推しがいるとハッピーになる

93歳の母に聞いた。「お母さんの推しは誰」すると母は「あんた推し言うてなんぞね」と不思議そうな顔をした。
「推し言うたら、自分が好きな人や物のことで、人に教えたくなるほど好きな俳優やタレントの事よ」と伝えると、母は暫く考えて「役所広司か、鶴瓶さんか・・・、やっぱり大谷翔平かな、ちょっと前はイ・ビョンホンじゃったけど」と答えてきた。

ずいぶんたくさん名前が挙がったが、ちょと前まで韓流ドラマが好きだった母はイ・ビョンホンを見ると乙女の顔になっていたのを思い出した。
ドラマ「オールイン」を見てから好きになったのだ。写真集も持っていたと思う。

そんな母は最近、大谷翔平の活躍を見て笑顔になっている。今は多くの日本人が大谷さんに夢中だ。見ているだけでパワーが湧いてくる。

間違いなく推しの活躍や存在は元気の源なのだ。
私の友人はK-POPの2PMの大ファンで、日本公演があると東京や福岡に出かけてエネルギーをチャージしているようだ。彼女に「推しは必要よね」と訊ねると「若さの秘訣、幸せホルモン分泌のためにも推しは大切よ」と断言した。

私は冬ソナブームの頃、ヨン様に夢中だった。もう20年も前の事になるがそれがきっかけで韓国に旅したこともある。それから韓流ドラマのファンになった。ソン・スンホン、クォン・サンウ、チ・チャンウク、パク・ソジュン
ドラマによって推しが変わってきた。

そして今年に入って新たな推しができた。TBSドラマ「Eye　Love　You」で年下の韓国人留学生を演じて日本の女性たちの心を掴んだチェ・ジョンヒョプだ。ドラマの中の胸キュンシーンにときめいて、毎回笑顔を貰っている。

推しが出来ると思いっきり幸せな気分になる。暫くは推しのおかげでエナジーチャージ出来そうだ。

母が私に言った。「あんた今日のヘッダー画面も推しのイラスト描くんよねー」と。

《母が描いた私が推しのドラマイラスト》

推しがいると毎日が楽しくなる。

 
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