読了:逆ソクラテス
子どもたちが主人公、殺し屋や特殊な能力を持った人間は出てこない。他の伊坂作品も読んでるが、別の側面というか改めて発見になった。
『私ほど賢い人間はいない。なぜなら私は知っているからである。自分が何も知らないことを』
ソクラテスの名言、これを逆にした場合、さて。
逆ソクラテス
スロウではない
非オプティマス
アンスポーツマンライク
逆ワシントン
の全五篇。全て本来の意味と反対の内容を指しているのかな、などと考えながら読み始めた。
逆ソクラテスとスロウではないで引き込まれた。
ささやかな反抗、力強いワード、コミカルなやり取り、ラストの爽快感、扱っている内容が説教臭くならない絶妙なバランスになっているのは流石、それでいてエンタメに振り切っている。
読み易さもあり、読み始めると止まらない。
ドン・コルレオーネ、やっぱり伊坂作品は面白いです。
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