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年齢別リストラされた時のキャリア思考

最近は空前の働き手不足のはずですが、
リストラの話もずっとお聞きします。
 
2022年に早期・希望退職の募集を行った上場企業は38社です。
例えば、富士通が50歳以上を対象にしたものでは、
3000名以上の応募があったそうです。
 
また、東京でも外資系金融機関ではリストラが実施されています。
規模が大きくないので目立ちませんが、
各社が投資銀行部門などで数名ずつ解雇を通達したと聞きます。
 
もしも自分がリストラを通告されたら、
自分のキャリア形成についてどう考えれば良いでしょうか?
若手の場合と中堅の場合で記載します。

若手でリストラされた場合

20代~30代前半位でリストラされたら、
これから先のキャリアをどう考えればよいでしょうか?
 
この年代を解雇しているのは外資金融などですが、
外資金融で働いていたということはスキルが高く、
また、(外資金融の経験者でなくても)
そもそも世の中は若手の人手不足ですし、
再就職には困らないでしょう。
 
ただ「自分が何をやりたいか?」がポイントですね。
 
この世代の場合はキャリア的には、
漸く自分のアイデンティティが確立してきた頃です。
自分は〇〇のプロだ、△△が自分の仕事だ、
という思いが形成されてきている人も多いでしょう。
 
もし、そういったアイデンティティがあれば、
次の仕事もそれを追求すれば良いでしょう。
 
オーソドックスには、同じ職種で次の仕事を探します。
ただし、考えるべきことがあります。
 
例えば、これまで仕事をしてきて自分なりの課題や
問題意識があると思います。
社会に出てから現在に至るまでのキャリアを振り返り、
自身の課題や問題意識を明確にして、
同じ仕事でも、それらを満たせる仕事を探すと良いでしょう。
 
あと、わずかな年収の違いに囚われずに、
それよりも(将来給与の伸びしろがあるなら)
自分がスキル面で成長出来る可能性が高いポジションを
優先することもコツです。
(それなら数年後に更なるキャリアUPの転職も出来ますから)

中堅でリストラされた場合

では40歳以上の中堅クラスの年代の場合はどうでしょうか?
 
この世代はそれぞれ自分の仕事が明確で、
それで稼いできた世代ですね。
自分は〇〇屋さんだという社会での役割が明確になって
何年も働いてきています。
 
でも、同じことを更に何十年もやっていきたいのかどうか、
確信が持てずにいることでしょう。
内心では、多くの人々が今まで没頭していた仕事への
興味が失せてきたりしているものです。
分かりますよね?40代以上の人々!
 
仮にこの年代の時にリストラされた場合は、
これまでやってきた仕事の延長線上で考えず、
一度全てをリセットして、
0ベースで考えてみると良いでしょう。
 
まず、キャリアを初期から振り返って、
自分のスキルの棚卸を行って、
自分自身が大切にしている価値観を明確にして、
現在の自分自身への理解を深めることです。
 
そうして、その自分の興味、価値観に合致して、
持っているスキル(性格面の特長なども含め)を
活かせる仕事を0ベースで探してみます。
案外、想定外の働きがいある仕事に出会えるかも知れません。

共通する必要なことは自己理解と仕事理解

ここまで書いてきたことを読み返すと、
突然リストラでリセットされた時にやるべきことは、
若手でも、中堅でも、キャリアを振り返り、
自己理解を深めることですね。

(*本コラムの一番下に自己分析ツールを掲載しておきます。)
 
更には、興味ある仕事を理解して、
そこに自分が求める要素があるかどうか、
検証しなければなりません。
 
自らを知り、仕事を知れば、納得感ある選択ができるものです。
 
リストラは(自分の)外部からの強制リセットですが、
自らを変える機会でもあります。
納得感ある次の仕事を見つけて、
今まで以上に充実したキャリアと人生を歩めると良いですね。
 
(2023年6月26日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士

<お役立ちツール>
・自己分析をやりたい人は、下記ご利用下さい<(_ _)>


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