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ダンス作品『VOICE』創作日誌

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ダンス作品『VOICE』創作の過程を載せていきます。表の目的はプロモーション、裏の目的は「ここに書くことを目的に毎日少しでもリサーチなりなんなり行う」です。
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#思考

VOICE創作日誌 本を読む

VOICE創作日誌 本を読む

引き続き、越智雄磨『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以降の地平』(国書刊行会 刊)を読む。今日は序説の残り、結語、あとがきを読み、ざっくりと全体で言われていることを把握してから第一章を読んだ。

「ノン・ダンス」という作品のいちジャンルに括られた作品たちの特徴として、単に「漠然と頭の中でイメージする“ダンスっぽいこと”をしていない」、というだけでなく、その当時のフランスで行われていたコ

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VOICE創作日誌 ノン・ダンス作品を見る

VOICE創作日誌 ノン・ダンス作品を見る

越智雄磨『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以降の地平』(国書刊行会 刊)の序説を読み、本論の何章を優先的に読むか検討。フランスのダンス界に対する支援体制への言及も載っているらしいがそこはとりあえず飛ばすことにして、「ノン・ダンス」にくくられる作品の特徴について書かれていそうな部分を目次にマーク。

そして、ジェローム・ベル『ショー・マスト・ゴー・オン』2001年版のダイジェストを見た。

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VOICE創作日誌 本と新構成のアイデア

VOICE創作日誌 本と新構成のアイデア

以前買っていた、越智雄磨『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以降の地平』(国書刊行会 刊)を拾い読み。

引用した言葉がとくに印象的だった。
前者を読んで、先日拝見した神戸国内ダンス留学の成果発表『6つのソロダンス』で特に興味深かった作品が、冒頭ダンサーの個人情報(と思しき名前や電話番号、星座など)をシャツに書いては脱いで、敷かれたビニールシートに投げつけていた(ファシャッッッ……と鳴っ

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VOICE創作日誌 迷走……

VOICE創作日誌 迷走……

あるダンス作品の映像を拝見した。

別に具体的なボディランゲージでなく、「踊りの振り付け」だが、それを「観客に目を向けながら行っている」シーンがあって。
ソレを見ていて、具体的な会話のジェスチャーでなくても、『なにか言葉、言いたいことを伝えようとしている』ということを感じられた。
舞台公演での目線、「観客を見ている」という状態自体が、「何か具体的なものを伝えようとしている」と感じさせる効果があるの

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