京セラがアメリカに進出した理由

先日、京セラの稲盛さんがお亡くなりになられました。そこで、YouTubeで稲盛さんの生前のインタビューを見ていたのですが、その中で、京セラを創業して間もない頃、日本の大企業に販売しようと回ったが、どこの会社も、創業間もない、小さな会社など、相手にしてくれなかった。そこで、当時、日本の大手メーカーがお手本としていた米国企業に売ることを考えた。なぜなら、米国企業が認めてくれれば、日本企業も買ってくれるようになると考えたから。そこでアメリカに子会社を設立し、売込みにいったところ、アメリカの会社は、創業間もない、小さな会社であることを理由に門前払いせず、京セラの製品自体を見て評価してくれた、ということを仰られていました。

日本電産の永守さんも、全く同じことを仰っていました。

なぜ、日本の大企業は、創業間もない、小さな会社を門前払いするのか? また、アメリカ企業が認めれば、何故、右に倣えとなるのか?

稲盛さん、永守さんが若かった頃から何十年と経っていますが、今も日本の大企業は同じ対応をしていると思います。勿論、日本の大企業も理由があって、そういう対応をしているのだとは思うのですが、直感的には、そこの部分が変わらない限り、日本経済は発展しないように思えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?