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目標設定は、SMART(スマート)に。新年の目標を決める際のコツ。

さて、本日で新年を迎えてから3日目になるが、そろそろ「2020年の目標を決めようかな」と思っていることではないだろうか。

でも少し待って欲しい。今考えているその目標は、本当に現実的だろうか?
もちろん、必ず達成できる目標なんてなければ、その逆もあり得る。

しかし、毎年毎年、新年を迎える度に“なんとなく”目標を設定し、結局何もできませんでした、なんて経験は、誰でも一度や二度はあるのではと思う。

そこで今回は、新年を迎えるタイミングに合わせて「SMARTな目標設定」の方法について書いていく。

目標設定に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて欲しい。

目標設定は、SMART(スマート)に。

今回ご紹介するのは、「SMARTな目標設定」という方法。
これは、目標設定に欠かせない5つの要素の頭文字をとったもの。

5つの要素というのはこちら。

・Specific(具体的に)
・Measurable(測定可能な)
・Achievable(達成可能な)
・Related(目標に関連した)
・Time-bound(期限を定めた)

そして、SMARTな目標設定を実践することで、5つの要素を含んだ具体的な目標を掲げることができるというわけだ。

次からは、SMARTの5つの要素について、簡単にお伝えしていく。

Specific(具体的に)

SMARTの“S”は、「Specific(具体性)」を指す。
目標を設定する上でよく陥ってしまうパターンとして、目標が抽象的すぎることがあげられる。

例えば、「お金持ちになる」という目標を設定したとしても、年収や月収でどのくらいの金額を稼げば“お金持ち”になれるのかを決めておかなければ、それは明確な目標設定とはいえない。

他にも、「大学に合格する」といっても、どのレベルの大学なのか、私立か国立か、など、目標とする大学をある程度決めなければ、どのくらいの知識や勉強時間が必要なのかを理解できない。

まずは自分が今年1年で成し遂げたい目標を、可能な限り“具体的に”設定してみてはどうだろうか。

Measurable(測定可能な)

SMARTの“M”は、「Measurable(計量性)」を指す。

目標は、ただ具体的に掲げるのではなく、数字という目に見える形にまで落とし込む必要がある。そうすることで、今の自分の状態から目標までの距離を把握することができるからだ。

例えばさっきの“お金持ちになる”という目標。お金持ちといっても、年収1000万円がお金持ちと考える人がいれば、年収1億円じゃないとお金持ちとは認めない、という考えの人もいる。

もちろん、いくら稼いだからお金持ちという明確なラインは存在しない。

けれども、目標設定をする際には「1000万円」や「1億円」といった、誰が見ても“目標達成できた、もしくはできなかった”と測定できる数値が必要だ。

Achievable(達成可能な)

SMARTの“A”は、「Achievable(達成可能性)」を指す。
どの程度の目標設定を行うのかは個人の自由であるが、あまりにも非現実的な目標設定だと成し遂げることができずに、結果的に失敗する

“お金持ちになる”という目標であれば、現在収入が200万円程度なのに、今年1年間で1000万円を目指すのは、正直言ってあまり現実的ではないと思う。

高い目標を掲げるのは大切だが、自分の実力を遥かに超えた目標を立ててしまうとかえってモチベーションが下がってしまい、本来の力を出せない可能性すら考えられる。

そのため、まずは自分自身の状況をしっかりと見つめ直し、今年1年間で“達成可能”なレベルの目標を設定してみてはいかがだろうか。

Related(目標に関連した)

SMARTの“R”は「Relevant(関連性)」を指す。

目標を設定した先には、どのようなことにつながっているのか。目標を達成することで、自分自身がどうなるのか。

設定した目標に関連する事象を意識することで、より目標達成に向けてのモチベーションを高めることができる。

・お金持ちになって、美味しいご飯を食べる
・お金持ちになって、豪邸に住む
・お金持ちになって、大切な人にプレゼントを贈る

など、“お金持ちになる‘目標に関連した事象を考えることで、「なぜ自分はその目標を設定したのか」を常に意識して行動できるようになる。

Time-bound(期限を定めた)

SMARTの“T”は、「Time-bound(期限性)」を指す。

目標を設定するにあたっては、同時に期限も決めなければならない。これは仕事や物事を進める際にも同様のことがいえるのだが、期限のない目標は、目標とはいえないのだ。

例えば、お金持ちの1つの目標として「年収1000万円」を目指すのであれば、いつまでに(1年後なのか、10年後なのか)達成するのかを決めないと、具体的な行動に移せずに終わってしまう。

ただ、今回はあくまでも2020年の目標として考えていきたいので、先程から例に上げている“お金持ちになる”という目標であれば、「現状年収200万円で、5年後に年収1000万円を達成するために、今年1年間で100万円のプラス収入を得よう」といった考え方で進めていくのがいいのではないだろうか。

SMART(スマート)な目標設定で、1年後には成長した自分と出会おう。

新年の始まりは、目標を決める最適な時期でもある。

けれども、毎年無理な目標設定をしてしまい、志半ば諦めてしまった経験がある方も多いのではないだろうか。

ぜひ今回ご紹介した「SMARTな目標設定」を、2020年の目標を決める際の参考にしてみてほしい。

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