やりたい仕事を見つける方法:自分史年表で人生を振り返る。
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やりたい仕事を見つける方法:自分史年表で人生を振り返る。

若手プロ人材の転職市場は空前の売り手市場です。
つまりスキルある人は引く手あまたという状態。
採用要件の緩和も目立ってきました。

私がやっている人材仲介の仕事の方では、
最近は募集企業から成功報酬*の率をUPするから
良い人をもっと紹介してほしいと言う相談が頻繁に来ます。

***
注:
人材仲介業のビジネスモデルは、
企業に紹介した人が採用された場合、
その人の年俸の30%ほどに相当する金額を
採用する企業の採用予算から成功報酬として頂きます。
例えば1000万円の年俸で候補者が採用されたら、
300万円を企業から頂くイメージです。
***

通常は30%ほどの成功報酬の料率を
倍以上にするという提案をいくつも頂きます。

それくらい企業は採用に苦戦しているということでしょう。

売り手市場での落とし穴

しかし、この売り手市場は個人にとってバラ色か?
と言えばそうでもなくて、落とし穴が沢山あります。
必要なスキルはあるという理由で、
適性が無くても採用されてしまうという…。

個人のキャリアにおいて悲劇の始まりは、
表面的な憧れだけで仕事を選ぶことです。

人から凄いと思われそうな仕事、
年収が高いと言われる仕事、
華やかそうな仕事、
などをふわっとした憧れ以外に理由なく選択しても
満足できるとは限りません。

自分が本当にやりたいことを分からないまま、
中身が理解出来ていない仕事に就くと、
タフな現実に直面した時に耐えられません。
かなりつらいです。

それに何よりも自分が目指すビジョンがないまま、
無目的にスキルアップに取り組むのは、
しんどいものです。

自分史の年表を作成して自己理解

そういった悲劇を避ける為には、
自分自身を理解することが必要です。
そして、そんな自分のやりたいことや価値観に合う
仕事をみつけることが必要です。

そのような自己理解をする為には、
自分が歩んできたキャリアを(人生を)振り返り、
捉え直すのが有効です。

その手法はいろいろありますが、
例えば、自分の人生年表を作成するのはお勧めです。

過去を振り返り、文字に落としていくと、
その時に持った問題意識、考えたことなどを
思い出すでしょう。

今の自分に影響している出来事にも
気づくかも知れません。
その出来事が今の自分の行動や判断にどう影響しているのか。

そんなことも見つかります。

例:私のしょぼい年表

ちょっと例として私の幼少期から社会人初期までを
例として下記に載せます。
書きながら、実際に自分の人生を振り返ってみます。
( )内の記載は、これを書きながら感じたことです。
平凡なのでご容赦下さいね。 

***
・5歳:絵画を習い始めた。
 地元の展覧会で毎年入賞。
 (楽しかった。わくわく幸福感)
・10歳:受験塾にいくので絵画をやめる。
 (自分の中にあった好きな世界が消失した感じ)
・12歳:受験失敗、全落ち。
 (徐々に追い詰められる現実。つらかった)
・13歳:勉強でなく、スポーツで行くぞ。中学陸上部に。
 (走るの楽しかった。せめてこっちでは成功したいと)
・15歳:部のキャプテン、体育委員長。
 (リーダーになりたかったというよりも、
  目立ちたかっただけやないかい?)
・16歳:上を目指すぞと、強豪校へ。
 校訓が自分の価値観になっていく。
 「自己を尊重せよ、真理を探求せよ、社会に献身せよ」
 (自分らしさを発見)
 (自分の考え方の基礎や価値観が形成されたなぁ)
・19歳:スポーツでなく、世界に羽ばたこうと
 地元で国際色豊かな同志社大へ。
 今でも続く親友達にも出会う。
 (自分が何者になりたいのか?もがいてた)
・21歳:英国ノッティンガム大へ留学。
 異文化の人間同士での人付き合いを学ぶ。
 今も続く親友にも出会う。
 (毎日曇りのイギリスも住めば都と感じた。それだけかい~)
・24歳:当時新興の人材企業だったパソナ社に入社。
 母に泣かれる。
 「パナソニックの選考を辞退して、
 パソナって何それ…」と。ダジャレか!
 (既存の権威やエスタブリッシュに対する関心が薄い)
 (先は見えなくても自分の頑張りで可能性が広がる
 夢を実感できる道を好んでいるなー)
 (製品よりも人やその生き方に興味を持った)
・27歳:たまたま遭遇したニューヨークの会社での
 仕事の機会に飛び込む。一晩で決断、電撃結婚し渡米。
 (これと思ったら決断と行動は早い。直感で動くタイプ?)
・30歳:知人が立ち上げたばかりのアンテロープ社に入社。
 (労働者の立場よりも経営側へ行くべきと思った)
 (自己決定権を重視)
***

一旦、以上です。
この後も、まぁ、色々ありましたが。

人生年表から得られる示唆は?

上記の年表の中で( )内に記載していることは、
まさに書きながら感じたことです。

そこから、何が言えるのか?

1.何かを創ることが好き。(←絵画の件)

2.「真理を求め、勉強し続けて、人の役に立ちたい」
  という気持ちが今もある。(←高校の校訓の件)

3.先の見える安定よりも、
  五里霧中でも自己決定できる環境を望む。(←就職選択の件)

敢えて3つだけ挙げると、
こんな感じですね。

私の場合は、上記の3つの要素が仕事や人生に
含まれていることが大切なようです。
書いてみて、確かにそう思います。

ま、案外目立ちたがりで(中学のキャプテン)
注目されてまんざらでもなかったなぁ、
と言うもの思い出しましたが(笑)

いずれにせよ、
大切な要素は見えてきました。

考える為に問いを立ててみます。

・今の仕事では3つの要素はどの程度満たせている?
 ‐それぞれ100点中では何点くらい?
 ‐100点に届かないなら、ギャップを埋めるには何が必要?
 ‐それは現職で可能か?または、転職の必要があるか?
・仮に転職する場合、この3要素がある仕事は何か?
・気になる職種にはこの3要素が含まれているのか?

これらの自分で立てた問いに答えを出していきます。
仕事選びではそんな観点で考えると良いでしょう。
そうやって選んだ仕事には納得感があるはずです。

自分が何をやりたいのか明確でない場合は、
これまでの人生やキャリアを振り返る為に、
自分の人生年表を作成してみることはお勧めです。

私みたいに人に見せなくていいですから、
素直な気持ちを書き出していきましょう。

(2021年7月12日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール

・好きな仕事を見つける為には、自分の価値観の把握から。
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