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金沢の「和」を堪能する女子旅

今、旅行をするなら、やはり金沢。阪神淡路大震災体験者としては、些少なりとも復興支援に協力したいし、サンダーバードは金沢まで行けるもの最後になるし、和菓子大好きだし。ということで、2月下旬、友だち&娘の3人で「古都」を堪能してきました。

朝イチのサンダーバードで金沢へ。まずは朝ごはん。近江町市場に行ったけれど、娘が甲殻類アレルギーだし、寒いしで、海鮮丼より「百万石うどん」に魅力を感じてしまいました。3人それぞれ、そば、うどん、ラーメンを注文しましたが、全部おいしかった!
近江町市場ちかくの「うつわ かきいろ」さん。入り口を見た瞬間、おいしいに違いないカフェだと確信して、入ってしまうお店です。
かぼちゃのチーズケーキもすばらしければ、コーヒーもおいしく、なにより器がすばらしい。好きなカップを選ばせてもらえるのもうれしいし、気に入ったら購入できるのもうれしい。私が選んだカップは、完売して最後の1つの非売品でした。残念。

さて、私のおめあては菓子木型美術館。行ってみると、和菓子の加賀藩御用菓子司森八さんの2階にあって、かなりプライベート空間なことにびっくり。でも、ものすごく見応えありました。

素敵な和菓子と木型が堪能できる場所。
壁一面に、明治から大正、昭和にかけて使われてきた木型がいっぱい。
歩兵第七連隊は金沢編成の部隊。
おめでたい模様の木型がダイナミック。
北陸ということで、永平寺からも注文あり。草花の模様が多いですね。
砂糖でかたどったおめでたいお祝い細工菓子。実物は初めてみました。子供の頃、1度だけ鯛や果物をかたどったビニールに入れた、普通の白砂糖詰め合わせを見たことがあります。今から思えば、あれは本物の砂糖細工の簡素化版だったのですね。
カフェを利用すると美術館の入場料が無料になります。私達は美術館だけ立ち寄るつもりが、展示のおもしろさにハイテンションになりすぎて、結局、カフェで一休み。くずきり最高!
お腹が満足したので、武家屋敷跡へ。唯一、一般公開されている野村家。
何気なく散歩して楽しいのが金沢。さりげなく、レトロな建物や家具、看板が楽しいです。このスペインバルの入り口をふとみると…..
これって、多分、本で読んだ和製マジョリカタイル! ベンチになってて、かっこいい。
金沢蓄音器館。ちょっとあるくと、立ち寄りたい場所がある金沢。散歩するだけで2,3日かかりそうなくらい充実しています。
なつかしいワンちゃんたちがいっぱい!
蓄音機、レコードプレーヤーといえば、ビクター犬。
エジソン発明の蝋管式蓄音器から、その後の縦振動式から最新(?)型まで。たくさんある蓄音器で、SP盤を実際に聴かせてもらえるサービスが最高。1日3回。音が意外に大きくて、しかもみんな違いがあって驚きます。スタッフのイケオジさまたちの解説も雰囲気にぴったりです。
たくさんのレコード。最近見た映画『窓際のトットちゃん』でも、蓄音器がでてきたのを思い出しました。
私は猫派だけど、犬も好き。そして、このワンちゃんとは世代的になじみがあります。
翌日は晴天。石川四高記念館とその周辺の公園は、繁華街の近くとは思えないほど広くて、緑がいっぱい。もう少し暖かい季節だったら、半日のんびり過ごせそう。
娘のリクエストで自遊花人水引ミュージアムへ。
こちらも、予想に反してかなりプライベートなミュージアム。家の1階まるごと水引作品でいっぱい。ほとんど全ての装飾が水引で近寄らないと気づかない作品もあるほど。
水引のお雛様飾り。かわいい。
ガラステーブルの下にある水引の装飾。そこに映る天井のカラフルな水引装飾のライト。ここでは体験ワークショップもあるのですが、わたしたちが行った日は予約がいっぱい。残念。
と思ったら、なんと金沢駅ビルに水引でイヤリング(ピアス)をつくれるサービス(1500円)があるじゃないですか! 2時間前に駅ビルに着いてよかった! 娘と一緒に好きな3色選んでピアスをつくりました。わざと変化をつけたデザインが気に入っています。私は金属アレルギー持ちなので、自宅に戻って金具をサージカルステンレスに変えました ♪
おしゃれな九谷焼や金箔細工、繊細な和菓子やすてきな洋菓子、海鮮弁当なんかが充実したJR直結の駅ビルに、こういう洒落のきいたものがあるところ、金沢駅侮れません(というか、大阪駅負けすぎ(泣)。大吟醸アイス、おいしかった!

年度末の怒涛の仕事を無理やりやり繰りしての金沢女子旅。楽しすぎました。身の丈でできる復興支援、また行きたいです。

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