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通常非公開!三十三間堂・方広寺も管理「妙法院」天台三門跡「智積院」も忘れずに!【三十三間堂シリーズ】

妙法院は三十三間堂を管理し、皇族と関係する門跡です!海外からの観光客が「アメージング!!」「(素晴らしい方の)クレージー」連発のTHE日本なんですよね。確かに入りにくいのはわかるけど、国宝あります!秀吉と天皇のやり取りも見れます!特別公開の時しか中を拝観できないので、事前確認を!

門跡寺院
 
皇族が住職を務めた門跡寺院のこと。門跡寺院は皇族や貴族から住職が入る格式が高いとされた寺のことで、京都市内では「三千院」と「青蓮院」が有名。
 昔は皇族や公家の家に生まれた子供のうち、跡を継がない子供たちは出家したそうです。ただ、歴史的には疫病などで出家するが、戻されるときもあったそうですね。六角系などがそうですね。嫡男が亡くなり、後継ぎが・・・出家している・・やばい!戻そう・・。という感じですね。

変更履歴
2023/09/27 
智積院動画(https://www.youtube.com/watch?v=v80v7rJn5vQ)追加


▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽妙法院(京都市東山区妙法院前側町447)

 周辺の駐車場が満杯なので、思い切って車で入ると10台ほどとめられるのに気づいた!!ラッキー!!
 「平成30年度第54回京都非公開文化財特別京都非公開」で特別拝観公開!!皇族との関係が深く、すばらしい芸術品や静かな庭園などの見所が満載。伝統的な建築様式の妙法院は天台宗の寺院で、寺院の入り口には白と黒が特徴的な大玄関があります。庫裏@国宝と呼ばれる大きな木造の建物は国宝に指定され、障壁画は必見。大玄関と大書院は狩野派の障壁画で飾られている。

 本当にやっているのか不安になる・・・三十三間堂では賑わっていたのに・・。歴史的には鎌倉時代は建仁寺あたりにあり、応仁の乱で荒廃したが、秀吉が方広寺を創建するときに再建した歴史がある。

 京都にある青蓮院、三千院とともに「天台三門跡」と言われる寺院。妙法院は比叡山上にあった坊の一つであり、その初代門主は最澄であると伝えられている。平安時代には今の位置に移ったとされるが、詳細は不明なのだそうな。
 平安時代末期、快慶と繋がりが強く、熊野詣をメジャーにした後白河天皇は法皇となり院政を行う。この時、後白河は法住寺殿という院御所を作ると同時に「蓮華王院」という仏堂を作ります。これが現在の「三十三間堂」である。
 ということで、延暦寺からって本当かな?と思うのだが、次のNOTEの通り、延暦寺の鎮守社といえば日吉大社だが、「新日吉神社」が実は近くにあることからも、信憑性はあるかと。

 庫裏は一般的に屋根を切妻造とするものが多いが、妙法院の庫裏は入母屋造となっており国宝。内部に入り上を見上げると凄い造りでびっくりする。権力者・豊臣秀吉と天皇のやり取りをした文書など、いかに重要なところかがわかる史料が多い。海外からの観光客が「アメージング!!」「(素晴らしい方の)クレージー」を連発していた。

 写真は大玄関と唐門。平成22年に天皇陛下も来たところ。勅使が来たときに、ここを開けるのかな~。さて、妙法院内は宝物や庭園など見どころが多く、思ったより時間が掛かる。各お堂には仏像も安置され、一番の注目は平安時代の「不動明王立像@重文」だろうか。前歯全快見せで一木となっている。

宸殿には阿弥陀如来坐像と歴代の天皇・皇后の位牌が安置されている。

 普賢堂は毎月14日開放している。名前の通り本尊は「普賢菩薩坐像@重文」で台座は象となっている。像高は約60センチで、合掌をして象座の上の蓮華座上で結跏趺坐としている。やさしい姿で、平安末期のものであることに納得。ただ、本来は釈迦三尊で祀っていたのだろうなと思わずにはいられない。近くの金戒光明寺(黒谷さん)に鎌倉時代だったと思うが、相方の文殊菩薩がいるっけ。もしかして・・・。普賢菩薩坐像@重文の白毫がキラッと光る。最後に雲龍図があった。

 この雲龍図は江戸時代中期の絵師・調子武音作で、伊藤若冲や円山応挙、池大雅らとならび京都で活躍した幻の画家。調子武音は名は知られているのだが、作品が判明したのは初めてらしい。長期的に非公開ならではの保存状態の良さ!!


▽智積院(京都府京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964)

 妙法院右です。厳密にいえば新日吉神社の参道を挟んでになりますが。成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院の三大本山として、末寺3000を持つ寺である。

 この寺が面白いのは、紀伊国根来にある根来寺の塔頭であったようだ。再興したのも根来寺の僧が行っている。

京都国立博物館 開館120周年記念特別展覧会『国宝』
真言宗智山派の総本山で、「楓図@国宝」および「桜図@国宝」を持っている。京都博物館120年開館記念『国宝』に出展され、前者は2017年10月2日~2017年10月22日に後者は2017年10月23日~2017年11月13日に展示された。

私の旅行記

 境内は参観無料。拝観すれば国宝の障壁画、講堂、大書院、名勝庭園がある。紫陽花、紅葉なども楽しめるそうです。2022年時点ではお預け状態で未拝観ですね。

 来る平成35年は、真言宗の宗祖「弘法大師 空海上人のご誕生1250年」を迎えるので、何かありそうです。それに向けて、紅葉で有名な大本山「東福寺」、楊貴妃観音で有名な「泉涌寺」と合同で御朱印帳を作り、買えば寺の拝観無料になるとのこと。寺の御朱印は集めていないのでスルーした。

私の過去旅行記

 元々は真言宗のため弘法大師と覚鑁の掛軸があり、智積院は根来寺の学問所である。つまりのところ、前述の通り根来寺の子院といえようか。根来寺は2900子院6000人の僧がいたので、豊臣秀吉に目を付けられ焼き討ちにあう。同時に宝物が京都に流れたものもあるようだ。

 この寺の見どころである「長谷川等伯一門の絵」はかなりの数があったようだが、火災が発生したようで、その後に襖絵に移植したのが今に残っているという歴史がある。絵は知識がないので詳細は割愛するが、魂が入り引き込まれる絵で、立体的なものは貝殻などを利用して盛り上げている技術を使っているからのよう。

 →2022年 東京国立博物館『智積院』

 1253年のお経@国宝など様々な宝物を持つ「智積院」なんですよね。あまり知られていませんが。って、私もタイミング見計らい中ですが・・。
 収蔵庫リニューアルに伴い長谷川等伯の国宝など73点が展示され、内10点は寺外初公開なんだそうな。

▼旅行記

▼セットで行くところ



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