梧桐ゆぅ

ツイキャスで朗読や読書ラジオを趣味であげています! ここには自作のSS(ショートショー…

梧桐ゆぅ

ツイキャスで朗読や読書ラジオを趣味であげています! ここには自作のSS(ショートショート)を投稿予定。 ラジオの中で朗読のものとして作っているものだったり、趣味SS やシリーズ、本の感想や文学講座の内容や、お出かけ記録など記録系も投稿します!

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梧桐ゆぅの自己紹介

はじめまして。Vtuberまぁみぃゆぅの緑髪のカエルヘアーこと梧桐ゆぅです。 普段は、毎週土曜日でツイキャスで青空文庫さんから選んだ作品を朗読しております。それと並行して、youtubeに朗読をアップ、ショートショートを書いたり、書いたものを朗読しています。創作活動というとおごがましいのですが、好きなことを好きなように、文章や音声にして発信してしています。 今までここは書いたSSをまとめる場所としていたのですが、改めてこれからもここで作品を書いていこうと思った時に、自分自身

    • 「犬王」〜ゆぅの映画録③〜

      こんばんは。本日は先日Amazonプライムビデオで見た「犬王」というアニメ映画の感想について。 「犬王」あらすじ 足利義満がまだ南北朝統一ができていなかった室町時代の始まりぐらい。 平家一門が滅びた壇ノ浦で生まれ育った伊予のともなは、父親と都の使いとともに海に潜ると、とあることがきっかけで失明しています。 その頃、都では猿楽ー現在でいう能楽ーが流行っており、猿楽の一家ー比叡座の親方のところで異形の子供ーのちの犬王が生まれます。彼らは都で出会い、ともに自分たちの芸を磨き上げ

      • 私の好きなものーポッドキャスト編①ー

        こんばんは。 本当なら、今週は雨の日のバータイム②をお届けする予定だったのですが、予定を変更して、こちらの私の好きなものーポッドキャスト編①ーをお届けしようと思います。 ポッドキャストの存在を知ったのは、実はYouTubeとiPadのポッドキャスト機能。 ラジオ形式の番組を今はポッドキャストっていうんだなというのを知ったのも、コロナの間のおうち時間でのこと。そこからずぶずぶとはまっていまい おかげで今ではなくてはならないものになってします。 もちろん、YouTubeで音声を配

        • 志賀直哉邸 in 奈良〜ゆぅの文学散歩①〜

          このシリーズは、私ー梧桐ゆぅが、文学に関連する建物や文豪が住んでいたお宅へと訪問見学、それに対する感想と写真を記録として残していくシリーズです(予定) ゆるりとシリーズ化する予定なので、お時間ある時に読んでいただけたら幸いです。 志賀直哉邸場所の詳細 看板があり、わかりやすい。 周りにはカフェやギャラリーがあったり、高畑という土地がものすごくゆったりしているところでした。 建物の内部 設計は家主の志賀直哉自身のもの。 建物は日本家屋ですが、近代的なところがあり先進的な

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        梧桐ゆぅの自己紹介

          Immersive Museum OSAKA〜ゆぅのおでかけ録③〜

          六月某日。大阪堂島で行われている“Immersive Museum OSAKA”に行ってきました! これはその時の感想と写真、一部動画になります。 こんなふうに美術を表現するなんてすごい!映像技術って本当に進歩してるんだなというアナログ人間の感想になっています。 内容 堂島リバーフォーラムの中で行われえているイベントは、絵画✖️映像。 幕の向こうに広がる映像と印象派の絵画たち。 始まりは、パリかどこかの街の中のアパルトメントの一室。 そこには印象派の絵画がずらりと並んでい

          Immersive Museum OSAKA〜ゆぅのおでかけ録③〜

          『岸辺露伴 ルーブルへ行く』〜ゆぅの映画録②〜

          六月某日。前々から気になっていた、というよりもめちゃくちゃ好きなドラマの映画を観てきました。 タイトルは、もちろんこちら! 『岸辺露伴 ルーブルへ行く』 もう、一言で言うなら、最高でした。露伴先生!やぱりかっこいい! (ここから感想とネタバレになるような話や、考察などなど入ります) 露伴先生の仕事は漫画家。それもリアリティを求めるため、自身でなんでも経験したくなるちょっと困ったタイプ(褒め言葉)。 先生の能力ーヘブンズ・ドアーは相手の今までの記憶を本にして読むことができ

          『岸辺露伴 ルーブルへ行く』〜ゆぅの映画録②〜

          雨の日のバータイム①

          外は雨。ザーッと雨音がこのバーのBGMのようになっている。ランプの灯りが数個、照らされているだけのカウンターのみの店内。 シャカシャカとバーテンダーの振るシェイカーの音のみが響き渡る。 カウンターにはショートボブの女が1人、座ってバーテンダーの振るシェイカーを見ている。これからどこかへ行くのだろうか、それとも誰かを待っているのか。 短いパーティードレスから見える足は、滑らかに床についている。高いヒールを纏っている足は、誰もが美しいと感じるほど、彫刻のように滑らかな足、手も同様

          雨の日のバータイム①

          ゆぅ朗読二周年〜今、これからのこと〜

          こんばんは。 実は6月13日で、ゆぅ朗読二周年が経過しました! やったー!と思うのととともに、この一年、あっという間に過ぎたな。 時間の速さを本当に感じる一年でした。 この一年、いつものことながら試行錯誤の一年でした。 何をどうしたらいいのか、どうやったら自分の活動が広がっていくのか、何を継続したらいいのかなどを考え出すとキリがなかったです。 なんなら一年やりながら、やめようかな。とか一瞬頭をよぎったこともあります笑 しかし、それでもやめずに、自分で決めた配信速度を変えずにや

