これはヤラれる😍相性のいいバッチリな人が現れたかも？【#7 マッチングサイトリポート】

ある晩のこと、マッチングアプにMr.Rと名乗る方から変わったメッセージが届きました。

「あなたは超ジーザスラバーは好まないようですが、超ブッダラバーは合格するでしょうか？」

一瞬クスッとさせるところがなかなかユーモアのある人だと思いました。まずはプロフィールをチェック。ジロジロ👀　

容姿は好みではありませんけど、かといって絶対に受け付けないという感じでもなし。五つ星を満点とするなら★★★かな……。

とはいえ、わたしの場合、若いころから世間で俗にいうイケメン顔が好みなわけではありません。結婚する前の好きな俳優は松田優作とか根津甚八とかワイルドでシブめの人が好きでした。

松田優作が若くして亡くなったときにはほんとショックでした。（得意な脱線）彼の命日がたまたま夫の誕生日だったので何かの思召しと思い、夫の誕生日のたびに松田優作の冥福を祈ってました。

話戻して……
そもそも、外見というのはふつう理想通りにはいかないものです。恋に落ちてしまえば、理想とちがっても進んでしまうものですから……。亡くなった夫は容姿はどこから見ても松田優作、根津甚八からは程遠くまったく好みのタイプではありませんでした。★で表すならやはり★★★です。

さて、ここは米国ですから、日本人男性の好みをイメージしてもはじまりません。わたしの今の理想をあえて言うならリチャード・ギアみたいなおじさまがいいのですが、今のところそんなステキな人は一度もみつけていません。

なにしろ、ミシガンは肥満率がかなり高い州ですし年齢も年齢ですから、ふくよかな人ばかりです。太っていなくともやたらお腹がポンポコリンだし、年齢とともに髪も消滅しています。髪は努力の問題ではないので良いとして、あまりにひどい肥満体型は、いくらお人柄が良さそうでも健康にもライフスタイルにも問題があると思うので避けちゃいます。(ごめんなさい)

その視点も含めてMr.Rのプロフィールを眺めてみると、栄養に気を配り、週に3、4回はエクササイズをしていて、体型はアスリートレベルとしています。好きなことは、外食、ライブ・コンサート、カヤック、ボート、ナイトクラブ、ダンス、キャンピング、ハイキング、キーボード・シンセサイザー演奏、サイクリング、ワークアウト、武道、アンティーク、旅、観光、バイク、ワインティスティングetc…と多彩のようです。

全体のイメージをハリウッド俳優で例えるなら、エド・ハリスの少し若いころみたいな感じです。これまでにチャットした中では異色でおもしろそう。もっと知りたいと思ったので返信することにしました。

「基本的に信教の自由を尊重しますが、毎日曜に手を繋いでいっしょに教会に行こうと言われるとそれは無理です。すばらしいプロフィールですね」

と返したところ、それはそれは長〜い自己紹介が届きました。

要約すると
「あなたのプロフィールを拝見するとかなり趣味が共通しているように思うので、私のことをもっと知ってもらいたいと思います。カナダ・モントリオール生まれなのでアナーバー在ですが米国とのダブル国籍です。フランス語はもちろん、両親がウクライナ系移民のためロシア語も少々わかります。

現在は心臓病の医療用ソフトウェアを扱う会社に勤務しています。別れた妻との間には二人の子どもがいますが娘は結婚していて息子は大学生です。

ヒューロン川沿いに住んでいて、庭では有機栽培で野菜も育てており、食に気を使います。休みの日にはハイキングやサイクリングを楽しんだり、アジア料理を作ったり、作曲をしたりして過ごしています。海外旅行も大好きです。

あなたにたくさん質問したいことがあるので###-###-####に電話下さい。もし電話が嫌ならテキストメッセージでもかまいません。
 Mr.R

アウトドアからインドアまでバランスの取れた趣味を持っているところに好感を持ちました。カナダ国籍もあるのはかなりポイント高い！！音楽を演奏したり、作曲を楽しんでいるのも話が合いそうだと思いました。食を気遣いワークアウトをしているところもいいし、文章もきちんとしています。

この時点ではまだわたしの警戒心は解けないので、電話は見送りました。マッチングアプ内でのチャットをはじめると、確かに共通の趣味が多いのでそれはそれは飽きることなく毎日チャットがはずみました。

そのうちに彼は持っているシンセサイザーの話でYamaha DX7に触れられたので、「それ今ももってるの？」と聞くと、「ここにある」と言います。

わたしは70年代からエレクトーンを演奏していたこともあり、その昔それがほしいと思っていた時期があったので、昔ほしかった時期がある話しをしたら、彼にとってはマッチングでたまたま出会った人がYamahaDX7を知っているだけで、かなり興奮してしまいました。

「ミシガン在の女性で自分ほど変わり者の会話についてこられる人に出会うなんて、宝くじを当てるよりも難しい、これはいいサインだ」

よほど嬉しかったのか、翌日の朝にはわたしのためにシンセサイザーで作曲したからと、禅を連想させる美しい画像と共に、自作の曲に日本語のオハヨーメッセージをミックスしたオリジナル曲の音源を送ってきました。

さっそく、ニクイことされてしまいました。
これはヤラれます。
わたしのためにシンセサイザーでオリジナル曲と来たよ！！

そもそも、わたしはこれまでの人生でスウィートテンダイヤモンド☆彡☆彡とは無縁だったし、「目覚めたら枕元にプレゼント！！😍」なんて経験一度もありません。

つまりこんなあしらいに、とことん免疫がないのです。

ヤラれます、シビれます。
かなり揺さぶられはじめました。

この時点ではお互いにまだテキストチャットのみでしか交信していませんがわたしの心の声は、「これはイケるかも」イケイケ・ススメモード。😍

たぶん彼もかなり熱い手応えを感じていたと思います。それほど、会話のキャッチボールがとってもスムーズでチャットが楽しかったから。仕事をしているはずの時間もチャットが届きます。（オイオイ仕事しなさい）

いろんなところに旅もしていて広い視野を持っているし、音楽好き、自家製ワインも作っていると言います。

「今仕込んでいるワインを是非あなたといっしょに飲みたい」

と熟成中ワイン画像が送られてきました。

わーい😍！！なにこれ、楽しすぎるじゃん！！

まだまだ続くよ〜

浮かれだ記事になっていますが、もし⬇初回をお読みになっていない方はどうしてこの運びになったかだけはお読みいただけると幸いです。
このプロジェクトはわたしにとってはグリーフケアの一環でもありますのでご了承下さいませ。m(_ _;)m