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思いのカケラ

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自分自身で書きためていた詩や想い、短編小説をこちらに載せています。過去の作品を載せているものもあります。
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記事一覧

ありきたりな日常の一コマという短編

-君はいつだってどこかに目を向けてるんだ。

ゆっくりと珈琲を啜りながら心の中でそっと呟いた僕は
もくもくとパソコンに向かって何かを作っている姿を眺めていた。

”少しでもいいから、その視線を僕に向けてくれたらいいのに”
そんなことを思いながらヤキモチしていたっけ。

そして「後もう少しで終わるから」の言葉に何度か踊らされて
信じているのが馬鹿みたいじゃないとか散々愚痴っていた僕に君は苦笑いしなが

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PayPhoneを聞いていると懐かしい

PayPhoneという曲を皆さんご存知でしょうか。

この曲を歌っているのはPayphone · Maroon 5 with Wiz Khalifaですね。
しかもこの曲は2012年4月17日に公開ということは、8年!

どうりで年を取りますね・・・
かなり長い年月がたっても色褪せない曲ですし、新鮮すぎて今でも聞いてるぐらいです。青春思い出すうううう。

そして懐かしすぎるw

そんな私の思い出は

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ちょっとした会話

パートナーがある日突然こう呟いた。

パ『お前の行動を真似したらいい感じに循環出来て有り難いわ』

私『ん?なんかしたっけ?』

パ『んー無意識なんだろうけど、誰かにしてもらった事に対して感謝をいうじゃんか、あれいいなって思って真似したらいい感じに人間関係よくなっているわ』

私『ああ、なるほどね』

どうやらパートナーは私のした行動を見て実践しているらしい、という事は観察されていたということか�

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Feeling

必要な事はどこにでも学べることが出来る でも物足りないの
そう 物足りないの それは気持ち Feel
半端な気持ちで手を出して 後悔するのは自分 I KNOW
解ってる 解ってるのに 物足りないの ねえ

Work Work そんな想いとは裏腹に 天気は雨なの
気がつけば 物思いにふける自分がいる ああ ため息

目を瞑って祈っているこの時間が 幸せなの 
分かってくれるといいんだけれど 君には

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タイトル無し

カセットから聞こえてくる 君の笑い声
悲しいのに涙声を隠して 語りかけようとした君の声
どれもこれも君の大事な時間を テープに残した

君の大事な人の為に ただそれだけの為に
最後まで君は 嗚呼 君は大事な人の為に
命を振り絞って テープに残した 思い出を
届くようにと 語りかけた

だからどうか 君の大事な人に
届きますように 願いをこめてそっと
カセットテープに 優しく口づけをした

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Jenseits der Erinnerung

貴方の記憶と想いが世界と交じる時
貴方なら何を求めますか?
貴方なら何を願いますか?

だからどうか(祈るのと同じように)
世界が変わる前に(止めて欲しい)
もう1つの世界の貴方と私
2人で交わり、貴方と私の世界を守りたい

私は貴方を守りたい
貴方は私を守って欲しい

たった一人の貴方
たった一人の私

記憶になくても
想いが消えてしまっても
忘れることはない

身体が
心が覚えている

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Wünschen

お前が居ない世界なんて
くそくらえと思うよ

でも違うんだよな わかるよ
お前が必要としている世界が
ある日突然に変わってしまった

その悲しみに絶望を感じて
眠りつきたいと思ってしまうのは
無理も無いよ

だけど聴いて欲しい
お前が必要としている世界だけじゃない
お前を必要としている世界だってある

瞬きをしている暇なんてないんだ
だからどうか 眠りを必要としないで

側にいて 笑って

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乾杯

今思い返せば 君との出会いは初めて
私から声かけたことから 始まったよね
色んな事を一緒にして 不安な事も
沢山話したよね 嫌な事も沢山あったよね

そんな君が大事な人と一緒に旅に出た
乾杯 君が幸せでありますように
乾杯 君と君の好きな人が千代に八千代に
さざれ石のように 幸せが広がりますように

泣きたい事も沢山話してくれてたよね
きっと言えないことも 沢山あったよね
だけど 夢を語る

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-幽霊になっても貴方を護るよ。

あの日、あの時間、あの言葉…
貴方から貰った想い出を抱いて眠りにつきたいのに、今はそれは叶わない。

そして散らばったビジョン、音、声、全てが再生されていくのをぼんやりと眺めていた。そこには私が居ないのにもかかわらず、止むことなく再生されていくのだ。

あゝ解っている、それは自分で望んだことだから今更後悔しても遅いのは解ってる。
でも、触れられないもどかしさは今でも慣れない。

だって

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おかしいでしょう、笑ってよ

おかしいでしょう、笑ってよ

自分の中で気づいていたけれど
気づかないフリしてた。

気づいて無かったけど身体は理解してた。

身体って不思議ね。
自分自身というものには分からないのに。

自分自身ではわかっていたのに
自分自身一番わかっていなかった。

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Blake Time

Blake Time

ねえねえ、身体を休めるということはいつだって出来るけれど、心は安まることは無いよね。

そうだね、安らぎたいなと思ってはいても、いつだって心と言うものは忙しくて、嫌になる。あゝ分かっているんだよ。そう心の中でいつもごちゃ混ぜなんだ。

うん、でも何かに「期待」するほどの良くできた人間じゃ無いよ?

それはそうだよ、当たりまえだ。感情的になることだって簡単なんだ、泣く事だって笑う事だって、怒ったり悲

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欠片

いつからだろう なんて思い返しても
時間が刻々と近づいてくる 分かってる
いい加減気がついていい頃 でも今だけは
見知らぬふりしてよ 今はただ君を感じたい

聴き慣れたはず言葉なのに 新鮮で聞こえる
見慣れたはずの風景なのに 見慣れた街が眩しい
それでも時が止まったような感覚 静かな音だけが響く
君といる時だけに感じるのは なぜ?

五感さえも君に囚われた 時間が止まった気がして
手に触れたら 全

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爪痕

まだ君が生きていた あの頃
良く呟いてた 言葉とあの眼差し幾度なく 繰り返される君の声を思い出せば
窓から聞こえてくる 雨音につられ

いつの間にか 涙が溢れた

やりたかった事が 沢山あっただろう
したかった事が 沢山思い浮かんだだろう

明日への思いが こんなにも愛しいと感じただろう
だけど 叶わず君は長い眠りについた 雨の日に

言葉に出来ないこの想いを
もっと もっと伝えれ

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