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新快速フォトグラファー〜ありふれた列車を撮る〜

新快速、言わずと知れた関西のスターである。追加料金不要ながら停車駅を特急に近いレベルまで絞った、速達重視の列車だ。青春18切符を使っているときにお世話になった方も多いだろう。ただ、乗り鉄はもちろん撮り鉄すら新快速は撮る列車というより乗る列車と認識していて、撮っている人はやや少ない。今回は敢えて撮っている人が少ない新快速をJR神戸線で撮影してみた。  

身近なのに意外と撮っていないスター、新快速。こちらは神戸駅近くの植え込みで撮影。

神戸線は東海道本線の大阪から山陽本線の姫路までの区間に付けられた愛称である。関東で言えば高崎線や宇都宮線のようなイメージだ。大阪、尼崎、芦屋、神戸、姫路と阪神間の都市部を走っていく路線で、関西圏になくてはならない路線である。ただ、よく探すと都会のオアシスのような場所がいくつか存在する。

さくら夙川駅付近にて。都会の真ん中の川原だが、駅名になるくらい見事な桜並木が広がる。

一見都会で自然なんて無さそうな場所で、じっくりと歩いて自然を探していくのは、宝探しのようで案外楽しい活動だ。加えて、小さな被写体を障害物が多い中でどう活かすか?を考えられるので、写真の練習にも結構役立っているように思う。

魚眼レンズを使って手前の桜を大いに強調。小さな桜を大いに目立たせるために頭を捻った。

 続いては、「神戸線」の「神戸」の場所。神戸といえば中華街なのだが、実は中華街は結構駅から離れていて、中華街と神戸線を撮れる場所はあまりない。ただ、これも根気よく時間帯を変えながら歩いていくことで、こんな一枚を撮ることが出来た。

中華街らしい赤ちょうちんと新快速。まさに「神戸」という1枚になった

最後の一枚は私のお気に入り、スマシオ(須磨ー塩屋)より。街、川、海と様々な表情を見せてくれる神戸線。そこを走る新快速は、決して撮り鉄が多くもなければ貴重な車両でもない見慣れた車両で運行される。見慣れた車両だからこそ失敗を恐れることなくチャレンジできるし、車両の力に寄りかからない写真を追求することが出来る。

海際の区間にて。夕闇で真っ青に染まった海と列車の光のコントラストがお気に入り。

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