桜の頃に思い出す人

各地で桜の便りが聞かれ始めました。桜のニュースを聞くと必ず思い出す桜があります。
愛媛県東温市の「源太桜げんたざくら」です。
桜三里という桜の名所でひときわ際立つ大きな桜です。
樹齢300年以上で、高さは17メートルあります。
近くを車で走っていても、車窓からその桜に目が止まります。


私はテレビ局で仕事をしていた頃、何度もその桜を取材しました。
職場の大先輩が源太桜の存在を教えてくれました。
当時ニュースの中で地域を巡るコーナーを担当していた私に、先輩が情報をくれたのです。

自分が持っている情報を後輩に伝えて、それが映像化されることをとても喜んでいました。
「山田君は知っているかな、この情報」と押しつけがましくなく、さりげなく地域の話題を提供してくれました。
取材後、放送を見て本当に喜んでくれていました。

彼は新聞記者がメディアの仕事のスタートで、その後テレビ局のディレクターに転身した人でした。とにかく人好きで、どこに行っても初対面の人と仲良くなる本当に魅力的な人でした。

私のマスメディアでの基礎はその先輩から教えられたような気がします。

桜の花が咲くと、私はいつも源太桜の情報をにこにこしながら教えてくれた大先輩のことを思い出します。

最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