高齢者も音楽を聴く

聞いている音楽は何ですか?

通所介護に来ている利用者さんのなかに、ヘッドホンで音楽聞いている方がいるんですよね。たぶんiPodを使っていたと思う。

「なに聞いてるんですか?」

「ジャズとかタンゴですよ~」

って利用者さんに教えてもらいました。

まあ、普通の会話ですね。

僕はこの通所介護事業所に対して、職員の指導やリハメニュー検討のサポートをするために非常勤で雇用されています。

3時間程度の滞在時間で1日2回転させているタイプの運動メインの通所介護事業所です。

主に、看護師さんや介護職でリハビリに関わっている職員さんに対して、利用者さんの評価のポイントやリハプログラムのポイントなどを伝えます。

そんな業務の中で出会った一人の利用者さんがiPodで音楽聞いている利用者さん。

僕は初めてお会いするのですが、この事業所をすでに定期利用されている方でした。

それなのにね、看護師さんはこれまでiPodに注目していなかったそうです。

びっくりです。もったいないです。注目してほしかったです。

音楽の種類も利用者さんの評価には必要

3時間程度で2回転している事業所の利用者さんはけっこう忙しい。利用者さんが忙しいということは、スタッフも忙しい。

送迎して、バイタル測定して、体操とかして、5種類くらいあるマシンを順番に使って、合間にお茶休憩して、個別機能訓練加算の人は別メニューもこなして、また集まって頭の体操したり、クールダウンの体操したりして、最後にバイタル確認して、送迎する。

こんな感じで怒涛のように3時間が終了する。

だから、スタッフさんもあわただしく動いています。

運動メインの通所介護だと一般的なパターンだと思う。

だから、実は利用者さんとじっくり話したりする時間があまりなかったりする。業務上やむを得ないっていうのは確かにある。

だけど、作業療法士である私を非常勤として雇用している事業所さんは通常プログラムに加えて

作業療法士視点での介入

を求めているわけだ。

それなら、iPodに注目すべきなんだよってことだ。

=======お知らせ=======

注:無料で読めるのはここまで。300円のお支払いで続きを読むことができます。

ただし、このコラムはマガジン「生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える(やまだstyle vol.10)」に含まれています。

マガジンは3000円で販売しています。このマガジンは平成30年9月まで継続し20本以上のコラムを掲載予定です。単品購入よりもマガジンを購入される方がお得です。
マガジ掲載コラムはこちらで確認していただけます。

https://note.mu/yamada_ot/m/ma3fc5020f609

=====ここから続き========

音楽聞いている人見てどう感じる?

ここから先は

1,706字 / 1画像
この記事のみ ¥ 300

フリー作業療法士として日々書いております。サポートは励みになっています。サポートなくてもお買い上げいただけますが、あると嬉しい。