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1話 前話 同期の飲み会も何度か開催されたことがある。しかし、いつもだいたい夜の七時ぐら…
1話 前話 車内には焼き鳥の匂いが充満していた。結局、スピカはトラックを降りることなく、…
1話 前話 「ここに同乗してるだけでもう迷惑なんですよ」 「騒ぎを大きくしてもいいの?」 …
1話 前話 「カフェイン入りのガムとか、噛んだらいいのに」 「昔は噛んでたけど、とっくに…
1話 前話 結局、配送時間は普段の十五分遅れになった。やっとここまで巻き返したのに、また…
1話 前話 とにかく探さなくては、と思った。もし仮にトラックが盗まれたのだとしても、その…
1話 前話 配送をしていると、午前三時がきてほしくないな、と思うことがある。配送中はずっとFMラジオをつけっぱなしにしているが、午前三時に放送がストップしてしまうからだ。そこから朝まではラジオの放送がなくなるので、沈黙の時間が訪れる。 ずっと夜勤で勤務しているとはいえ、その時間になるとなぜか猛烈な睡魔が襲ってくる。人間の声は人間を覚醒させる作用があるらしい。その覚醒効果でなんとか三時までもっているということなのだろうか。 もちろん居眠り運転はしたことがないが、まっす
1話 前話 春からは、まずは配送をやってもらおうと思う。そう告げられたのは、入社まであと…
運転席に乗り込み、エンジンをかける。車内の無線機で出発を告げた。事務所に待機している田中…
耳元で黒電話がけたたましく鳴った。もちろん本物の黒電話ではなく、スマートフォンの着信音だ…