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食卓での好き嫌いはありか

子供が野菜を嫌がります。万国共通の子供あるあるですが、そもそも良いのか別に悪い事ではないのかと色々な考え方がありますし、栄養学的な側面からの視点もあります。実際,、我々夫婦でも少し価値観も違うようです。

食べ物の好き嫌いについて少し考えました。あくまで現段階の私の考え方です。

1.好き嫌いより感謝の気持ち

基本的には栄養学の側面からも、バランス良い食事が推奨されている事もあり、好き嫌いはないに越した事はないでしょう。

しかしながら、苦手料理や苦手食材というものは大体の人が1つや2つはあるのではないでしょうか。又、アレルギーの関係や内服薬との関係で禁食となっている場合もあります。

そう考えると無理くり『全部残さず食べろ』と言われて育ちましたが、それが絶対的に正しいとも言い切れません。QOLの観点からも苦痛を強いられながら食べるのは良くありません。

逆に苦痛を強いられながら食べられては作り手は残念でしょう。

従って私の考えはこうです。提供された料理には例え苦手で残すような事があっても感謝する。『いただきます』『ご馳走様』はその為の最低限のマナーです。

2.多く働き手や生物の犠牲によって食卓に並ぶ

多くの子供のように、これは苦手、嫌いといってただ皿から避けて残すのはお行儀も悪いです。感謝の念も感じられません。ではどうすれば、苦手な食べ物も含め、食物全般に自然と感謝出来るでしょうか。

私達が食物を口にするまではキッチンの作り手だけではなく、元を辿れば、生産者や輸送業や加工工場で働く人等、数えくれない人達が一つの食物に介入しております。

そして犠牲になった動物、魚、植物等の生物の命があったわけです。そこを意識するだけで、苦手だからと廃棄されるそれらへの申し訳なさといったものも感じずにはいられません。

3.食品ロス

お店などでは出来れば先に伝えておいた方が良い時もあります。そうする事で少なからず残す事をせずに済みます。これも一つの感謝やマナー、礼儀に繋がるはずです。

又、食品ロスを防ぐ意味でもSDG’Sにも繋がるのではないでしょうか。

残さずに済ませるという意味では家庭では少量のみ苦手なものを子供に食べさせたり、少しづつ慣らしていくといった方法も挙げられます。

少しづつ食べられるようになる事で、自己成長や自己肯定感も上がるので苦手なものを少しづつ提供するのはとても良い事です。

4.不思議と好き嫌いもなくなる

幸い私は全くと言って良いほど、好き嫌いはありません。確かに、体質等や『残さず全部食べろと』と親や教師に教育されてきた事もあるかもしれません。

しかし、よくよく幼少期を振り返ってみると、食材の事を色々考えておりました。農家、畑、工場、スーパー、店員さんに興味を持っておりました。

生産から、母が台所で手捌きするまでを想像もしておりました。

興味から好きになる恋愛のように、食べ物も興味を持てばそうそう嫌いにはなりにくのかもしれません。




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