人生色々・若者色々　嘘つきは多重債務者の始まり

この1カ月の自分を振り返ると、20歳から23歳までの東西南北、
男女を問わず、初対面の若者等と話す場面が多かった。

仕事をせず、家で映画を観たり本を読み、仕事をセーブした結果、
色んな所に旅に出て、あたり構わず知らない若者に声をかけた。

知らない人に声をかけ、30秒で笑いを取る。１時間話し「兄貴」
と呼ばせる私の性格は偉いと思う。偉業だと思う。神技だと思う。

くだらぬ話は置いといて、その結果、若者の8割以上は素敵だな、
と思ったのが率直な感想。

皆んな何らかの夢を持ってる。政治の話を嫌う。と言うより興味も
期待もない。

ただ、その夢が実現する為の術をまだ知らないだけの様だ。だから
これから経験をしていけば良い。

これには正しく、という「但し」がつくが。

お金の事など全く頭にない子は、目をキラキラさせ話してくれた。

私は助言も何もせず「出来ますかね？」と聞かれ「できるよ」。
そう答えるのみだった。

さて以前も述べた様に、人間は生後3年が大切で、だから三つ子の
魂100までも、と言う。

そして4歳から6歳。勿論その上の年もそうだが、この年頃は自分
が親にどう見られてるかを一番気にする。

14歳で人間の幹となる基本的な性格が出来上がり、25歳でその
子の人格は完成され、40歳まで惰性で生きる。

これは何千年と言う統計学から導かれたそうだが、昔の人は便利
な機械が無かった分、頭を使い苦労したんだと思えば泣けてきた。

さて東京、大阪、広島、福岡で20歳から23歳までの若者と話す
と、面白い事が色々あり、逆に勉強させられた。

うちにも多くのこの若い世代がいる。中には私より立派なのもいる
し、ああ、こいつは将来借金に追われるな、と分かる子もいる。

見る所は素直かどうか。嘘を平気でつかないかどうか。

眉ひとつ動かさず嘘を言う子は、違う意味で怖い。まだこの年は大
人から「良い子良い子」と思われたい、と言う理由もある。

しかし、事はそう甘くない。30歳にもなれば立派な借金まみれが
出来上がる。

私の地元で、何十人このパターンに当て嵌まる者の将来を、20数
歳時に、私は100%の確率で当ててきた事か。この手のコンテスト
があれば、私は日本で3本の指に入ると思う。

この歳で嘘をつく子に共通するキーワードは、金や承認欲求。また
己をいかに良く見せて、他を屈服させたいか。

この手のタイプは、実は汚い上に弱い。

どういう事か。以下説明する。

これは大人にも通ずるが、お金のために仕事をする。理念を永遠に
持たず自分を誇示する為に。

そう。子供が大人に認められたい為、嘘をつく様に。

結果、間違いなくどこかで頓挫し、破綻する。嘘が信を失う。

そしてグレーゾーンを歩むかブラックに走り、逮捕、破産、逃亡
生活保護、人を騙し続ける、というパターンになる。

何度か書いた当社元社員で、私に数千万円を借りて無視し、弁護士
を入れて来てる親子。これらが正にそうだ。

なぜ「返せません、すみません」と言う言葉を言えないのか。これ
が自分の無益な承認欲求と、正しくないアイディンテティである。

この親子は昔から嘘ばかりだった。この親子の目標と目的は常に金
だった。

「金の為なら糞でも食う」という言葉がある。この親子の会社が景
気の良い時、当時の北九州市長とも仲良しだった。議員や警察を金
で動かしていた。正に糞が糞を食うようだった。

