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短編小説

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2万〜5万字程度の短編小説をまとめています。
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2024年3月の記事一覧

短編小説 『黎明』 #10

1話 前話 同期の飲み会も何度か開催されたことがある。しかし、いつもだいたい夜の七時ぐら…

やひろ
2か月前
10

短編小説 『黎明』 #09

1話 前話 車内には焼き鳥の匂いが充満していた。結局、スピカはトラックを降りることなく、…

やひろ
2か月前
11

短編小説 『黎明』 #08

1話 前話 「ここに同乗してるだけでもう迷惑なんですよ」 「騒ぎを大きくしてもいいの?」 …

やひろ
2か月前
17

短編小説 『黎明』 #07

1話 前話 「カフェイン入りのガムとか、噛んだらいいのに」 「昔は噛んでたけど、とっくに…

やひろ
2か月前
19

短編小説 『黎明』 #06

1話 前話 結局、配送時間は普段の十五分遅れになった。やっとここまで巻き返したのに、また…

やひろ
3か月前
15

短編小説 『黎明』 #05

1話 前話 とにかく探さなくては、と思った。もし仮にトラックが盗まれたのだとしても、その…

やひろ
3か月前
30

短編小説 『黎明』 #04

1話 前話 配送をしていると、午前三時がきてほしくないな、と思うことがある。配送中はずっとFMラジオをつけっぱなしにしているが、午前三時に放送がストップしてしまうからだ。そこから朝まではラジオの放送がなくなるので、沈黙の時間が訪れる。   ずっと夜勤で勤務しているとはいえ、その時間になるとなぜか猛烈な睡魔が襲ってくる。人間の声は人間を覚醒させる作用があるらしい。その覚醒効果でなんとか三時までもっているということなのだろうか。 もちろん居眠り運転はしたことがないが、まっす

短編小説 『黎明』 #03

1話 前話 春からは、まずは配送をやってもらおうと思う。そう告げられたのは、入社まであと…

やひろ
3か月前
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短編小説 『黎明』 #02

運転席に乗り込み、エンジンをかける。車内の無線機で出発を告げた。事務所に待機している田中…

やひろ
3か月前
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短編小説 『黎明』 #01

耳元で黒電話がけたたましく鳴った。もちろん本物の黒電話ではなく、スマートフォンの着信音だ…

やひろ
3か月前
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