          ゆぅ朗読二周年〜今、これからのこと〜

          ストラディヴァリウスの音色を聴いて〜お出かけ録②〜

          こんばんは。 先週の日曜日(5月の末日)にストラディバリスのコンサートに行ってきました。 生の演奏、それもクラシックを聞くのは初めてでドキドキでした。 場所は、大阪フェスティバルホール。 以下感想になります。 ストラディバリウス サミット・コンサート2023 演奏はベルリン・フィルハーモニック・ストラディバリ・ソロイスツ(13人編成)。 ストラディバリウスのイメージといえば、毎年お正月にやっている某格付けチェックのテストに出てくる楽器のイメージ、そしてものすごい高くて有名

          ストラディヴァリウスの音色を聴いて〜お出かけ録②〜

          待ち受け画面〜奇譚集②〜

          いつものカフェ、というには少しレトロすぎる喫茶店。 今は午後から夕方に向かう15時過ぎ。いつも騒がしい学生軍団もおらず、またランチどきも終わっていたので、店は静かだった。 俺は大学での授業を終えて、少しばかりの休憩と仕事を持ち込み、カウンターの自分の定席に広げていた。コーヒーの湯気と少し控えめになったオペラのBGMがあるだけ。店主は俺に店番を任せて買い出しに行っておらず、まさに俺だけの空間。‥‥と思っていたのは、どうやら俺の勘違いで、俺の席から一つ空いたところに人が座っていた

          待ち受け画面〜奇譚集②〜

          太陽の塔に行きました〜ゆぅのお出かけ録①〜

          今週のゆぅnoteこんばんは。今週のゆぅnoteはゆぅのお出かけ録第一弾!ということで、ゴールデンウィークの谷間に行ってきた、大阪吹田市にある万博公園、の中の太陽の塔についての感想と、内部がどうなっているか、私が思う岡本太郎のイメージや実際に解説を見た感想などを徒然に書いていこうと思います。 それでは、お付き合いいただけたら嬉しいです。 太陽の塔言わずとしれた昭和の大阪万博でシンボルとして作られた塔です。 近くで見ると本当に大きい! 実際に中に入るのは初めて。中では時間が

          太陽の塔に行きました〜ゆぅのお出かけ録①〜

          「BLUE GIANT」の感想〜映画録①〜

          最初に今月から、ゆぅnoteでは色々なジャンル別に分けて書いていこうと思います。 ジャンルは以下の通り 1、映画録→見た映画の感想、私の思った見どころなどなど 2、おでかけ録→お出かけ先の魅力や面白かったもの、これが美味しかったなどを書く予定。 3、展覧会録→以前から、展覧会や博物館、美術館が好きなので、ちょっと知られていない展覧会や、行って良かった!と思う展覧会や博物館をいろいろ紹介する予定。 4、SS(ショートショートなどの短い話)→これは前と変わらず、思いついたら書く予

          「BLUE GIANT」の感想〜映画録①〜

          奇譚集ーエピローグー

          「じーさん、それは本当にその女の世界がおかしくなっていたのか? それとも、その星図盤が女をおかしくしたのか、どっちなんだ?」 じーさんの語りを聞いて、俺は思ったことを素直に口にした。 なぜならじーさんは最初に言った。話は3ヶ月前に遡ると 。 しかし、今じーさんの話自体は2、3年前のように感じられる。 まるで、その星図盤を持った女だけの時間軸が狂っているようだ。 「俺のところにこれが届いた時は、ちょうど3ヶ月前だ。 話を聞いたのもそれぐらいだ。しかし、その彼女の中では今が1

          奇譚集ーエピローグー

          奇譚集②ー星読みー

          あるものを見つけた。それは、全然通らない道で見つけた、お店の中、一枚の古い紙だ。 紙、に見えたのは実は違っていて、星の図がたくさん描かれている。 角度が書いてある円形のものはぐるぐると回る。 昔に、プラネタリウムなど売っていた星図、と呼ばれるものなのだろう。 それにしてはだいぶ古い。茶色く黄ばんでいて、ところどころ染みがある。 「それは100年ほど前に使われていた星読みの道具です」 いきなり声をかけられたので振り返ると、後ろに人が立っていた。 高齢の女性だろうか。白髪が目

          奇譚集②ー星読みー

          奇譚集ープロローグー

          久しぶりに、学生時代に下宿していた京都のここに戻ってきた。 縁側に立ちながら、俺は携帯灰皿を持ちながら、フーッぅと煙を吐き出す。 あぁ、仕事の後の一服は上手いなと、紫煙を肺に満たしていく。 この縁側でタバコを吸ったり(もちろん、成人してからの話だ)、望遠鏡で星を見たり(見えるものも限られていたが)、ぼーっとしたりした。今思い返すと、 色々あったなーと思うほど、俺の学生時代は濃かった。 自分の勉強や研究もあったのに、家主の仕事を手伝わされたり(おかげで何度危うい締め切りを渡った

          奇譚集ープロローグー

          魔法少女あとがき

          こんばんは。 今回は、真面目にちょっと作者が出張ってあとがき的なものを書こうと思います。というのも、このSSを書くことになったみぃさんたちの作品、魔法少女をみたときに、彼女たちは何を対立しているんだろうかなー?と第一印象でした。 最初はこれ、ギャグ路線でいこうかな?とか色々考えたのです。しかし、この素敵な作品にギャグは違うなーと思ってやめました。ギャグなら、何でバトルしてるの?とこれもこれでまた迷路になったのでやめました。 次に考えたのは、王道路線。ガッツリバトルシーンを

          魔法少女あとがき