強引で下請けを泣かせ、逆らう会社に爆弾を投げ、爆破未遂を起こ
した。暴力と政治家への裏金で伸び、理念はなかった。

そして今、因果応報で誰も助けず、影で笑われ、おまけにそれすら
感じていない。

借りた本人は破産が通らない理由の一つとなる、ある遊興をゴール
デンウィーク中に行っていた。これが複数の私の友人の目につく事
になった。一つ間違えれば詐欺破算罪。

嘘ばかり子供の頃からつく彼は、親父と共に誰からも信がなく、現
に博打場でこの男を見た連中は悦び、笑いある人間は「捕まえて引
きずって連れて行こうか」と怒った。

私は止めた。関わりたくない。但し、あれだけ大きく出たこの嘘つ
きの代理人弁護士とは、来週楽しい会話が出来そうだ。

ある日の未成年とのライン　こう言う指導が素直な子の道を外さない

話題を戻す。

20歳やそこらで異常に金に執着する子は、嘘をつく。言った事を
平気で言ってませんと言う。

お金で人の心を操ろうとする者も然り。私が初めて集金をしたのが
15歳だから、40年の統計学である。

エリートでどんな素晴らしい人でも、借金をして失敗し反省をせず
誤魔化す。その上で只々借金返済するのみの人は、嘘を吐くのは勿
論だが、良い仕事ができず、兎角忙しいだけの場合が多い。

忙しい働き者は、借金の為に働いてる人が実は多い。

返せば銀行がまた貸してくれ、更に儲けを出し、銀行に金利と共に
返済すると、又銀行が融資をしてくれる、という借金は正しい。

しかし嘘つきはプライドが高く、本当の事を吐露すれば助かってた
のに、それを言うと恥だと思うのか、黙るか嘘をつく。

「この時正直に言えば、簡単に挽回できたのに！なぜ私に言わなか
ったんですか？こう言う場合、こうでああで、こうなったのに」。

私がそう言うと形は頷くが、ここでも余計なプライドが邪魔し素直
に本当のことを言わない。

雄弁だが中身がなく、虚実内混ぜの会話となり、人の目を見ぬ。

私は上若者と話し、このような事を考え、過去の経験値を顧み熟慮
した末決めた。もう、そう言う人を助けない。

それよりこの目で見て、自分が助けたいと思う人を助け、まだ心が
白い子だけを伸ばす。

そして、上記で書いた8割強の若者が、困った時に助けを求めてく
る、駆け込み寺の様な存在でありたい。

今抱えてる、人生最後の課題であろう問題を解決したら、今までの
お人好しな私と別に、いい意味で厳しさも持たないと、良い人生だ
ったことにならず、産まれてきた意味がない。

いや、あったとしても、それが公平でも美しい事でもやりたい事で
も無い。

そう考えると、教育も、嘘をついて治らないと借金を負うぞ、とい
うお金の勉強も教えたい。

人は1秒でも人生に無駄な時間はない。私は金だけの為に生きる若
者、大人に言いたい。

「貴方の為に私の人生を無駄にする気ですか？」。
「人助けとは本来、身体に障害があったり、何らかの不可抗力で困
　った人に対してあるものではないのですか？」。

子供の頃から人を見る目を養え、と儒学では執念く言う。そう考え
ると、私はまだ何も分かっていない20代と変わらん、と恥じた。

しかしこれだけは言える。

金だけの為に仕事はしないし、嘘をついてまで人の力を使い、自分
の欲の目的達成の為だけに、身内を騙す様な人間ではない。

現在20代前半の若者の約2割へ。嘘は多重債務者の始まりで。泥棒
になるのはその後だ。

そして夢を持つ8割以上の若者へ。
君らは師を持ち、その人から少しでも多くいい所を盗め。

人として筋の通った道を見つけ、師友を持ち「あの人が生きてたら
なあ」「あの人はこんな良いとことがあった」。
亡くなってそう言われる人になれ。

生きてる時に人の目を気にして自分を騙し、嘘をついても、人は君
を見ている。信用なんかされない。

人は生かされ、善行を残して死んでいく為、この世に生を受けた事
を忘れてはならない。

私は30代でそれなりの金を持った。しかし25年経った今も、この
世が金だけだと思ったことはない。

お金は弱い人や困った人、貴方にとり大事な家族や友。地域を助け
るツールである。

そう信じる。