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キャリアコンサルタントに、なりたい

自分の人生の方向性は正しいのだろうか、そんな風にスターバックスでアイスコーヒーを啜りながら悩むことが増えた日常生活。まあそんな悩みは誰しもが何度も思う事だろうし、自分だけじゃないことに少しだけ救われそうになったり、悩みを独り占めできないことに対してムカついたり。

色々思いながら振り返ってみたけれど、
僕の人生はすごく正直に言うと「頑張らない人生」だったように思う。
本気で頑張った経験はあっただろうか。
受験は推薦でずっと通ってきてしまった。水泳はそこそこ頑張ったけど、どこか手を抜きながらやっていたように思うし、スターバックスのアルバイトは、瞬間瞬間の接客に対してスポット的に本気になってはいたけれど、シフトスーパーバイザーに昇格できたことをいいことに満足感を得てしまった自分がいた。ワンオクロックのTakaに憧れて外国語大学へ入学したけれど、本当はその憧れは、所詮憧れでしかなく、熱意なんて冷たいままだった。今ではその大学名がコンプレックスになるほどの英語力で卒業してしまった。就活はどうだろう、一応誰もが知っている会社名を名乗れるようになったけれど、頑張ったというより、巡りあわせのようなものだったように感じる。案の定、仕事内容と僕のマッチングは失敗しているように思う。
上に書いた「けれど」の数が、自分に対して納得がいっていない何よりの証拠だ。

考えれば考えるほど、自分には何が残っているのか?疑問で仕方なくなる。自分にはマイナスしかないのか?Youtubeなどでマイナスの経験もプラスに変えている人が多い現代で、自分はマイナスすら飛びぬけられていない、中途半端な人間だなあとつくづく実感する。他の人が本気で頑張ったエピソードを聞くと少し嫉妬する。「俺だってやればできた….。」とかいう世界で一番ダサいセリフが顔を出そうとするが、引っ込めさせ続けてきた。

いかんいかん、悲観的になりすぎるのが悪い癖だ。自分のいいところを探してみよう、、となっても出てこない。出てこないと反対の悪い部分を探し出す。デスループ。負の循環。終わりのない漆黒のトンネル。抜け出すにはどうしたらいいのやら。

そんな悩み全開の時に、会社でキャリアコンサルタントやらが相談会をやっていた。僕の会社は無駄にでっかい組織なので、社内副業制度みたいなのがあり、その一環のようだ。

何故かわからないけど、無意識に相談予約をしていたと思う。

面談当日、あえて何も準備せずに行った。考えるよりも、自分から出てくる言葉が真実なのだろうと思って。
キャリアコンサルタントの方は、これぞ傾聴力という「聞く力」を存分に見せてくれた。かつて傾聴力を武器に就活を戦っていたのが恥ずかしいくらいに、僕の言葉を飲み込み、理解してくれた。希望の職種に配属されなかったこと、仕事についていけていないと感じている事、それでも周りの皆さんは「そんなことない」と支えてくれるけれど、そのギャップに耐えきれないこと。一生このまま平均以下よりも下で終えてしまいそうなこと、知識をつけたいと思っていても、仕事の内容を「好き」になれないので100%熱中できないこと。

甘えだともとれる自分の発言を、キャリアコンサルタントの方は全部飲み込んでくれた。そして、道を広げてくれるような返答をしてくれた。自分の今考えている事、これからどうすればよりよくなる可能性があるのか、棚卸できた。それだけでも貴重な時間だったように思う。
上司との面談でもいいのだが、どうしても「上司」というフィルターに打ち勝てる「本音」は生み出せない。作られた自分ではなく、ありのままの自分で面談できたような気がして、とても嬉しかった。
同時に、あまりに素敵な職業だと、身に染みて感じた。

終わって暫く経ったある日。
「挑戦してみたいかも、キャリアコンサルタント。」
そう思った、思ってしまった。自分もあんな風に人の思い、可能性、キャリアを拡げられるようになれればどれだけ素敵だろう。

そう思ったが最後、徹底的に自分との相談タイム、調査タイムに入った。
よくよく考えれば、自分は相談に乗る、人のことを真剣に考えることが大好きだ。恋愛経験には少しだけ自信のある僕は、後輩の記念日デートのプランを半日かけて考えてしまい、あまりの完成度というか真剣さに、後輩からお礼にLINEギフトを貰ってしまったことがある。人のために何かを考えるのが好き、というのは自分の中で確固たるものとしてあると思う。
そして、自分で言うのもなんだが、僕は見た目は酷くはないと信じている。その証拠に誰からの第一印象も良い。話しやすいと言われたことは500回くらいある。ので、相談者さんにも話しやすい雰囲気を作れるのではないか….?とか、自分にキャリアコンサルタントが適しているかもしれない都合の良いことを考えまくった。この仕事を立派に勤め上げている皆様、こんな甘い考えのクソガキに説教はお待ちしておりません、謝罪はします、ごめんなさい。

また、どうやらこの資格、受験のためには「養成講座」に通うらしい。費用は約30万~40万円。「高っか!」と思わず声を上げたが、どうやら国の制度で50%はお金がバックするらしい。ということは実質15万くらいか、まあイけるか…….!と口座アプリを見ながらスマホと相談した。

まだまだ調査は終わらない。次はネガティブ編。
「この資格は意味ないっすヨぉ~。」「国の銭稼ぎ試験だからやめたほうがいいですぅ~」という雑音もある。うるせえな。アドバイス廚さん、今日もお疲れ様です!と思いながら華麗にスルーした。

その後も調査を続けた。どうやら20代のキャリアコンサルタントは1.2%しかいないらしい。びっくり。
キャリアが多様化してくるこれからの時代は、学生でも自らのキャリアを早いうちから考えなければいけないのに、若者のキャリア構築を援助できる「若者」があまりに少なくないか?
確かに24歳そこらのガキにどうやってキャリアコンサルできんだよ?(圧)そんな意見も飲み込めなくはないけど……….。
でも若い者同士で話したほうが楽な時もあるんじゃないかな……フランクに話したほうが本音が出るときもあるんじゃないかな……..本音でぶつかって自分のキャリア・アンカーを早くに自覚できるのではないかな…….(有識者の方、使い方間違えてたら謝ります)

とにかく、20代に1.2%しかいないのなら、道は険しいかもしれないけど挑戦する価値はある!4月からギリギリ国の制度も活用できるので、負担は半額になるし、挑戦しない理由がない!
志望動機はまだ言語化できないけれど、自分の感覚が「挑戦してみろ」と言っている。リトルマサヤが言っている。

宣言したことは実現するしかなくなる。
僕の尊敬してやまない本田圭佑さんが言っていた言葉を借りて、ここに宣言する。

20代のキャリアコンサルタントになる!

今年は頑張るぞ!(n回目)


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