山本公認会計士事務所

ここ10数年、ずっと叶えたいと思い続けていることがあります。しかし未だ実現の可能性すら…

山本公認会計士事務所

ここ10数年、ずっと叶えたいと思い続けていることがあります。しかし未だ実現の可能性すら見えません。そういう思いについて書いてみたいと思います。(https://www.accounting-solutions-japan.tokyo/who-we-are

最近の記事

「最近始めたこと」→「物理の勉強」

私は50代なのですが、最近、高校の物理の教科書を買ってきて、勉強を始めました。仕事でも、日常でも、物理の知識は必要ないのですが、 ある勉強法を試してみようと思い、自分が最も苦手だった科目を敢えて選んでみました。 その勉強法というのは、Pomodoro Techniqueというもので、ルールは3つ、 ① 25分間、兎に角、勉強に集中すること。 ② 何かを達成すること、何かを理解すること、ではなく、25分間、ただただ集中して時間を過ごすことを目的とすること。 ③

    • 何がどうなったら公平と言えるのか? アメリカの寄付文化を支える考え方

      先日、「最後通牒ゲームの謎」という本を読みました。 最後通牒ゲームというのは、以下のようなゲームです。 あなたが1万円をもらったとします。 しかし、あなたは、その1万円の中から幾らか(0円以上1万円以下の中の幾らか)をBさん(あなたの全く知らない人)にあげなければならないという条件が付いています。幾ら渡すかは、完全にあなたが自由に決めることが出来ます。 Bさんがあなたの申出を受け入れれば、Bさんはあなたが提案した金額を受け取ることができ、あなたはその1万円からBさんに

      • 京セラがアメリカに進出した理由

        先日、京セラの稲盛さんがお亡くなりになられました。そこで、YouTubeで稲盛さんの生前のインタビューを見ていたのですが、その中で、京セラを創業して間もない頃、日本の大企業に販売しようと回ったが、どこの会社も、創業間もない、小さな会社など、相手にしてくれなかった。そこで、当時、日本の大手メーカーがお手本としていた米国企業に売ることを考えた。なぜなら、米国企業が認めてくれれば、日本企業も買ってくれるようになると考えたから。そこでアメリカに子会社を設立し、売込みにいったところ、ア

        • 中途採用面接の質問

          こんにちは。公認会計士の山本です。 関与先の会社の中途採用面接に、参加する機会が結構あるのですが、 そんな時、私がする質問は、 私が実際にその会社の仕事をしている時に遭遇した問題を伝え、 あなただったら、その問題に対し、どのように対応しますか? というものになります。 これをいつも5題くらい用意し面接に臨んでいます。 例えば、子会社管理のための人材採用で、 「子会社から上がってきた月次の報告を見ていたら、先月だけ粗利率が他の月に比べて極端に下がっていたのですが、

        「最近始めたこと」→「物理の勉強」

          日本人の給料が上がらない理由

          こんにちは。公認会計士の山本です。 私は、日本人の給料が上がらない理由は、①雇用が守られているから、ということと、②海外売上が増えていないから、の2つが原因と考えています。 先ず「①雇用が守られているから」という点については、 例えば、人件費が100の会社が、顧客から90で仕事をしてくれないか、という依頼を受けたとします。 この場合、普通に考えれば、90の収益があっても、人件費が100なので、仕事を受けることは合理的な判断とは言えないように思うのですが、 この時、若

          日本人の給料が上がらない理由

          中国人の名前を、日本語の漢字発音で読むことについて

          先日、先輩の公認会計士の先生から、外国人の名前は現地の発音で読むべきではないか。特に中国人の名前は、例えば習近平は「しゅうきんぺい」ではなく「シージンピン」と読むべきではないか、という話がありました。 この点について私は、「しゅうきんぺい」で良いのではないかと思っています。 というのは、同じ漢字でも、中国内ですら、上海語、福建語、広東語等の所謂「方言」レベルでは、全く読み方が違いますし、 要は、漢字を使っていることが重要なのであって、発音は好きにして良い、という発想がベ

          中国人の名前を、日本語の漢字発音で読むことについて

          死票に対する無関心

          先月、参議院選挙がありましたが、私の投票した候補は僅差で敗れ、国会議員になることが出来ませんでした。 しかし、いつも思うことなのですが、小選挙区制というのは、どうにかならないものか、と思えてしまいます。 と言うのは、 落選した候補に投票した(若しくは、棄権した、投票に行かなかった)人の意見が反映されない仕組みというのは、如何なものかと思えますし、 特に今回の私の投票した人のように、僅差で敗れた等という場合は、極端な話、49%の人の声は反映されないのですか?、と思えます

          死票に対する無関心

          ウイグル人に初めて会った時のこと

          1986年の夏、大学一年の時ですが、上海からウルムチまで「電車」で行ったことがあります。 「電車」とかぎかっこを付けたのは、電車ではなく、7割方ディーゼル機関車、残り3割は蒸気機関車が引っ張っていたからなのですが、 この、今では考えられないくらいゆっくりした「電車」が、84時間かけて、上海からウルムチまで走っていて、 その「硬座」という、単なる板といってもよい座席が並んでいるだけの最低ランクの切符を買い、そこに、座席券すら買えない人が通路に溢れ、という中、上海を出発した

          ウイグル人に初めて会った時のこと

          「株主への手紙」を書かない、日本の上場企業

          恐らくこんなことを気にしている人は、そんなにいないのではないかと思うのですが、私は日本の上場会社の社長が「株主への手紙」を書かないことが気になります。 「株主への手紙」というのは、毎年、決算が終了した時に、会社のトップが株主に向けて書く手紙で、直近の業績、会社の置かれた状況、今後、どうなっていきたいか等、トップ自らが株主に報告する手紙です。 一部、そうでない国もありますが、殆どの国の上場会社の社長は、決算が終ると「株主への手紙」を書きます。しかし、日本企業でそれをしている

          「株主への手紙」を書かない、日本の上場企業

          情報をどうやって保存したらよいのだろう?

