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映画と漫画:ルックバック

漫画を超えられるんですかねぇ?などと思いつつ、公開初日に観に行ってきました。どうぞ蹴り飛ばしてください。

ルックバックについて、漫画を読んだ事ある方は同じ気持ちを共有できると思うのですが、私自身とてつもない衝撃を受けた作品です。

心の中の大事な宝箱の中に今でもあります。
孤独な作業時に何度も助けられました。救われました。
今でも時折本棚から取り出して読んでは、机に向かう原動力になっています。決して消える事のない灯のような存在です。
漫画からでも、映画からでも良いです、まだ出会ってない方は幸運です。
読んで、観てください。すべてがあります。

映画について、
漫画を最大限リスペクトしつつ、色彩や生きている作画、背景美術、音楽と静寂、吹き込まれた声。光と影。
主人公藤野と京本との出会い、部屋のドアを蹴破るように駆け出し玄関から飛び出したシーン、その帰り道雨の中を、次第に弾むようにスキップし、全力で走る藤野のシーンを見た時、アニメ映画にする事の意味についての答えがありました。
涙が止まりませんでした。
エンドロールが終わっても、しばらく立ち上がれませんでした。

私の生活は普段椅子の上で過ごす時間が、一日の中でかなりの時間を占めています。
孤独に人生の大半をそんなことに費やして、無力感に苛まれ、なんで続けてるんだろうと思うときもあります。
今もあの背中に果てしない力を貰っています。

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