宮同様の神明造に改めたとか。尾張造といえば「​津島神社」​や「​氷上姉子神社」​なども同様の造りです。

本宮は以下の「熱田神宮」(2023年2月1日。明日公開)です。

『続日本後紀』(836年)
  尾張国の日割御子神・孫若御子神・高座結御子神の熱田大神御児神三神を名神に列するという旨の記述がある。
『尾張国内神名帳』
 「高蔵名神」または「高座明神」

変更履歴

▼HP

▼アクセス

名古屋市熱田区高蔵町9-9

▼祭神

高倉下命(たかくらじのみこと)
→母は熱田神宮境外摂社・青衾神社で祀られている。
→ニギハヤヒの子で、尾張の祖・高倉下命といえば、熊野速玉神社の元宮・神倉神社ですね!そしてお父さんは熱田神宮の境内摂社に祀られています。

 ということで、尾鷲市は尾張氏の地で、アマテラスより古い太陽神が尾鷲神社にいる!というのはまたの機会に。

▼見どころ

 なかなかの気持ちがよい境内です。御神木、龍神の井戸などあり、古社だが落ち着きがありゆっくりできる神社であることは間違いない。「かたくらむすびみこ」と読みます。

→境内参道・御井社

 まずは「御井社」です。祭神はそのまま「御井神」で「木俣神」のほうが通じるかな。

2017年1月14日(土)

 6月1日のお祭りで井戸をのぞく親子連れと屋台で賑わうようです。井戸を覗くと「かんのむし」がおさまると伝えられている。

2023年1月

 幼児に井戸をのぞかせると「疳(かん)の虫封じ」になるといわれている。

2017年1月14日(土)
2023年1月
2023年1月

御井神社といえば出雲・御井神社。

→境内参道・御神木

2023年1月
2017年1月14日(土)

 境内には高座古墳の痕跡が複数あり、当時の貝塚が発掘されたようですね。高座さんの子預けのこと、子は15歳まで神に預け、それを過ぎたらお礼参りに訪れるもので、その間は神に預けた子供の頭を叩くのはいけないなど、独特の風習が記されている。

高座結御子神社および高蔵公園の周辺では、高蔵貝塚・高蔵古墳群などの弥生時代から古墳時代に渡る遺跡(高蔵遺跡)の立地が知られる。この高蔵遺跡は東西約500メートル・南北約700メートルにおよぶ大規模なもので、弥生時代の遺跡としては全国的にも知られるほか、古墳時代としては断夫山古墳・白鳥古墳などの首長墓の造営に直接関与した集団の遺跡とされる。

Wikipedia
2017年1月14日(土)
2023年1月

 大クスは境内に2本あり、根回りが身籠りしているような大木、いやご神木である。社伝によれば。織田信長が本殿を造営し、後に蜂須賀氏が修造したとする。

→拝殿・本殿(本殿一周で謎の現代祝詞!)

2017年1月14日(土)
2023年1月

 祭神「高倉下命」で、記紀を知る人にはおなじみの神様。神武天皇ことイワレヒコはシオツチの教えにより東征し、大和朝廷を建国する。東征中、イワレヒコは戦いに弱く、なんども負けそうになり奇跡が起こる。イワレヒコのピンチを救うべく、タケミカヅチが出雲を平定した剣を渡したのが「高倉下命」で、尾張の祖神である。

2017年1月14日(土)

 熊野新宮の元宮「神倉神社」と同じ神様。名古屋から三重の新宮市までは尾張の地域なのですかね。

2017年1月14日(土)

 本殿裏に周ってみると面白い参拝方法が。①御賽銭を塀の中に投げる
②小づちで2回たたき「高座さん起きてちょ、頼み聞いてちょ」とアマテラスが神武天皇を助けるべく、高倉下命の枕元に剣を置いたシーンを彷彿とさせる現代風味祝詞!?新スポット発見です!!  

2017年1月14日(土)
2017年1月14日(土)
2017年1月14日(土)

 戦いにめっぽう弱かったイワレヒコこと、後の神撫天皇一行は今の熊野に到着した時に、荒ぶる神たちの毒気で、神武天皇が率いる軍隊は全員が気を失って倒れてしまう。そんな時、当時熊野にいた「高倉下命」はある夢を見ます。
 天照大神と高御産巣日神(タカムスヒ)はタケミカヅチを呼び出し「葦原中津国を平定しなさい」と命令するが、タケミカヅチは「私が行かなくてもその時この国を治めた時に使っていた布都御魂という剣を渡せば解決します」と言う。そして続けて「この剣を高倉下の倉の頂きに穴をあけて渡そう」と言われました。
 高倉下は何?この夢??と高倉を見ると、倉の頂きに剣が刺さっていた。剣を預かった高倉下命は、神武天皇のところに持っていきます。
 すると神撫天皇軍隊復活して連戦連勝で日本を平定し、初代天皇となる。

2023年1月

 というのが2017年ですが、2023年は取り壊されていました・・。御朱印をいただいたときに社務所にいた方に聞いたところ、前の宮司の時に取り壊したようです。言い伝えによると、結構、傷んできたようで作り直ししようとしたようですが、悪戯などもあったりしたようで止めたよう。もったいない・・・。楽しみだったのに・・。

2023年1月 取り壊されたが跡は残っている
2017年1月14日(土)
2023年1月
2023年1月2023年1月

→本殿右:御神木

 大クスは境内に2本あり、本殿右横のクスノキが最大のようです。

2023年1月
2017年1月14日(土)

→本殿右:鉾取社

「鉾取社」には「鉾取神」が祀られている。

2023年1月
2017年1月14日(土)

→本殿左:新宮社

 祭神はスサノオのようです。

2023年1月

スサノオって出雲のイメージですが、同時に熊野三山の神でもある。ただ、出雲に熊野大社があるんですよね。

→本殿左:稲荷社(秀吉の母が秀吉と出世祈願に参拝)

 ここにも稲荷社は健在ですね。ただ、ここは秀吉の母が秀吉と出世祈願しと伝わっている。なので、奉納幟にも「太閤出世稲荷」と記されている。

2017年1月14日(土)
2023年1月

 出征稲荷といえば京都大原ですかね。と、京都には秀吉ゆかりの稲荷社は多いです。

2023年1月
2023年1月
2023年1月
2023年1月
2023年1月

→そのほか

2023年1月

 境内右の森の中に歌碑がある。尾張浜主(おわりのはまぬし)という舞楽の大家が、845年1月8日、仁明天皇の御前で自作の「和風長寿楽」を舞ったときの和歌とされている。この時、尾張浜主は113歳とか。。。現在は1年は365日だが、その昔、1年は180日ぐらいの時もあるので、そうなら56歳ぐらいですかね。

2023年1月
2023年1月

 下膨れのクスノキですね。伊勢神宮別宮・伊雑宮を思い出します。

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展


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