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なぜ「口にだす」という事が必要なのか?

会社でいつも部下に何か質問・コメント・意見ありますか?と聞く様にしてるけど、何か言ってくれる人は10人1人もいない。匿名だともう少しコメントが集まったりするけど。日本人は発言が苦手だ。まぁ自分も自分の上司に聞かれた時に常にコメントしている訳ではないけど、会議に参加した時とかは指名されたら何を言うべきなのかは考えている。「常に自分の意見を持つ」という姿勢で臨むのが重要って事。コンサル用語で「ポジションを取る」と言うらしいけど、与えられた情報、遭遇している事象について、表面的な情報、状況だけでなく、背景、隠されている本当の真実も含めて熟考して、いまどの様な発言、行動をすべきかという事を考えるという事だ。


組織全体をひとつの情報処理システムと捉えて、一人一人の構成員をプロセッサであると考えてみましょう。情報処理システムの出力は、個々のプロセッサが行う演算の総量ではなく、プロセッサ間を結ぶネットワークに流通した情報の総量に左右にされる事になります。「口に出す」という事はつまり、組織内のネットワークに情報を流すということですから、これはそのままシステム全体の出力上昇につながります。

まぁそうなんでしょうな。本書はイノベーションがテーマの本だが、何も誰もがGAFAの様な成果を出せる訳でもなく、出す必要もなく、それでもそれ相応の成果を出し続ける組織を作るためには色んな示唆が含まれている。

発言をするという事もその一つ。「考える」という事をクセにする。何事も言わないとわからないからね。特に外資は社員の国籍が多様なので空気とか阿吽の呼吸とかないので。忖度もないし。

洋書にありがちな海外事例の例え話が多いが、日本人著者なのでわかりやすい。リーダーに求めれる事の事例として、有名なアムンゼンとスコットの話しとか。キューバ危機のエピソードは知らなかった。

少しずつでいいので自分の組織も変えていきたい。


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