登山のゴールは1ヶ所でも、山の登り方はたくさんあるじゃん。

これは先日、人生の大先輩とも呼べる方からいただいたアドバイスだ。

ほら、登山するときって、皆んながみんな「頂上」を目指すだろ？
でも、そこにたどり着くまでの方法は、何も1つじゃない。
正規の登山ルートから行くやつもいれば、少し横道に逸れて進むやつもいる。
何なら、自分とは反対の登山口から登ってくるやつもいるだろう。

仕事も人生も同じ。
例えば、チームで同じゴールを目指したとしても、そこに行くまでの“やり方”は無限にある。
今の君たちは、その“やり方”を考える力がまだまだ弱い。だから、もっとたくさんの面白いやつと出会って、もっと自分のビジョンを考え抜くべきだよ。

昔から、“正解を見つける”ことだけを意識していたが、それが通用するのは、せいぜい学校のテストくらいまでだ。

終身雇用制度が崩壊し、人々の働き方が大きく変化している現代では、一人ひとりが“自分の力で考えて、選んだ道を正解にする”ことが求められる、

人は結局のところ、“考え方”次第で全てが変わる生き物。そして、考えるためには、膨大な知識に加え、密度の濃い人生経験が必須になる。

数年後、数十年後に「あのときに、〇〇をしておけばよかったな」と後悔しないように、もっともっと、考え抜く力をつけていこうと思えるようなアドバイスだった。