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適応障害になった話#9 他責志向をやめたことについて。

こんばんは。カメラマンMです。

4月入りまして、沖縄は暑いです。日中は半袖で十分すぎるぐらい。久々に車に乗ったら、車内が暑い。車も熱い。肉汁(汗)が染み出てきます。

日差しも強く、長距離散歩はやや辛い。でも、歩いています。笑

でも、「沖縄だなぁ」と思うような青空が見れて、心地よい風を感じられることは気持ちも上向きになります。昨日も、17,000歩歩いた私でした。

さて、今日は私が適応障害になって、色々と悩んだり気持ちが沈んでいた時期に、他責志向をやめたことについて書いてみます。


①「あの人のせいで。」「あの仕事のせいで。」

家にいても、歩いていても、ふとした瞬間に思い浮かぶことがたくさんだった。


休職前くらいから、特定の業務で強い負荷がかかり、追加される業務や未完了のタスクへの気持ちの落ち込みなどが重なり、仕事以外の視野が極端に狭くなっていました。毎日が、そんな日々で無限ループ。日曜日の夜は、「また、あの1週間が来るのか。」と抑うつ気分になり、動悸がして眠れない。

そして、休職をしてから、だいたい1週間くらいの間だったと思います。自分の外に責任を求めてしまう。

  • あの人のせいで

  • あの仕事のせいで

  • なんで、こうしてくれなかったんだ

細かく書けば、無限にあります。休んでいるからか、その原因と思う事柄や様子、人などが鮮明に思い浮かんでくるんですよね。

②「人を殴ることはできない。」

心の中の私は、こんな感じだったと思う。

そうして、ずっと仕事のこと、自分の外に責任を求めて考えていると、逆に嫌になってきて、すごく冷静になっていきました。

”仮に、その人を私の気が済むまで殴ることができたとしても、私が適応障害になった事実、失った時間やお金は戻ってこない。”

この言葉は自分が思ったことなんですね。現実的に、誰かを殴るなんてこともできません。書いているように、私が感じたストレスとか辛さの分だけ気が済むまで殴ったとしても、何も戻ってこないし、リターンもありません。

人事面談でも、書いた言葉を人事に伝えました。会社だって、「あの時こうしておけばよかった」「もっとこうすればよかった」と申し訳なく思ってくれているんです。

でも、今となっては全てお互いに「たられば」です。時間は巻き戻せない、目の前にあるのは、私が適応障害になったという事実だけです。また、いつまでも他責志向だったら、むしろ時間が止まっているように私は感じましたね。

③自分に集中をしよう

自分自身について考えるもよし、好きなことに打ち込むもよし。

休職して1週間を過ぎたころには、きっぱりと「もう自分の外に責任を求めることは終わり。」「今日から、自分について考えることにして集中しよう。」と、気持ちを切り替えました。

そこでやっていったことは、主に自己理解です。#5のnoteのまとめています。たくさんの反応をいただいていて、私も驚いていますが、よろしければご覧になってください。

車を使わずに長距離歩く、本を読んで知識を入れる、アウトプットでペンを手にノートに書き出す、とにかく「自分は何者なのか?」「今後どういうキャリアプランにするか?」「望む環境や生き方は?」といったことを考える時間を通して、自己理解に充てる時間にすべてをスイッチしました。

他責志向を辞めたら、使える時間も増えましたね。気持ちが明るくなったというか。現職のことを考えたら気持ちは落ち込んではいたけど。でも、自分の限界に達した今こそ、アッパーが分かっているはずだから、自分に集中した選択は良かったと思います。

④退職理由もシンプルになる

自分自身について話せたら、面接は楽しかった思い出があります。

これは自分に集中をしたことで思ったことですが、退職をする理由もシンプルになったなと思います。良い意味で。

こういう理由も、事実ですし伝えるべきことは伝えることは大事ですよね。

  • 過重労働であったこと

  • 残業時間が多く、残業代も支払われない

  • 仕事のストレスから、適応障害になりました

私の場合は、上記のことは伝えた方が良いと考えて面接で話していました。すごく簡単にですけどね。ですが、あまり生々しく話しても、マイナスになりすぎると思います。面接官側は、場合によって、こういった思考になっていってしまうかと。

  • この人が、現職で辛い出来事があり、不満が多いのは理解できる。

  • しかし、そこまで考えているなら、現職に改善を要求できないのか?

  • 当社に来ても、また同じようにならないか。

だから私は、事実は事実で簡潔に伝えつつも、休職期間中に自己理解に取り組んだこと、これまでのキャリアを振り返り自分の適性(好きや得意)を考えてみてキャリアチェンジを志向することにしたことなどについて、とにかく自分軸の話題にウェイトを置きました。

”休職をしているけど、私は次に進むために行動をしています。自分軸で考えて(自己理解を行った結果)、御社の事業内容や業務に近い部分を感じています。その理由は、こうです。そして、私のことについて知っていただきたいです。”こういった姿勢を感じ取ってもらえたように思います。

⑤まとめ

毎回長くなってしまいます。少しまとめます。

  • 他責志向になることは悪くない、自責を感じる時間もあると思う

  • だけど、事実は変わらない、失ったものは戻らない、何のリターンもない

  • ずっと他責志向だと、時間が止まっている感覚に陥るかもしれない。

  • 少し落ち着いたら、自分に集中していく時間を増やしてみましょう。

  • 他責志向をやめると、私の場合は気持ちが明るくなった。

  • 退職や転職に関するアイデアが、とてもクリアになりました。

あくまで私の場合です。心療内科を受診しながらでしたが、自分で自分をカウンセリングしていたような気もします。

ですが、今の状態に応じて、とにかく休む、専門家のサポートが必要であれば頼っていく、こうやってnoteでいろんな人の体験を見て参考にしてみるなど、無理せずに自分のペースで進んでいきませんか。無理に明るくなりましょうという話でもありません。

今日よりも明日が少しでも良くなればいいのかな、と思います。

それでは、今回はここまでで。



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