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働き方を変えるという選択

今回は前々回の記事の続きを書き残します。

学生時代の私は、野心的な方だったと思います(笑)
当時の私にとって、「自己実現」とは、成長欲求が満たされる職場、給与が安定した職を得て、社会的・経済的自立を達成することでした。

将来のためにたくさん勉強して、教員免許を取って、目標だった学校の先生になって、いくつになってもバリバリ働く姿を想定していました。

日本社会のジェンダーギャップに対する反骨精神も旺盛で、「女性だから」を理由にしない・されない働き方を自分自身が体現しようと思っていました。

そんな私にとって、妊娠出産・育児休暇というライフイベントはこれまでのアイデンティティと真っ向から衝突しました。
※NHK連続テレビ小説「虎に翼」がタイムリーな内容で、必要以上に寅ちゃんに感情移入してしまいます。

産休育休中は、積み上げてきたキャリアの中断に涙して、復帰後は働くことに没頭できないワーママ生活(主にお迎え時間との闘い)にやきもきして、という毎日を過ごしました。


「働き方を変えよう」という考えは、そういう状況を続けていても、誰も幸
せになれないんじゃないか、という自問自答から生まれたもの
です。

そこで始めたことが、「自己実現」なるものの分析です。
具体的なところまで書き出すところから始めました。

①成長欲求:教育分野に携われる仕事、社会の役に立っている実感
②経済的安定:子ども達の教育費の貯蓄、住宅ローン等の固定費

私にとって高校教師という職業は、上記の全てが満たされた状態でした。
逆にこれらが欠けてしまうと不安や不満につながるのだと思いました。

そこで、それぞれをどのように代替でき得るのかを考えていきました。
①については、少しずつでも自分自身の手で「教育に携わる事業」を組み立てていけばいいのではないか。その取り組みそのものが、自己成長や社会貢献につながるのではないか。と考えており、現在も模索を続けています。

②については、FP関連やNISAなど、恥ずかしながらこれまでほとんど関心もなければ知識もなかった「お金の勉強」を始めました。

※参考程度に、読みやすかったもの※
FP関連
NISA(iDeCo含む)関連 ※制度内容が改変しています。同じ著者が新制度についても本を出版なさっているようです⇒

2人目の娘の産休育休中は、②の不安要素を軽減するべく資産形成の勉強に打ち込みました。この期間に得た知識と経験値のおかげで、多少なりとも将来の経済面での不安は和らぎました。
子育て中だからこそ、資産形成に関する知識を積極的に吸収することをお勧めします!

このように、不安や不満を細分化してそれぞれへの対処法を具体的に対応させていくことで、完全にとはいきませんが、徐々に気持ちの整理ができました。







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