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墓には何が宿るか

 若い頃は
 クリエイティブな人生を志していたせいか
 人間を情感豊かな存在だと
 思い込もうとしていた気がする
 その思い込みを捨ててしまったら
 自分の存在価値にもかかわる
 大問題になると思っていた
 あるとき
 そんな考えがひっくり返ってしまった
 自分の感性を磨き
 価値のある人生が
 その先にあると思っていたが
 見識の狭さだった
 日本人は
 芸術的な活動を
 特に崇高な仕事だと思いがちだ
 それが自分にも浸透していた
 それを外国の
 さまざまな価値観に触れることで
 気付くことができた
 墓は物体である
 人間も物体だ
 生きた証に戒名が刻まれても
 ただの石である
 精神は
 変化するから存在するのだ
 墓はただの生きた印だ

「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。