          こんにちは。公認会計士の山本です。 ここ数年、課題としていることなのですが、情報をどうやって保存したらよいか、いつも考えています。 例えば、海に潜って、海の中の生き物を見ていると、タコやイカというのは、明らかに魚より知能が高いように感じるのですが、 ただ、どこかで聞いたことなのですが、タコやイカは知能は高いが、親から子へ知識を伝承しないため、子は生まれると、ゼロの状態からスタートしなければならない、とのことでした。 私はタコやイカではありませんが、自分自身の中で、タコ

          情報をどうやって保存したらよいのだろう?

          目の前にあるチャンスを、当時の私の常識が蹴散らした瞬間

          こんにちは。公認会計士の山本です。 2000年代の前半、公認会計士の資格を取り、監査法人で働き始めた頃、中国株を買っていたのですが、 今でこそ、中国の経済力は、日本を遥かに凌ぐものになっていますが、 当時は、日本の足元にも及ばない規模でしたので、 友人などからは、そんなのを買っていると、紙くずになるよ、等と揶揄されていました。 当時、買っていた株の殆どは、今も持ち続け、殆どの銘柄は、配当の合計だけで、株の購入代金の回収が終っており、株価自体も、当時の何倍にもなってい

          目の前にあるチャンスを、当時の私の常識が蹴散らした瞬間

          ラチェット式ダイエット

          こんにちは。公認会計士の山本です。 今年の夏は、コロナが猛威を振るい、ずっと家で過ごしていたため、体重が4キロも増えてしまいました。 秋になって、これではまずい、ということで、ダイエットを始め、今、3キロ減まで戻すことに成功しました。 目標は元の体重マイナス1キロなので、あと2キロ減るまで、ダイエットを続けようと思っています。 それでダイエットの方法なのですが、 世の中には色々なダイエットの方法がありますが、 私の場合は、こんな感じです。 1.毎朝、起きた時、体

          ラチェット式ダイエット

          リスクを取れる社会にするために、個人保証の上限額を1千万円とすべきではないかと考えます。

          こんにちは。公認会計士の山本です。 かなり暴論ですが、 私は、日本は、民法を改正して、個人が差し入れられる保証の上限を、一人1千万円迄に制限した方がよいと考えています。 理由は、そうしないと、個人がリスクを取れる社会にならないからです。 日本の起業率は諸外国に比べて、極めて低い水準にあります。 また、中小企業のオーナーの高齢化が進み、事業承継が急務と言われていますが、円滑に承継が進んでいません。 こういった事象の背景には、個人保証が重過ぎる、ということがありますの

          リスクを取れる社会にするために、個人保証の上限額を1千万円とすべきではないかと考えます。

          三年日記/時間という「資源」の重要性

          こんにちは。公認会計士の山本です。 三年日記について、一気にたくさん書き過ぎているように思いますので、今回で一応、最後にしたいと思います。 先週から始まった、テレ東の「JKからやり直すシルバープラン」というドラマで、21世紀を生きる人の50%は107歳まで生きる、と言っていました。 とすると、私は三年日記を29年間、付けてきましたが、これからまだ、50%の確率で、今までの2回分弱の期間の三年日記を付け続ける、ことになります。 それは有難いにしても、 ポイントは、10

          三年日記/時間という「資源」の重要性

          三年日記/現場を見ている「自分」

          こんにちは。公認会計士の山本です。 三年日記について、続けて書いていますが、一つのメリットとして、自分の行為を客観的に見られるようになる、ということがあると思います。 今、こうして何かをしている時でも、一日が終わる時、どう書こうか、と、現場を見ている「自分」がいたりしますので。 例えば、怒りや、不満といった感情は、 目の前に出現している状況を変える必要があると思っているから、起こってくる感情だと思うのですが、 そのまま、その感情を発露しても、目の前の状況が自分の思う

          三年日記/現場を見ている「自分」

          三年日記/本当に追い詰められた時

          こんにちは。公認会計士の山本です。 私が三年日記を付け始めてから、29年が経過しようとしていますが、 29年もあると、 本当にどうしたら良いのだろう、と、追い詰められたような状況が、幾度かは出現します。 そういう時、猛烈な不安が心を支配し、パニック状態になりますが、 そんな時でも、「書く」という行為は、心の安定剤として機能します。 何が起こっているのか、自分の採り得る選択肢は何か、その選択肢を採った場合に起こり得るリスクは何なのか、違う選択肢を採った場合はどうか、

          三年日記/本当に追い詰められた時