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【感想】「キングダム」で学ぶ乱世のリーダシップ

漫画「キングダム」が流行っている。あまり大河ドラマ的な作品は読まない、見ない派なのだが、知り合いが読んでるという事でNetflixでアニメ版を見始めた。まだ全部見てないけど、長い。とにかく長い。まだアニメも単行本も完結してないんだけども。

少年マンガにありがちな立身出世物語で、中国古代戦国時代において王族で中華統一を目指す「政」と下僕から大将軍を目指す「信」のお話。まぁ作品本体の解説はいらないだろうけど、今回の本はこの「キングダム」という作品を元ネタにしたリーダシップ論。


王族なので王様っぽい発言を自然と?する「政」に血筋だけでそんな立派な発言若いのに出来るのか?とか思って違和感あったけど中華統一というビジョンを示すというはもの凄いわかりやすいリーダシップ。

あと男子が好みそうな貧乏から這い上がって組織の長になる「信」。典型的な俺についてこい、曲がったことは嫌い、馬鹿、猪突猛進、でも強いし、どんどん強くなるリーダー。これがドラゴンボールの孫悟空でも、北斗の拳のケンシロウでも、ワンピースのルフィでも同じじゃんとか思うけど。

今回の本はリーダーの条件として10項目あげていて、それに基づいてキングダムの登場人物達の発言、言動を引用して解説していくスタイル。以下その10項目と自分の感想。

①人を巻き込み同士とできるか

まぁリーダー一人で頑張っていても仕方ないからね。ある程度上になるといかに優秀な側近を持つかで自分の業績も変わってくるからね。

②率先して範を示せるか

率先垂範力。Lead by Exampleってやつですな。漫画なので武にも文にも長けてる人物が多く出てくるけど、実際は両方できる人はあまりいない気もする。技術も出来てマネジメントも出来るみたいな感じの人。ITに詳しいヲタク型の人ってリーダシップとかマネジメント興味ない人多いんですよね。

③先を見通して細部までに気を配れるか

これはビジネスでいうと数字を元にFact Baseで判断しましょうって事ですかな。

④合理的に考え時に非情になれるか

たまにはリストラもしないといけないし、この人もうこのポジションでは無理だなと思ったら配置転換もしないといけないしね。

⑤部下愛を持って人を育てられるか

これはもうそうです。育って欲しいですもん。育って自分が楽になりたいですもん。その為には挑戦もさせてあげないといけないですよね。

⑥前向きさ明るさを持っているか

明朗快濶力。自分の取り柄はいつも笑っている事だと思ってるので、これは満たしてるな。

⑦すべてを背負う覚悟はあるか

責任とる覚悟はありますよ。部下の不始末は上司の責任です。上司は決断するためにいます。

⑧人間を理解しているか

あまり裏切りにあったことは幸いにしてないけど、それぞれハラの中に思っている事は様々なので絶えず気にはしているかな。

⑨熱いビジョンを作り示せるか

これが難しい。それなりの大企業で中間管理職が何をビジョンとして示すか。業界シェアナンバーワンを目指すとか、妥当XXとか、売上XX億円とかそういうのないんだよねー残業XX時間以下とかだとなんだかなーとか思うし。。

⑩自らを捧げる使命感はあるか

使命挺身力。まぁ自分がどうなってもいいとは思ってるかなぁ。あんまり面倒くさい事起きるの嫌だけど。。

しかし、こういう求められるリーダーシップスタイルって世界共通なんだろうか。欧米ってどうなんだろうね。キングダムが欧米でもヒットするかどうか。あと漫画の影響ってかなり大きいと思うので、漫画を読んで育った少年、青年達はリーダーシップとはこの様な物と思って行動していくんだろうなぁ。

とまぁそんな感じです。

あ、この本ネタバレお構いなしなので、キングダム読んでから読んだ方がいいです。え、このキャラ死ぬのかとか読んでないと先にバレちゃいます。。

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