水に流れて、何もかも。
皆さんこんばんは。
ひたすら紳士です。
今回のお話もこれまた品がありません。
食事中の方はブラウザバックをお願い致します。
さて。
「用を足している姿を見せて欲しい」
と言われたら、あなたは見せますか?
きっと大多数の人が嫌だと思うでしょう。
もちろん私も、見せることには強い抵抗が
ありました。
皆さんと同じく、長年生きる中で刷り込まれた
「こんなことは人に見せる行為ではない」と
いう感覚を持っていました。
しかしある日、私はその感覚を失いました。
「トイレで排尿するところを、直接見せて欲しい。」
Mからのこのお願いを聞き入れてしまった日に、私は人として失ってはならないその感覚を
失うこととなったのです。
もちろん、最初は断りました。
理由なんてありません。
嫌なものは嫌だからです。
2回目にお願いされた時も断りました。
理由なんてありません。
嫌なものは嫌だからです。
3回目にお願いされた時、断りませんでした。
理由は、あまりにもMがしつこく頼み込んで
くるからです。
嫌なものは嫌でしたが、根負けしました。
排尿をここまで見たがる女性は、この世界広し
と言えどかなり少ないのではないでしょうか。
あっぱれの淑女っぷりです。
次ホテルに行った時に見せるけど、もうその手の要求はこれっきりにしてと、こんこんとMに
言い聞かせました。
そして、あの日。
ホテルのお風呂場にて、お披露目会が行われました。
私はあの、ラブホテル特有の股のところが
不自然に凹んだ椅子に座り、Mはその正面に
しゃがみました。
飛沫がかかるのも厭わないくらいの近距離で「早く見せて」と、私のことを急かします。
大きなため息を一つだけついた後、
(もう、見せると決めてしまったのだ。
出すものを出して、早く終わらせよう。)
そう意を決して私は、股間の力を緩めました。
Mの眼前に、私の尿が放物線を描いて放たれて
いきます。
彼女はそれを見て、念願叶ったとご満悦の様子
でした。
無言で、楽しそうな顔で、ずっと見つめていました。
実際にはものの十秒ほどで終わっているのです
が、その時はやたら長く感じました。
普段は密室に1人、他愛無く済ませる行為に
他者が介在する非日常は、人間の時間感覚を
大きく狂わせるのです。
やがて排出の勢いは弱まり、尿が完全に止まり
ました。
私はシャワーヘッドを手に取り、まずMの体を流し、その後で、まみれた床をきれいに洗い
流しました。
終わってみると、それまで持っていた見せる
ことへの抵抗感、躊躇い、恥じらいといった
感情は全てなくなっていました。
別に大したことではない。
透明な液を出すか、白く濁った液を出すかの
違いでしかない。
よくよく考えれば、もっと恥ずかしい姿を
彼女に晒しているじゃないか。
客観的に見れば異常極まりないですが、もう
一線を超えた私には、そのようにしか考えられ
ません。
その日以降も、頼まれれば毎回Mに排尿する姿
を見せていました。
頼まれなくても見せるようになりました。
かくして私は、紳士として新たな一歩を踏み
出したのです。
この変化を、成長を、誰が予想できたでしょうか。
人は、ほんのひと握りの勇気で、簡単に変わることができるのです。
必要なのは、少しだけ体の力を抜くことと、
余計なプライドを捨てることです。
皆さんもこちら側に来ることを、心よりお待ち
しております。
それではまた、ごきげんよう。
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