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エッセイ

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実験が死ぬほど苦手なのに理工系大学に進む羽目になった、かつての私が感じていたことなど、雑多に書いています。
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2023年6月の記事一覧

理系の白衣はふつくしくない。

理系の白衣はふつくしくない。

 医療ドラマに出てくるドクターは顔がいい。それを一層ひきたてるフェチズムなアイテム――それが白衣だ(ここで言う白衣は羽織るタイプである。整体師の方がよく着ているケーシーは含まない)。
 Vネックのスクラブ上下だけでも鎖骨が見えてセクシーだし、プロフェッショナル感が半端ない。その上から更に白衣を着られたらイチコロ待ったなし。

 なお、私の推し医師はコウノドリの四宮先生(しのりん・ハルやん共に)・T

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大学二年(後期)の生物学科生が慄いた「マウスの解剖」

大学二年(後期)の生物学科生が慄いた「マウスの解剖」

※この記事のテーマは「マウスの解剖」となります。小動物の死や内臓、血に関する描写を含みますので、苦手な方は閲覧をお避けください。

はじめに 先日公開した記事のとおり、私は科学の実験がものすごく苦手だ。

 だからこそ、バチバチに理系な5歳年上の兄が地方国立大の工学部に合格した時は「数学も物理もできるアニキかっけー!」と尊敬の眼差しを注いだ。実家を離れた彼が楽しいキャンパスライフを送るだろうと疑わ

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