私は誰⁉️(16) 6 スター⭐️ボーン 2022年11月13日 04:01 僕は妹に聞いた。「ケイコの仕事は何してるの?年休取っていると言っていたけど、いつまで休めるの?それと、僕の貯金通帳やお金の在りかが、分からないのだけど、ケイコ知ってないか?」妹は、何のためらいも無く言った。「私の仕事はOLです。会社の名前は◯◯商事。一流企業では無いけど、従業員も百人位居るの、立派な会社よ。上司に事情は伝えてあるから、もう少し休めるわ。お兄ちゃんの通帳は知らないわ。銀行も知らない。仕事先も知らない。私も困っているのよ。どこで働いているか、お兄ちゃん私に言わなかったわ。私も聞かなかった。」僕は、妹の言葉に一応納得したが、困った事になったと思った。銀行も分からず、貯金通帳も無いのであれば、僕は一文無しだ。おまけに自分の身元を判断する、運転免許証も保険証も見当たらない。自分は運転出来るのだろうか?自動車に乗れば、身体が覚えているはずだ。仕事場がどこかも分からない。此の様な状況ならば、今日会った水島早紀さんに期待する以外に無い。早紀さんが、私を知っている人を連れて来てくれるのを待とう。次の日、妹に内緒で◯◯商事に電話で確認を取った。実際に水原ケイコは存在し、休んでいる事も事実であった。でも、妹の携帯電話を使った為に、内緒にしていたつもりであったが、直ぐにバレてしまった。履歴は消した筈なのに、何故バレたかは分からない。不思議な事に妹は、私を問い詰める事はしなかった。妹は、どこまで知っているのか?逆にこちらが不安であった。その日は、妹と一緒に以前入院している病院に検査の為に出かけた。病院で松原美樹さんに再会した。いつもの様に親切にされ、嬉しかった。看護婦さんは優しい方が、絶対に良い。こちらが、安心する。検査の結果は前と変わらず、異常なし、だが、私にとっては、異常ありだ。ついでに血液型を調べてもらった。B型だった。親はAとB型だから問題は無いが、本当にA、Bなのかは調べてみないと分からない。それと、入院の費用は誰が出したのか?両親かも知れない!。後で請求書が回って来るのか?怖い。お金が無い、どうしよう。今回の収穫は私の血液型Bだ。私は誰⁉️その疑問は今も消えない。Kindleにて販売中 ダウンロード copy #小説 #自分 #病院 #Kindle電子書籍 #信頼 #銀行 #信用 #検査 #サスペンス #血液型 #異常 #売れないKindle作家 #販売中 #疑い #ペイソス #貯金通帳 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート