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本、映画、オーディブルなど

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最近読んだ本

最近読んだ本

最近読んだ本

ラブカは静かに弓を取る/安壇美緒
ペッパーズ・ゴースト/伊坂幸太郎
夜明けのすべて/瀬尾まいこ
成瀬は信じた道をいく/宮島 未奈
リカバリー・カバヒコ/青山美智子
正義の申し子/染井為人
汝、星のごとく/凪良ゆう

本当はまとめてじゃなくて、小出しにもっと気軽に書けたら良いんだけれども、最近心がざわついて眠れない事も結構あって。映画とかもそうなんですけど、本読むと色々ぐるぐる考えち

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漫画:あくたの死に際

漫画:あくたの死に際

偶にはマンガの紹介を。
あくたの死に際/竹屋まり子

最近お気に入り、暫く休止していましたが5月に連載を再開したので。
書かないで死ねるか。鼻血を出して原稿に向かう主人公の姿が象徴的でぐっと心掴まれます。

アプリのマンガワンで追いかけていますが現在最新は19話。単行本は2冊。
再開して早々もう面白い。
内容に関しては、とりあえず↑の裏サンデーから3話読めるので。

……読んだ?
フフフ、同じ気持

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5月振り返り 聴いた本読んだ本

5月振り返り 聴いた本読んだ本

オーディオブック聴了
ノルウェイの森 上/村上春樹
ノルウェイの森 下/村上春樹
未来/湊かなえ
成瀬は天下をとりに行く/宮島未奈
女のいない男たち/村上春樹
変な家/雨穴
神の子どもたちはみな踊る/村上春樹
流浪の月 凪良ゆう
コンビニ人間 村田沙耶香
夜明けのすべて/瀬尾まいこ

読了
絶唱/湊かなえ
1Q84 BOOK1 前編/村上春樹

ラノベ
灰と幻想のグリムガル20

GW明けから始め

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絶唱 読了

絶唱 読了

湊かなえさんの絶唱を読了した。
阪神淡路大震災が話の中心にあり、またトンガが主な舞台となっている。
楽園 約束 太陽 絶唱の四篇。
最初楽園で暫く中断していたが、その後読み始めたら止まらなくなって一気に読んでしまった。やはり湊かなえさんの文章はすらすらと頭に入ってきて読みやすい。
読了感も良いものだった。

どうしても、神の子どもたちはみな踊ると混じり合ってしまい、どちらも最後は小説を書いている主

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オーディオブック:神の子どもたちはみな踊る 聴了

オーディオブック:神の子どもたちはみな踊る 聴了

最近短編が続いている。
実は読み終わった後すぐになんとか書こうと試みたが、この神の子どもたちはみな踊る、はとても村上春樹らしい書き方をしているので、一度聴いただけでは難解で、文章にまとめるのが困難だった。

阪神淡路大震災を直接経験した当事者ではなく、それを画面越しに見ていたようなある種の傍観者や観測者たちから、日常の崩壊や人が抱えている死や闇とどう向き合うかについて考えさせられたような気がする。

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読了:逆ソクラテス

読了:逆ソクラテス

子どもたちが主人公、殺し屋や特殊な能力を持った人間は出てこない。他の伊坂作品も読んでるが、別の側面というか改めて発見になった。

『私ほど賢い人間はいない。なぜなら私は知っているからである。自分が何も知らないことを』
ソクラテスの名言、これを逆にした場合、さて。

逆ソクラテス
スロウではない
非オプティマス
アンスポーツマンライク
逆ワシントン

の全五篇。全て本来の意味と反対の内容を指している

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オーディオブック:女のいない男たち 聴了

オーディオブック:女のいない男たち 聴了

短編だったので、割とあっという間だった。
それぞれ違う良さはあるが、最後の女のいない男たちはやや投げやりにも感じた。

個人的にはドライブ・マイ・カー、イエスタデイ、独立器官、木野が良かった。
不思議な世界観のものもあるが、要約してしまうとシンプルな内容でも表現によって奥行きを感じるから面白い。

次は趣向を変えて、夢をかなえるゾウを聴いてみたいと思う。

読了:変な家

読了:変な家

(※画像は全く関係ありません)
映画化もされ、話題にもなっていたので気にはなったいた作品。

前半の奇妙な間取りから考察する流れは面白くはあったが、ラストにかけてある種答え合わせがなんとも言えない気分になった。
そっちかぁ...と。

もう少し巻き込まれる系の方が緊張感あって良かったのでは、などと考えてしまったが、野暮な話だろう。

描写はサッパリとしていて、会話がメインなので、どう映画化したのか

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オーディオブック:未来

オーディオブック:未来

湊かなえさん作、未来
朗読はのんさん

私は聴いている最中、何度か顔を覆い、気付けばぎゅっと唇を噛み締めていた
あまりにも辛く、悲しく、苦しい気持ちになったからだ

子供の頃を思い出す。
中学の時のいじめや不登校、貧困。虐待。
当時は分からなかったが、思い返してみるとそうだったのではないかという事がいくつかある。
朗読を聴いている最中ではなく、合間のふとした時に、蓋をしていた記憶が蘇り、どうしても

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オーディオブック:ノルウェイの森

オーディオブック:ノルウェイの森

本の場合は読了ですが、オーディブルの場合は何になるのでしょう?
ここではひとまず聴了という事で。

私は村上春樹作品の熱心なファンではありませんが、ノルウェイの森は読んだ事があります。当時衝撃を受けた事は覚えてますし、下巻は読みながら入り込み、涙した記憶もあります。

ただ、やはり時間とともに記憶は薄れ、登場人物の名前すら曖昧になっているし、そういう意味でもオーディオブックに丁度良いと思って聞き始

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