産後の垂れ胸を回避せよ！購入したマタニティブラ６着をレビュー

妊娠してすぐの頃、私はマタニティブラを買うつもりが全くなかった。なぜなら、もともとブラの締め付け感が嫌いで、普段からユニクロのブラトップを愛用していらたからである。ブラトップは大量に持っていたので、妊娠期間もそれを使用すれば良いと思っていた。

そんな私の気持ちを一瞬にして変えたのは、一冊のエッセイである。

産後におっぱいが垂れるということは以前から聞いていたが、まあ私はもともとおっぱいが大きくないし、垂れると言ってもたいしたことはないであろうと思っていた。しかし、そのエッセイでは卒乳後のおっぱいをこう形容していた。

「打ちひしがれたナン」

頭の中で、打ちひしがれたナン状態の自分のおっぱいを思い浮かべる。

回避せねば。

ブラだ。一刻も早くブラを買わなければ。というわけで、今回は私が妊娠6ヶ月頃に焦って購入したマタニティブラをご紹介したい。

ユニクロのマタニティブラ

・ワイヤレスブラ　（コットン・ビューティーライト・2020年モデル）
1,990円 税抜
つるんとしていて肌当たりが良く、ノンワイヤーながらフィット感は抜群。バストがしっかりと支えられていることが感じられる。バストラインも綺麗なので、Tシャツなど薄着の季節でもバストを美しく見せてくれる。その分、他のマタニティ ブラに比べると「楽チン感」は劣る。が、一番、打ちひしがれたナンを回避してくれそうだ。

アカチャンホンポのマタニティブラ(ママラボ)

ママラボは、ワコールの子会社であるLECIEN（ルシアン）が作っているそうで、信頼感があり数枚購入してみた。

・ママラボ ノンワイヤーブラ メッシュ仕様（授乳機能付）
1,300円 税抜
メッシュなので夏場に最適。ノンワイヤーだが、かなりホールド感がある。胸が横に流れにくく、バストラインもなかなか綺麗だ。クロスオープンなので授乳ブラとしても使える。これで1,300円とはお値段以上。

・ママラボ ハーフトップ　ラクラク授乳ホックタイプ 
1,580円 税抜
こちらもクロスオープンの授乳ブラ。肌触りがよく、締め付け感ゼロなので、とにかくつけていて楽だ。ただし、ホールド感はいまいちで、バストラインもあまり綺麗には見えない。柔らかい生地でおっぱいをさっと出せるので授乳期には重宝しそうな気がする。

トリンプのマタニティ ブラ

・スロギー ゼロ フィール ベーシック 2 ハーフトップ
3,190円 税抜

スロギー ゼロ フィール ベーシック 2 ハーフトップ｜スロギー公式通販サイト

マタニティ用ではないが、妊娠前から気に入っているのがスロギーだ。とにかく肌触りが良く、ノンワイヤーで楽なつけ心地。切りっぱなしの生地なので、ピタッとした洋服でも響かず、薄着の季節には重宝する。それでいてホールド感も結構ある。伸縮性があるので、妊娠期間にバストが成長してもある程度対応できるのが有難い。

ワコールのマタニティブラ

・コットン生まれの繊維で、やさしい肌ざわり【ＧＯＣＯＣｉ】産前・産後兼用ハーフトップ
4,300円 税抜

ワコール_マタニティ コットン生まれの繊維で、やさしい肌ざわり【ＧＯＣＯＣｉ】産前・産後兼用 ハーフトップ MMS747｜ワコール直営の公式下着通販サイト Wacoal Web Store

スロギーと似ているが、こちらはピーナッツ型のパッドが特徴。左右一体型のパッドなので、バストトップが左右に流れにくく、かたちを綺麗に見せてくれる。肌触りとつけ心地は言うまでもなく良い。大きくなるお腹に対応しているアンダーのアーチラインもポイント。そして前は二重構造で授乳に対応している。スロギーに比べるとやや高いが、産前〜産後まで長く使えそうだ。

・ワコールマタニティ産前産後ハーフトップ【ハーフトップ・リラックスフィット［産前産後兼用］】前あきタイプ
4,600円 税抜

MMS339 | ワコールマタニティ | ワコールマタニティ

やや厚手のしっかりとした作り。生地はやわらかく、ストラップ部分も幅広でつけ心地は良い。今回購入した中で唯一のフロントオープンタイプ。入院中は、助産師さんにバストを見せることが多く、フロントオープンタイプはとても便利ですよという営業トークにまんまと乗せられて購入。入院中に活躍してくれることを願う。

・ワコールマタニティ産前産後ハーフトップ【ハーフトップ・リラックスフィット［産前産後兼用］】授乳しやすいカシュクール仕様
4,800円 税抜

ワコール_マタニティ 産前・産後兼用 ハーフトップ MMS110｜ワコール直営の公式下着通販サイト Wacoal Web Store

とっても柔らかく、肌触りが最高である。アンダーにもゴムが入っていないので、とにかくつけ心地が楽。ただし、その分ホールド感はあまりない。カシュクールなので、授乳しやすそう。ゆったりとしたつくりなので、バストの大きさが多少変わっても問題なしだ。

やはり天下のワコール様、マタニティブラ購入の旅で、唯一つきっきりで接客してくれた。上述の前開きタイプのMサイズを試着して、店員さんにチェックしてもらうと「Lサイズでも良さそうですね」と。これまで、微乳街道をひた走ってきた身としてはMではなくてLと言われたことに、にやにやが止まらない。すっかり気を良くしてしまった私は、続いてカシュクールタイプのブラを試着するとき、勢い余って「これもLの方が良いですかね♪」と聞くと「いえ、こちらの商品はゆったりした作りですので、お客様でしたら絶対にMで良いと思います！あ...ごめんなさい、絶対だなんて、失礼しました。」

いやいやいやいや私は何も別に、私の胸ってLですよね？と奢ったわけではないのですよ、先ほどあなたがLの方がとおっしゃったからですね、私も妊娠中の身でありますし、今までと違ってバストもそれなりに膨らんでいますし、さっきのがLならこっちもLかな〜？っていう軽い気持ちでですね、念の為確認、くらいのつもりでですね、聞いただけで。だから、だから、どうか、謝らないで。

やや調子にのったがために試着室で1人辱めを受けた出来事でありました。

マタニティ ブラ購入の注意点

今回紹介した各種ブラは、全て妊娠6ヶ月頃に購入したのだが、妊娠9ヶ月の今、アンダーバストは当時より＋10cmになっている。したがって、最初に買ったユニクロのブラなどは、現在はきつくて付けることができず、結局買い足すことになった。

というわけで、あまり妊娠初期に勢い余って大量に買わず、妊娠期間を通してちょこちょこ買い足すか、バストが成長してもつけ続けられるような伸縮性のあるタイプを選ぶことをおすすめします。

なお、大量にマタニティブラは買ったものの、産後の打ちひしがれたナンを回避するには、ブラだけに頼っていてはダメらしい。卒乳後に、よりバストラインを整えることに特化したブラを着用するのはもちろんのこと、マッサージや筋トレなど、ナン回避には並並ならぬ努力が必要なようだ。

子育てをしながらそんな余裕があるのか甚だ疑問である...。