見出し画像

キャリアUPしたい時に考えるべき3つのこと。

「私の経歴だと次は何の仕事がお勧めですか?」
「他の人々はどこへ転職していますか?」
はじめて相談を受ける時に多い質問です。

相談者の方は自分が何の仕事をやりたいのか、
明確な考えを持てないでいるので、
自分の経歴だと“一般的には”何を目指すものなのか
知りたいということでしょう。

その気持ち、よく分かります。

ただ、自分の人生は自分で決めたいですよね。
考えることは負担ですが、放棄してはいけません。

そこで、やりたい仕事を見つける為に
考えるべき3つのポイントを紹介します。

その1:What

どの職業が自分にフィットしているのか?

自分の職業タイプですね。
まず思い浮かぶ問いは、
自分が持っているスキルと能力でやれる職業は何か?
ということですね。
当然、考えるべきポイントです。

しかし、職業はやれるか、やれないか、だけで
選択するような単純なものではありません。

他に、その職業に働く意味を見出せるかどうか、
ということも必要です。
即ち、Whatの視点には、
自分の価値観や興味に合う職業は何か?
というポイントも考えるべきです。

尚、これら2つのポイントを考える場合、
他の職業や職種を十分に知らない時には、
世の中にはどんな仕事があるのか、
情報収集をして仕事への理解を広げるべきでしょう。

まずは、自分の仕事の周辺から調べていくのが
やりやすいと思います。
その意味では、本コラムの冒頭に記載した
2つ目の質問はこの目的かも知れませんね。

その2:How

どの仕事を選んで、
どうやって状況に適応していくのか?

現在のコロナ禍において社会や産業の変化が
これまで以上に加速しています。

その様な環境では、変化に適応していく必要があります。
職業上で転機を迎えている場合、
その転機に自らが主導権を持って対処して
変化に適応していかなくてはなりません。

でなければ、自分の考えがないまま流されて、
状況が悪化するだけです。

転機、すなわち、今まで上手くいっていたことが
機能しなくなることや、
やりがいを感じていた仕事に興味を持てなくなる、
そんな時には次の5点を考えましょう。

・自分に起きている変化は何か?
・その変化が自分に与える影響は何か?
・何が終わったのか?
・だすれば、捨てるものは何か?
・変わらず維持するものは何か?

尚、この状況で上記の5つに対して、
答えを迅速に出すことは難しいと思います。
焦らずに、時間をかければよいのです。

もし、それが今なら(7月)、この夏を全て使うとか。

その3:Why

なぜ、働くのか?
自分にとっての仕事の意味とは?

ん-、人生の大きなテーマですよね。
そもそも自分は何の為に働くのか?

漠とした大きなテーマですので、
捉えどころが無いと感じる人もいるでしょう。

お勧めの方法の1つは、
先週のコラムでご紹介をした人生年表を作って、
自らの人生やキャリアを振り返ることです。

時系列で出来事を振り返ります。
その時に何が起こったのか、
何を感じたのか、
書き出していきます。

詳しくは、同コラムをご一読下さい。

自分らしさを失わずに

昨今の産業や社会の変化は大きく、
それらに適応することは大変です。

生きていくことに精一杯の人もいれば、
一見上手くいっていても不安を抱えている
人は多いでしょう。

その様な状況の中では、
心に余裕を持つことが難しいかも知れません。

しかし、そんな中でも一番大事なことは、
自分らしさを失わないことです。

いや、むしろ、自分らしさを貫くことが、
やりたい仕事を見つけることに繋がると思います。
そして、働きがいを持つことにも、
更には、幸せに生きていくことにも、
繋がっていくはずです。

何よりも自分を大切にして、
自分らしさを失わないようにしましょう。

(2021年7月19日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール

・好きな仕事を見つける為には、自分の価値観の把握から。
価値観のオンラインワークシート(無料)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?