好きが行きすぎて、チャレンジしてみようと思い立ちました。【自分で作るマヨネーズ】
最近、何かと話題にあがる卵の値上がり。ぼくたちと関わりのある養鶏場さんでも、やはりその全国的な卵の供給不足による影響で、大変忙しくなっているようです。
そんな中、実はちょっとぼくも気にしている事があって、実は…
マヨネーズ好きで、いわゆるマヨラーなんです。どのくらいのマヨラーかというと学生の頃にはよく、白いご飯にたっぷりのマヨネーズをかけて、口の中いっぱいに頬張って食べたものです。
そんなマヨネーズ好きのぼくにとっては、卵の供給不足は後々にマヨネーズの価格に影響してきてしまうんではないか。そんな懸念が頭をよぎっております。これからの季節、夏に向けてのキュウリやトマトなど、より一層マヨネーズが活躍する季節になってくるという時に、少なからず危機感を覚えております。
価格に影響が出てくるだけならまだしも、もしかしたらマヨネーズの供給にも影響が出てきてしまうのではないか。そんな事までも考えてしまったりしてしまいます。
そんな状況になっても、ぼくだけは何とかしてマヨネーズを口にできるようにと、今回考えたのがマヨネーズを自分で作る。という事でした。この際だから、自分をより満足できるようなマヨネーズというものを目標に、マヨネーズ作りにはじめてチャレンジしてみました。
使う素材もシンプルで、レシピをみた時の感想が「自分でも簡単にできそう。」と思いました。今回は、その自分で作るシンプルなマヨネーズ作りの模様をお伝えしていきます。
使う素材は、あの卵。
ぼくの働く房の駅では、房の駅がオープンして間もない頃からお付き合いのある【北川鶏園】さんという養鶏場があります。北川さんの作り出す卵は、千葉県でも有数の卵で【千葉県農林水産大臣賞】という賞を幾度となく受賞している卵でもあるのです。
千葉県農林水産大臣賞というのは、簡単に言いますと千葉県の養鶏場さんの卵を持ち寄って行われる品評会で、一番良い品質と認められると受賞できる賞で、より簡単にいうと「千葉県No.1」という事です。
北川さんの卵のことは、以前noteでお伝えもしているので、ぜひご一読いただければと思います。北川さんはよくご自身の作る【房のたまご】を紹介するときに、「ぜひ、生で食べて欲しい!」というように紹介されています。が、今回は生ではなくマヨネーズで使ってみるという形なので、違った魅力を引き出せるように頑張っていきたいと思います。
ちょっと簡単に思ってた。
今回のマヨネーズ作りにチャレンジする際レシピを確認したところ、火も使わず包丁も使わず、使う素材も少ない。といった感じだったので、「これは簡単じゃないだろうか。」と内心思っていました。実際に手がけてみるまでは…
1.たまごの黄味を2個用意する。
マヨネーズ作りは、まず卵を割っていきます。ただ卵白は使わないので、丁寧に殻を割って、そこで卵黄だけにするというテクニックが必要です。料理に対してまったくの素人だった一年前であれば、ドキドキそわそわしていたと思います。
実は、別のところで卵をたくさん割る機会があって、卵黄だけにするスキルが身に付いていたどころか、もはやたまご割マスターになっていたので、失敗などあろうはずがないんです。
見てください。と言わんばかりに、すっと一発でキレイにできました。この卵黄だけにしたものを2個用意します。
2.お酢と塩を入れる。
ただ入れてかき混ぜるだけなんですが、ここからが今回の分岐点になっていくところです。
まず、参考にしたレシピをよく読んでおらず、お酢と塩を入れる前に本来であれば、卵黄だけでよくかき混ぜなくっては行けなかったところ、卵黄が綺麗に残ったまま、お酢と塩を加えていきました。
お酢は少し味付けされたお酢を用意していて、これを大さじ1杯分加えていきます。そして次に塩を入れていきますが、レシピには小さじ1/4程度と少しあいまい。過去のパスタ作りで、塩加減に失敗し塩辛いパスタが出来上がってしまったこともあり、塩加減にも重々注意しながらやろうとは思っていたのですが、その1/4程度のつもりが、結果的に多かった模様。これは、出来上がったからしかわからないから、どこか途中で味見をするという事を今後は取り入れていこうかと反省しました。
今さらながら、振り返って写真を眺めてみると、確かに多い気がしますね。
3.オリーブオイルを加え混ぜる。
本来であれば、サラダ油でも良かったのですが、大きいのを買うわけにもいかず以前使ったオリーブオイルがあったので、それを今回使用することにしました。
そしてここからは、適度にオリーブオイルを加えながら、ひたすらかき混ぜていきます。ただひたすらにね。
このひたすら具合が本当にひたすらで、混ぜても混ぜてもマヨネーズには程遠いサラサラ具合。2回、3回とオリーブオイルを加え混ぜていきましたが、このサラサラ具合が、ぼくがいつも食べるあのトロッと感にはならないのです。
しかも色味も卵の卵黄の色が強く、マヨネーズのあの淡い色にはならなかったのです。時間も5分、10分すぎていく段階で「もしかして失敗か?」の言葉が頭を過ぎるくらいでした。
ただオリーブオイルを加える回数が増えて、ある一線を超えた時に少しずつとろみと色味に変化が出てきたのです。ここはまさに待望の瞬間でもあり、先程までとは明らかに違う質感、そして泡だて器にかかる重さも違います。
この瞬間には、さすがに安堵と喜びが同時にやってきました。
ここまでくればあと一息と信じて、オリーブオイルを加えては一生懸命に乳酸の溜まった腕を振るいまくりました。
完成に安堵。
ひたすらかき混ぜついに完成しました。マヨネーズを一から作り上げていくのには、達成感をすごく感じ、もはや感動の領域でした。
味は少ししょっぱく感じたけど、サラダ小松菜と一緒に食べれば、「うん、こんなものだな。」と思えたので良かったです。そして最後に盛り付けです。最難関と言っても過言ではない盛り付けがやってきました。上手に盛れるかなと、たまごを割るより緊張しましたが何とか完成。ちょっと調子に乗ってフランス料理みたいにしてみたりして。。。
盛り付けは、どうあれ手作りマヨネーズはMogi's Kitchen レシピ認定です!
今回たまごからマヨネーズを作っていきましたが、簡単だけど大変。でした。レシピには少なからず、混ぜ混ぜ時間の目安を書いて欲しいと思ってしまうくらい、混ぜ混ぜした気がします。
結果、自分でも混ぜ混ぜ時間がこんなにかかると思ってもみなかったので、時間の計測を忘れてしまいました。もしかしたら、他の方も同じなのかもしれません。今回は、また塩の分量を少し間違えてしまったのでちょっぴりしょっぱめ。途中で味見をして味を整えられないので、完成するまで味が分からないのが楽しいです。
ただこの時は、もう一回作り直す元気は腕にはありませんでした。何度か食べていると、これはこれで有りじゃないとクセになる美味しさに仕上がりました。ポテトサラダをこのマヨネーズ作ったら美味しいかなと、想像を膨らませます。
一から作ることで、作る人によって個性が出るのも面白い!親子で作っても楽しいかもしれません。やはり自分で作るものは美味しい!この自分で作り上げていく楽しさを、今後も伝えていければと思います。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。