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ピンクビキニから3年4ヶ月ぶりにメキシコ・カンクン

初投稿から331記事を公開している中で、プロフィール以上にスキをいただいている記事がこれです。

夫婦のイベントとして恒例だったカリビアンリゾートの旅は、その後もずっと続くと思っていたのに、儚くも2019年の12月が夫との最後になりました。

末期癌の闘病中も「オレはあきらめない。絶対にまた行く」と言い続けるほど大好きだったリゾート旅です。一方で、自分がいなくなったあとは、新たな人とそんなライフスタイルを続けて楽しく生きろとも言い遺して逝きました。

その言葉が強く頭に刻まれているだけに、マッチングサイトで気の合う人をみつける条件に、リゾートで過ごす旅をいっしょに楽しめそうな人ということを念頭においていました。

成り行きとはいえ、バハマにいっしょに行くことになったQPさんとすっかり打ち解け、正直さと思いやり、人柄の良さが旅の間にどんどんわかりいつのまにか🐽❤️溢れる仲良しになり、バハマから戻った3ヶ月後の4月に、ふたたびの旅を計画したのでした。メキシコ、カンクンのリビエラマヤです。

夫が生きていれば40周年めの結婚記念日になるはずだった日に出発し、わたしたち夫婦の記念日をQPさんが夫の代わりとなって、カリビアン・リゾートでわたしといっしょに祝ってくれました。

彼は、常日ごろから亡き夫に対して多大な敬意を表してくれて、夫との思い出話を笑顔で聞いてくれます。おかげで、気を使うことなくどんな過去の話もできる関係になっています。

夫を失って以来、独身に慣れてはきたものの、息子や娘たちとはどこまでいっても親子。夫婦ならでは会話ができなくなったことに対して、この2年ほどはぽっかり穴が空いたような感覚を抱えていましたが、QPさんの出現でその穴が塞がってきたような気がしています。

今回、訪れたリゾートはわたしたち夫婦のお気に入りだったリゾートから車で20分ほどのところで2019年にできたばかりのリゾートです。わたしとQPさんが別々にリサーチしていたのですが、「ここはどうかな?」と提案したのが偶然一致で大笑い。

レビューも良さそうだったので「行ってみよう」という運びとなりました。新しいので設備も最新テクノロジーで快適、スタッフはフレンドリーでサービスもよくて、満足できました。もちろんアダルト・オンリーリゾートです。

カンクン市内のように、ビーチ際にホテルが乱立するような地域ではなく、そこから南下したリビエラ・マヤは、高級リゾートが独立してひっそりと佇んでいますが、競争が激しいので料理もサービスも含めて競い合っていることがわかります。

朝から晩まで飲み放題、食べ放題、ドレスコードのあるレストランから、少しカジュアルなビュッフェスタイルのレストラン。あちこちにバーがあり、どんなカクテルもすぐに出てきます。カフェではエスプレッソやスイーツ、アイスクリームとこちらも全て飲み放題、食べ放題。

そんなわけで、思い切り二人でアダルト・オンリーの旅を楽しんできました。長年連れ添った日本人昭和夫とはちがったムードですが、QPさんとの相性はとにかくばっちり。旅の間に何の意見の不一致もなく、いっしょにいてまったく疲れません。とにかくお互いに心地よいのです。

日本語脳のわたしにとって、ずっと英語でコミュニケーションとるのは疲れるだろうという心配も多少ありましたが、意外とそんな心配もふっとびました。

イグアナちゃんがいたるところにいる


セティングもばっちりで、ビーチウェディング中のカップルもいました
サックスのソロライブを楽しみながらプールでまったり

なにしろ、苦境を乗り越えた末のアラ還カップルです。そして今の御時世ですからこのような旅ができることのありがたさを人一倍感じられます。何を見ても、何を食べても、瞬間瞬間の全てに対してふたりで"Appreciating!! (感謝)"という言葉が出てしまいます。

こんな休暇を味わえる幸運に感謝。

二人の出会いに感謝。

長い道のりを生きてきてここに到達できたことに感謝。

真っ昼間からテキーラサンライズ片手に空とシーブリーズを堪能できる喜びに感謝です。

幸せな時間をしっかり噛み締め、思い切り感謝してたっぷりと生きるエネルギーの充電ができました。

幸せを感じられるイベント、旅、これからも引き続き楽しめるように生きていこうと心に決めて2.5キロ太って帰国しました。😆

夫の遺言どおり、これからもセカンドライフを充実させます!!

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