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Yayako|弥也子
2023年3月14日 12:48
今を去る1380年ぐらい前(600年ごろ)、 用明天皇の頃、仁井田の川の内の百姓に長左衛門という人がいました。ある日、伊勢川と川の内の境にある若目山にあがって、山の上の高い木によじ登り、はるかに北の方を眺めました。(地図下部)大野見を発見した長左衛門。そこには黒々とおいしげった大きな山波が続いていました。が、その中に、広い平原と思われるものを発見したのです。長左衛門は喜び勇み、あくる日、若
2023年3月20日 17:45
もし、あなたが他人にうけた不親切が理由で、想像も出来ないほどの悲しみに逢ったとき、その人々をうらみに思わないだろうか。 野老野(ところの)から日野地(ひのじ)に越える、昔の通路の高峠に、小さな祠がある。人々はこの祠を高の峠様と呼んでいる。 夫婦遍路、峠を越える。 数百年の昔の秋の夕暮どき、この径(みち)をいそぐ夫婦づれの遍路があった。妻は身ごもる体であったため、今日は山を越す事は出来
2023年3月27日 11:01
畠の肉とも呼ばれる程栄養価も高く消化もよい、みそ汁に、すき焼きに日本人の食卓に欠かすことのできない豆腐、この豆腐を製造し続けて四十余年。雨の日も風の日も豆腐に明け暮れ、私の生きる道と定め、ひたすら豆腐造りに精出している「豆腐屋のおばさん」 こと黒岩挙(あぐる)さんを今回は紹介してみたい。豆腐との出会い 挙さんは明治四十年(1907年)一月、窪川町東又で七人兄弟の五女として生まれた。