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育休中リスキリング続報。キャリアコンサルタント試験に合格しましたっ!

おはようございます。
大変だった育休中リスキリング的なものをやってみての続報ですが・・・


国家資格キャリアコンサルタント試験に一発合格
できましたー!

webで先に合格発表をみたけど、通知書届くまで不安だよね


キャリアコンサルタント(以下キャリコン)は試験に合格しただけでなく、登録してはじめて名乗れるもので、先日登録が無事完了したので、このタイミングで改めて備忘録がてら振り返りを書いておきます。


そもそも、なぜキャリアコンサルタントを学ぼうと思ったか

キャリコンが職業能力開発促進法に規定されて国家資格化されたのは2016年、ちょうど長女が生まれた年でした。人材業界の知人が何人かこの資格を取っていて知ったというのが最初のきっかけです。(この時は自分の中での優先順位的に労務分野に詳しくなりたいという方が優先していたので、ここではすぐにやらず。)いざ今回やろう、思った理由としては、大きく4つあります。

キャリアに向き合う仕事だから

人事として、様々な人の「キャリア」に向き合う仕事をしている中、上司から教わること、本などの知識も含め、自分の経験値だけで向き合っていることに対してなんだかモヤモヤみたいなものをどこかで感じていました。

経営状況、個人のライフステージの変化など、会社・個人両方の状況次第で大きく変わることがある。正解がないものだし、考え方もどんどん変わるもの。

個人の意志きっかけで変わることもありますし、会社なので経営側の意志決定に沿って動くことももちろんあり、そういうときに経営側の意図の理解をした上で、最大限個人の能力、適性、興味等々様々な要素を加味して提案ができたりすることは人事にとってはとても重要な能力であり、「キャリア」というところの根本をしっかり学んでおきたいなと思ったのが一番のきっかけでした。

「新卒入社」な自分

会社の中でも複数部署や職種、そのたびに違う環境を経験しておりますが、この会社の「新卒入社」というところには変わらず、中途採用の候補者や中途入社社員からすると「新卒入社の人には、わからないよね」のように感じられる瞬間って、どうしてもあると、思うんです。

実際に新卒入社=様々な部署に同期が沢山いて、それによって情報もたくさん入ってきたり、相談したいなと思うときの人脈が多い、みたいな点とか、確かに違うところはあります。正直転職をしない限り分からないと思いますが、中途採用をやればやるほど、社員と話すほど、ずっとどこかで引っかかっていて、そこを打破する方法って何かないのかな…というのを考えていました。産休に入って、特にトラブルがなかったこともあり、まだ子も生まれる前の余裕が多少ある時期に改めて自分の課題と向き合い、今できることとして、期間限定にはなるけれど他社を経験することと(これは副業という形で経験。そのときのnoteはこちら)、キャリアコンサルタントの勉強をすること。この2つだなと思って開始しました。

常に新しい考え方をベースに個々のキャリアと向き合う

新卒採用での面接や、大学生の甥っ子の就職活動において相談を受けたりする経験を経て(彼は第一志望の会社に内定し、現在は社会人2年目)、学生、若手社員のキャリアに対する考え方が年々変わってきているなというのを実感していました。

少子高齢化社会が進み、高齢者や女性の社会進出が推奨され、副業推奨…等々、学校のキャリア支援のメッセージも変わってきたりして、キャリアを取りまく考え方の変化がここ数年とても大きいと感じています。ファーストキャリアはどうするかと話し、転職も当たり前、コロナを経て副業もやりやすくなり、AIの進化、会社に貢献というよりも自身のスキルアップをしていかないと生きていけないような雰囲気の時代になっている中、こうした状況や新しく出てくる考え方にはキャッチアップし続け、理解し、そのうえで個々人のキャリアと向き合わなければ、というところは常にありました。(それだけ、自分も年を重ねている証拠…)キャリコンでそれが解決できるのかでいうと、それだけでは難しいですが1つのきっかけにしたいなと思い。

将来的に会社外においても社会貢献できる領域を持っておきたい

これはちょっとおまけ的なところですが、将来的に会社外でも社会貢献できる領域を持っておきたいな~という中で「キャリア」という正解がなく一人ひとり異なる分野に向き合うことはとても興味があり、何かしら力になれることを長くやっていきたいなというのもありました。

キャリアコンサルタントの試験ついて


試験自体は、学科(筆記試験)、実技(論述試験と、面接試験)の大きく2つ。国としてキャリアコンサルタントの有資格者を増やすことを目標にしており、難易度が高すぎると増えないということもあるのか、(参考:キャリア・コンサルタント養成計画について/厚生労働省 )国家資格にしては合格率が割と高めです。(私が受けた第23回は学科と実技両方同時合格者は6割程度)

とはいえ、サクッ!と合格できるものではなく、試験を受けるためには「キャリアコンサルタントの実務経験が3年以上ある」もしくは「養成講座を受ける」のいずれかに該当していないといけなくて(23年9月現在)、私の場合「養成講座を受ける」というところを育休中にやったのですが、150時間(週2回×5か月弱の講座受講)を受け、その後に面接力アップのために、追加講習や受講生どうしでたくさんのロープレを実施したりと、「受けるまで」が大変でした。

面談って日々業務の中でやっていても、年齢・経験含め、こんなに多種多様なケースでロープレをやったことはなかったので、これ自体良い経験になりました。

育休復帰後の勉強との両立について


育休復帰後が、本当に大変でした。小1対応、保育園児対応、仕事のキャッチアップに加え、面接ロープレと学科試験のインプット…。復帰直後の資格取得は本当にお勧めしたくありません涙。

復帰後に受ける予定だった模試は受けることができず、半ば諦めかけていたときに講座を一緒に受けていた方々(同志…)から「とりあえず受けよう!」と言ってもらい、有資格者から「大丈夫!筆記試験は7割とれば受かるんだよ、50問あったら15問まで間違えられるよ!笑」という励ましを受け、一旦「受ける」ということを目標にやりました。

さいごに&キャリア関連本いくつか


合格は第一歩。そしてキャリコンは更新講習を受ける必要があり、知識も経験もアップデートし続ける必要がある資格です。活かさないと意味がないので、仕事含め様々な場面で活かせるよう、今後も努力してまいります。

いくつか読んだ本ご紹介。

こちらはキャリコン勉強のお供。教科書的な感じ。わからないことは大体ここに書いてある。試験対策、ごろあわせ~とかではなく、根本理解用。


学科試験で時事問題系は好きだったのですが、どうしても理論家の先生方の細かなところを覚えるのが苦手で、ちょっと息抜きがてらに読んだ本。キャリア関連の理論、それらを提唱した理論家・心理学者にまつわるエピソードや人物像が紹介された本で、試験対策というよりも読み物的によかったです(結局、試験対策は私の頭ではゴロあわせでもしないと覚えられないものが多々あったのでw)


最近読んだ、青田さんの本。特に20-30代前半くらいの方やその層をマネジメントしている人に良さそう。キャリアに悩んでいなくても、定期的に整理して振り返り重要性やその方法などが書かれていました。忙しい時こそ。


最近読んだ、法政田中教授の本。男女雇用機会均等法施行前後に就職した女性たちの就職や管理職経験、定年後のキャリア選択などの事例紹介、データ解説。先人たちの言葉は本当に励まされるし、その苦労あって今があると思えた本。


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